毎週水曜日更新

topban

SEARCH

イエマガは「世界にひとつの自分らしい家」づくりを応援するWEBマガジンです。

topban

「 家づくり日々勉強!」 バックナンバー

以前のバックナンバーページ

シンボルツリーの成功と失敗 後編【家づくり日々勉強 65】

2022.05.11

【執筆者プロフィール】

まっしん はやぶさ さん

関西から関東に転職を機にお引っ越し。関西で暮らしていた分譲の戸建ては賃貸に出すものの、住宅ローンの支払いは赤字に…。さらに関東での家賃も加わって…。

それならば!と、二軒目の家を建てることに。住宅ローンをできるだけ抑え、かつ、土地も建物も満足のいく家づくりに挑戦されました。コストを抑えるコツ、納得のいくまで調べられた知識をこの連載にまとめていきます。
https://kisekinomyhome.blog.fc2.com/

イラスト:天野勢津子さん
https://amachakoubou.com/

▼ すべて表示する▲ 閉じる

前回に続いて、庭の植栽のご紹介の後編です。

今回は、景観だけでなく、リビングや庭の中への目隠しも意識した樹種選びとなりました。果たして思惑通りになったかどうかの視点でもご覧ください。

目隠し効果に期待のシマトネリコ

わが家の庭には、約1.8mの高さの目隠しフェンスをDIYで立ている(第52回)のですが、前面道路が広いので少し遠目からだとリビングの中が見えてしまいます。

そこで、年中葉を絶やさず、目隠し効果が続く常緑樹をリビング前の植栽として選びました。

まず、ここでも選んだのは、玄関先の花壇同様(第45回)のシマトネリコです。

他の樹種には変えがたい、明るく可愛らしい樹形がとても気に入っていたのもあるのですが、成長が早いのも目隠し用途には都合が良いと考えた理由です。

1.8mの高さのフェンスでも、道路から見ると掃き出し窓の上半分は見えてしまいます。
道が広いだけでなく、駐車場の内側にフェンスがあることも、目隠しの位置が低くなってしまう原因です。今回の植栽は、この目隠し対策もかなり意識していました。

1.8mの高さのフェンスでも、道路から見ると掃き出し窓の上半分は見えてしまいます。
道が広いだけでなく、駐車場の内側にフェンスがあることも、目隠しの位置が低くなってしまう原因です。今回の植栽は、この目隠し対策もかなり意識していました。

実は、庭に植えたシマトネリコは、元々雑貨屋で買って、観葉植物として部屋で育てていたものです。当初は、テレビの横にちょこんと置かれた、こんなに小さい木でした。

実は、庭に植えたシマトネリコは、元々雑貨屋で買って、観葉植物として部屋で育てていたものです。当初は、テレビの横にちょこんと置かれた、こんなに小さい木でした。

植木鉢で、1mぐらいになった段階で、地植えにしました。

植木鉢で、1mぐらいになった段階で、地植えにしました。

血迷ったことに、目隠しをより万全とするために、もう一本シマトネリコの苗を追加購入して隣に植えてしまいました。
完全に、この小さな葉の可愛いイメージに油断してしまったのだと思います。

血迷ったことに、目隠しをより万全とするために、もう一本シマトネリコの苗を追加購入して隣に植えてしまいました。
完全に、この小さな葉の可愛いイメージに油断してしまったのだと思います。

ゆっくり育てるオリーブ・ミッション

さらに、シマトネリコの隣には、オリーブ・ミッションの苗を植えました。

成長の遅いオリーブは高価なので、苗からゆっくり気長に育てるつもりで、目隠しは期待しません。白銀色の尖ったオリーブならではの特徴的な艶のある葉と樹形は、シマトネリコと違った品格を感じるので、綺麗に大きくなってくれるのが楽しみです。

