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「 海外ドラマの間取りとインテリア」 バックナンバー

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ストレンジャー・シングズ 未知の世界/Stranger Things 海外ドラマの間取り vol.76

2022.11.09

階段を囲む回遊動線の家

イエ子(間取り探偵:以下・イ):今回は動画配信サービスNetflixで大人気のドラマにでてくる間取りを読み解きました!小さな田舎町で平凡に暮らしていた少年たちが、町に現れた「未知のなにか」による超常・怪奇現象に遭遇し、自分たちで解決すべく奮闘するSF、ホラー、推理、青春いろんな要素が混ざり合ったNetflixで視聴回数トップクラスのドラマです。

Kさん(秘書:以下・K):怖いながらも展開が予測不能で見だしたら止らないと、私のまわりでも話題になっています。80年代という設定もいいですね。懐かしい服装や室内インテリア、のどかな町の雰囲気に相反する恐ろしい事件…。

イ:そうですね。当時流行った『13日の金曜日』、『エルム街の悪夢』等のホラー映画を思い出しました。さて、読み解いたのは少年グループのひとりメインキャラクターのマイクの家です。子どもたちの秘密の基地もありますよ。


『ストレンジャー・シングズ 未知の世界』あらすじ

80年代のアメリカの田舎町を舞台SFホラードラマです。少年ウィルの突然の失踪をきっかけに、次々と不可解な事件が起こります。友人たちはウィルを探す中、超能力を持つ少女と出会い、主人公のひとり、マイクの家の地下室にかくまうことに。事件に深く関わる謎の研究所とその少女の関係は?次々と人を襲う姿の見えない「なにか」とは? 不気味な何かが近づいてくる恐怖…ホラー好きにはたまらないドラマです。

※この連載のバックナンバーは書籍になっています。『海外ドラマの間取りとインテリア


大きな回遊動線のある家

イ:玄関ドアを開けると広いホールと階段があります。子どもたちの基地は、この階段下から入る地下室。家族に隠れて、謎の少女をかくまっていた場所です。

玄関ホール。正面の扉は階段下収納の扉。右手にある応接室から地下室に入れます。

玄関ホール。正面の扉は階段下収納の扉。右手にある応接室から地下室に入れます。

玄関ホールから応接間を見たところ。

玄関ホールから応接間を見たところ。

地下室は、応接間とリビングの間から入れる仕組み。家族に見つからないように、地下に降りれば、この扉から他の部屋に出入りできます。

1階は、応接室→リビング→キッチン→ファミリーダイニング→フォーマルダイニングルーム→玄関ホール→応接室とぐるりと回遊できる動線です。

:便利な動線!でも、リビングルームに壁で間仕切りをつくって、廊下としているところが面白いですね。その壁の向こうにテレビが置かれているので、この廊下がなかったら、応接室からリビングに入るとテレビの前を通ってしまうかも。そのための対策かもしれませんね(笑)。

ピアノの奥に見えるブルーの壁のろころを左に曲がると地下室の入り口があります。

ピアノの奥に見えるブルーの壁のろころを左に曲がると地下室の入り口があります。

応接室のピアノの奥、2番目のドアが地下室の扉。まっすぐ進むとリビングルーム。

応接室のピアノの奥、2番目のドアが地下室の扉。まっすぐ進むとリビングルーム。

リビングから応接室を見たところ。部屋を壁で仕切った廊下があります。

リビングから応接室を見たところ。部屋を壁で仕切った廊下があります。

贅沢な広さのキッチン&ダイニング

イ:リビングから、キッチンに入ると大きなカウンター台があります。キッチンとアイランドカウンターの天板はどちらもオレンジ色。元気のでるカラーですね。

贅沢なスペースの使い方で、ダイニングルームのほうまで壁付けキッチンのカウンター台が伸びています。壁付のカウンターの上には、調理家電・調理道具等を置いて、調理作業はアイランドカウンターで、という使い分けをしているように思いました。こんな広い作業台が2つもあれば、料理がしやすいでしょうね。憧れます。

:このキッチンは家の主役という感じですね。リビングがこじんまりしているように見えてきました。

イ:本当ですね。こんな風にキッチンが、どこからもアクセスしやすい家の中心にあると、忙しく家事をしながらも家族とのコミュニケーションが増えそうです。

リビングからキッチンを見たところ。

リビングからキッチンを見たところ。

リビングからキッチンを見たところ。奥にファミリーダイニングがあります。大きなアイランドカウンターのあるキッチン。

リビングからキッチンを見たところ。奥にファミリーダイニングがあります。大きなアイランドカウンターのあるキッチン。

ファミリーダイニングまで、キッチンカウンターが延びています。ここで朝食の準備を。

ファミリーダイニングまで、キッチンカウンターが延びています。ここで朝食の準備を。

ファミリーダイニングは、子どもたちが勉強する場所にもなります。

ファミリーダイニングは、子どもたちが勉強する場所にもなります。

イ:ダイニングから玄関側を向くと、フォーマルダイニングがあります。朝食はキッチン横のダイニング、晩ご飯はこちらでとるというスタイルですね。

:壁紙がかわいいです。よーく見ると和風テイスト。部屋ごとにオレンジ、ピンク、イエロー等、いろんな色を取り入れているのも、80年代の雰囲気づくりに役立っているように思います。明るい色遣いや様々な装飾や素材が混ざり合っているところが、ヨーロッパ風と違ったアメリカン・モダンさを感じますね。

フォーマルダイニング。大きなテーブルでお客様が来ても大丈夫。

フォーマルダイニング。大きなテーブルでお客様が来ても大丈夫。

フォーマルダイニングとファミリーダイニングの間には、フォルムのかわいい装飾柱でできた間仕切りが。

フォーマルダイニングとファミリーダイニングの間には、フォルムのかわいい装飾柱でできた間仕切りが。

イ:この時代のインテリアって、眺めていて飽きないですね。華やかな色合わせ・チェック柄・花柄・自然の柄、組み合わせが自由でかわいくて、おしゃれ。いろんな柄同士を合わせる上級者コーディネートは、この時代を真似するとうまくいきそうです。

:シンプルもいいですが、にぎやかなインテリアも挑戦してみたくなりました。それに間取りも楽しかったです。ちょっと一部無理のある回遊動線ですが、秘密基地にこっそり入れるところがいいですね。やはり話題のドラマは、家もかなりストーリーに合わせて造り込まれていて、見応えがありました♪

快適に過ごせそうな広い地下室。家具も完備。少年たちの秘密基地になるのも頷けます。

快適に過ごせそうな広い地下室。家具も完備。少年たちの秘密基地になるのも頷けます。

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