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「 海外ドラマの間取りとインテリア」 バックナンバー

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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い Extremely Loud & Incredibly Close 海外ドラマの間取りとインテリア vol.71

2019.09.11

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い
ミントグリーンのNY探索基地

イエ子(以下・イ):またまた前回の更新からお時間をいただきました。今回は、18年前に起こった9月11日ニューヨーク同時多発テロを題材とした同名のベストセラー小説を映像化したものです。

Kさん(以下・K):
お父さんをテロで亡くした男の子のお話ですね。映画館で観て、涙したことをよく覚えています。主役の男の子のかわいかったですね。

イ:悲惨な出来事がテーマで、大切な人を失う悲しみが涙を誘いますが、子どもの行動力が与えてくれる勇気と、必死で立ち直ろうとする姿に心打たれました。

この映画へいただいたリクエストの理由は、まず大きな壁面収納がある子ども部屋のインテリアがかわいいこと。

それと、ワークデスクのある家事室のようなスペース、書斎のようなパソコンスペース、それぞれ小さな空間がでてくるのですが、どんな位置関係になっているのかまったくわからない。間取り全体を見てみたいというものです。

『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』
『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』オスカーの部屋

K:今回は秘書のわたくしが、とことん調べました!上からみた間取り図はこちらです!

L字型?こんなに大きくて、不思議な形のお家でした。

『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』ジュールズの家
家事スペースを抜けてキッチンへ

K:まず、ワークデスクがあるところですが、廊下とキッチンの間につくられた、これまた廊下のような空間に置かれています。よく見ると、その向かいには洗濯機が。ここが家事室のようなスペースですね。

イ:きれいに片付いておしゃれなインテリアのリビング・ダイニングのある家ですが、このスペースだけ生活感が溢れていますね…。

この奥のキッチンも、カウンターの上に物がたっぷり。収納シェルフにも食料がたくさん。廊下のこちら側は、普段使いの場所というイメージですね。

K:そうなんですよ。扉が常に開きっぱなしで見つけにくかったのですが、この空間は廊下から隠せるような大きな折戸があるんです。

イ:気づきませんでした。両開きの折戸?大きな開口に扉があるのは珍しいですね。

『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』ジュールズの家
『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』デスク
『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』キッチン
長く続く廊下とPCスペース

K:次は、パソコンスペースに移動しましょう。この家は映像上で迷子になりそう…と思う廊下があるんです。難しい間取りだなと最初は思ったのですが、調べてみると廊下の先が斜めに曲がっているだけということがわかりました。

イ:わかります!写る角度によっては奥のほうが見えないので、行き止まり?とわたしも途中驚きました。

K:そして、この曲がり角にパソコンスペースがありました。こちらも奥まった空間に少し雑多な物が多い書斎スペースを玄関・廊下から凹んだ部分に隠すようにつくっているんです。

『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』パソコンスペース
『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』廊下
『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』廊下
ガラス戸で仕切るLD

K:どちらも見えないように配置されていますが、実はきれいなリビングとダイニングは、廊下から見えるようにガラスの格子戸で間仕切りされているんです。こちら側はパブリックスペースというはっきりとした使い分けですね。

イ:リビングもダイニングも置かれている家具が高級そうでしたね。奥のダイニングにも廊下側に繋がるガラスの戸があって、玄関側からぐるりと回れる動線もいいと思いました。

K:そうですね。ただ、そのおかげで、いろんなところから、人が廊下に飛び出すので、間取り図を読み解くのが大変だったんですが(笑)。

『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』リビング
『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』リビング
大切なものが詰まった秘密基地

K:最後は、かわいい子ども部屋!オスカーの部屋です。清潔感のあるミントグリーン一色に壁が塗られています。壁にパステルカラーを入れるところが海外のインテリアらしいですね。日本でも一部壁に色を加えるインテリアを見かけるようになってきましたが、この部屋は全壁がグリーン。

イ:一番印象的なインテリアでした。それにこの壁面収納は、これまで観てきた映画やドラマの子ども部屋と比べてダントツ・ナンバー1の大容量収納ですね。

『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』子供部屋

K:ここにはオスカーにとって、お父さんと探索するのに必要なもの、調査で発見したもの。それにお父さんとの思い出がしまってある大切な収納ですよね。

イ:思い出したら泣けてきました…。インテリアに話を戻しまして、子どものうちは、これぐらい元気のでるグリーンカラーで明るい部屋にしてあげるのも素敵ですね。

今回はこれで以上です!次回は、鋭意製作中ですが、これまで取りあげてきたドラマに登場する超おしゃれなオフィスに挑戦しています。そう…それは、ファッション雑誌社…。もうおわかりかと思いますが、楽しみにお待ちください♪

『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』子供部屋

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