一本の枝かと思うほど頼りない、植え付けしたばかりのオリーブ・ミッションの苗木です。
このように支柱にくくりつけないと、倒れ込んでしまうほどでした。

一本の枝かと思うほど頼りない、植え付けしたばかりのオリーブ・ミッションの苗木です。
このように支柱にくくりつけないと、倒れ込んでしまうほどでした。

シマトネリコ2本とオリーブを地植えしたばかりの様子です。
この頃は、本当に平和でした。

シマトネリコ2本とオリーブを地植えしたばかりの様子です。
この頃は、本当に平和でした。

もう一つの常緑樹にはシラカシを選択

もう一本シマトネリコとは違う雰囲気の常緑樹を植えたくなり、シラカシを選びました。

オリーブ・ミッションは成長に時間がかかりそうですが、シラカシは成長が早いので、シマトネリコと少し離して植えました。実は、大きく成長した格好良いシラカシのシンボルツリーの写真を、どこかの建築事例で見かけて憧れたのも選んだ理由です。

シマトネリコよりも存在感のあるしっかりした葉を付けますが、長細い葉のためスタイリッシュなイメージでとても気に入っています。

1mほどのシラカシを庭の角に植え付けました。
将来成長したら、見栄えのする位置で良いだろうと当時は考えたのですが、まだ小さく可愛いこの様子に、本当に大きく育てる覚悟はできてなかったように思います。

1mほどのシラカシを庭の角に植え付けました。
将来成長したら、見栄えのする位置で良いだろうと当時は考えたのですが、まだ小さく可愛いこの様子に、本当に大きく育てる覚悟はできてなかったように思います。

左からシラカシ、シマトネリコ2本、オリーブの順で並んでいます。シラカシとシマトネリコの間が空いているので、もう一本ぐらい植えそうになったのですが、思いとどまっておいてよかったとつくづく思います。

左からシラカシ、シマトネリコ2本、オリーブの順で並んでいます。シラカシとシマトネリコの間が空いているので、もう一本ぐらい植えそうになったのですが、思いとどまっておいてよかったとつくづく思います。

成長が早い樹木を選ぶとこうなる

シマトネリコの成長の速さは玄関脇の花壇(第45回)でも充分思い知らされています。しかし、庭の地植えは、南側で日当たりがよく、根も張りやすいためか、さらに成長の速度が早いようです。

植え付けから6年後には、脚立に乗っても届かない4m超えの高さまでシマトネリコもシラカシも成長しました。こまめに剪定しているつもりでも、油断するとすぐに葉が密集して伸びて手入れが追いつかなくなってしまう状況です。

確かに、当初期待した目隠しの役割はしっかり果たしてくれていますが、シマトネリコの爽やかで、やわらかい樹形を楽しむには、かなりの手間も剪定技術も必要なようです。

植え付けから5年後には、ここまで大きくなりました。特にシマトネリコの葉の密度が濃く、目隠し効果は高いのですが、軽くてさわやかなシマトネリコの良さが活かせていません。

シラカシのほうが、程よく葉の隙間があるので重苦しさがないのですが、シマトネリコがかなり接近して存在感が消されてしまっています。

植え付けから5年後には、ここまで大きくなりました。特にシマトネリコの葉の密度が濃く、目隠し効果は高いのですが、軽くてさわやかなシマトネリコの良さが活かせていません。

シラカシのほうが、程よく葉の隙間があるので重苦しさがないのですが、シマトネリコがかなり接近して存在感が消されてしまっています。

なんとか透かして剪定してみるものの、かなりの大仕事なうえに、なかなか美しく仕上げられず試行錯誤しています。

なんとか透かして剪定してみるものの、かなりの大仕事なうえに、なかなか美しく仕上げられず試行錯誤しています。

剪定どころか幹ごと切り落とすことにもなりました。

剪定どころか幹ごと切り落とすことにもなりました。

どんなに剪定しても、夏にはこのくらいに密集した葉が付くのですが、樹形がなかなかまとまらないのが悩みです。

どんなに剪定しても、夏にはこのくらいに密集した葉が付くのですが、樹形がなかなかまとまらないのが悩みです。

通路の目隠し対策を兼ねた鉢植え(ドドナエア・フェイジョア)

地植えの樹木選びのために園芸店を見て回っていると、あれもこれもと植えたい木が増えてしまったのですが、さすがに地植えスペースには限界があります。

そこで、庭の出入り口の目隠し強化を兼ねて、鉢植えにすることを考えました。

私道に面した庭の出入り口なので、人通りは多くはないのですが、庭で食事を楽しんだりくつろいでいるときに、ご近所さんと顔を合わせるのを気を使ってしまうときがあるのが気になっていました。完全な目隠しにはならなくても、さりげなく目線を隠せないかと考えて選んだのは、ドドナエアとフェイジョアです。

目の前は私道なので人通りは少なく、ほとんど見知った人と目を合わせる程度なのですが、なんとなく落ち着かない感じがしていました。

目の前は私道なので人通りは少なく、ほとんど見知った人と目を合わせる程度なのですが、なんとなく落ち着かない感じがしていました。

庭の入口部分に、このように鉢植えを配置して目隠しする構想だったのですが…。

庭の入口部分に、このように鉢植えを配置して目隠しする構想だったのですが…。

どちらも常緑樹なので、成長したら年中ガーデンアーチのように庭の入り口を彩ってくれることを期待していたのですが、鉢の大きさの選択が甘かったようです。

実は、ほとんど剪定していないのですが、植え付けから8年を経過した今でもフェイジョアの樹高はほとんど変わっておらず、目隠しにはなりません。さらに、丈夫で放任でも育つと聞いていたドドナエアに関しては、わずか1年ほどで枯らしてしまいました。

鉢の大きさ以外の原因もありそうですが、これ以上大きな鉢は、重くて扱いづらいので、当初の目隠し作戦は現在、残念ながら諦めムードです。

まずは、フェイジョアを元気に育てられるように研究してみたいと思います。

まず、園芸店で妻が一目惚れしたドドナエアを選びました。特徴ある上向きの紅葉が美しい樹形が目を引きます。
常緑低木とはいえ、樹高は2〜3mになるとのことなので、密集した葉を活かして目隠しになってくれることを期待していましたが、わずか1年で枯らしてしまいました。

植え付けたばかりのドドナエアの様子です。樹高は低いですが、このまま成長してくれれば充分やわらかい目隠しになってくれそうな雰囲気だったのですが残念です。

まず、園芸店で妻が一目惚れしたドドナエアを選びました。特徴ある上向きの紅葉が美しい樹形が目を引きます。
常緑低木とはいえ、樹高は2〜3mになるとのことなので、密集した葉を活かして目隠しになってくれることを期待していましたが、わずか1年で枯らしてしまいました。

植え付けたばかりのドドナエアの様子です。樹高は低いですが、このまま成長してくれれば充分やわらかい目隠しになってくれそうな雰囲気だったのですが残念です。

今でもなんとか健在のフェイジョアは、今でも樹高が変わっていません。8年間一度も植え替えをしていないのですが、2〜5年に1回は土の入れ替えのために植え替えが必要だと最近知りました。
どおりで、最近あまり元気がないわけです。
樹高を抑えるためには、鉢植えは有効ですが、逆に植え替えの手入れが必要になるとは甘くないですね。

今でもなんとか健在のフェイジョアは、今でも樹高が変わっていません。8年間一度も植え替えをしていないのですが、2〜5年に1回は土の入れ替えのために植え替えが必要だと最近知りました。
どおりで、最近あまり元気がないわけです。
樹高を抑えるためには、鉢植えは有効ですが、逆に植え替えの手入れが必要になるとは甘くないですね。

読者アンケート

この記事の感想

※コメントはイエマガ内で掲載させていただく場合がございます。

性別

年齢

ニックネーム

家づくり日々勉強!一覧に戻る

連載記事

連載一覧を見る

  • mh13-2-1
  • 07

PAGE TOP