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「 家づくり日々勉強!」 バックナンバー

内窓リフォームと住宅ポイント【家づくり日々勉強 57】

2021.08.04

【執筆者プロフィール】

まっしん はやぶさ さん

関西から関東に転職を機にお引っ越し。関西で暮らしていた分譲の戸建ては賃貸に出すものの、住宅ローンの支払いは赤字に…。さらに関東での家賃も加わって…。

それならば!と、二軒目の家を建てることに。住宅ローンをできるだけ抑え、かつ、土地も建物も満足のいく家づくりに挑戦されました。コストを抑えるコツ、納得のいくまで調べられた知識をこの連載にまとめていきます。
https://kisekinomyhome.blog.fc2.com/

イラスト:天野勢津子さん
https://amachakoubou.com/

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内窓を付けようと思った

住み始めた当初、新居の快適さに当初は大変満足していたのですが、最初の冬に窓際がひんやりして寒いことが気になり始めます。

部屋の気温自体は問題なくても、特にリビングの掃き出し窓に近いソファに座っていると、アルミサッシから伝わる冷気と隙間風が入ってくる感覚がとても不快なのです。

サッシのクレセントなどで気密性を高める調整をしたり、窓の手前に置く断熱グッズを試して少しは効果を感じたものの、抜本的な解決にはなりません。

当時は、サッシの性能にあまり関心がなく、標準のアルミサッシを採用しました。感心があっても樹脂サッシどころか、樹脂アルミ複合サッシもとても高価だったようなので、手は出なかったでしょう。

そこで、内窓を付けて断熱性や気密性をアップすることに興味を持ったのですが、せっかくなら内窓を付けるリフォームを支援する制度を賢く利用したいと考えていました。

窓際に立てかけて、冷気を防ぐポリエチレン性のボードは、わが家の冬の定番となりました。これだけでも窓際のひんやりした不快感は、かなり軽減します。

窓際に立てかけて、冷気を防ぐポリエチレン性のボードは、わが家の冬の定番となりました。これだけでも窓際のひんやりした不快感は、かなり軽減します。

サッシの隙間風対策として、下枠部分に養生用のクッション材を詰めてみましたが、出入りの頻繁な掃き出し窓では、つけ外しが面倒で外れたままになることも。

サッシの隙間風対策として、下枠部分に養生用のクッション材を詰めてみましたが、出入りの頻繁な掃き出し窓では、つけ外しが面倒で外れたままになることも。

次世代住宅ポイント制度

国や地方自治体が運営する断熱リフォーム補助金制度で、内窓リフォームで補助金が受けられる場合があります。

しかし、よく調べてみると、住宅の全ての窓に内窓を付けるなどの条件があり、補助金がもらえると言っても、まとまった金額が必要です。

金額面でのハードルが高いだけでなく、すべての窓が二重になるのは開け閉めが面倒になるのが心配で、考えあぐねているうちに補助金がなくなり終了、ということが何度かありました。

そんな中で、2019年から実施された「次世代住宅ポイント制度」※でチャンスが訪れました。この制度では、住宅すべての窓に内窓を付ける必要がないため、部分的な内窓リフォームでもポイント還元を受けることができます。

小規模で内窓効果を試してみたいわが家にピッタリの制度なので、この機会に利用しない手はないと思ったわけです。

※現在、「グリーン住宅ポイント制度」という類似した制度が実施されています。

吹き抜けの足場費用が心配

リビングの掃き出し窓の他に、内窓を付けたかったのが、吹き抜けのFIX窓です。

私は、ちょうど吹き抜けの真下の位置で過ごすことが多いのですが、真冬の吹き抜けから降りてくる冷気も気になっていました。

ただし、吹き抜けの高い位置なので、足場が必要になって施工費用が高額になる可能性が心配です。わが家の新築施工時は、吹き抜けの梁の上に板を貼って足場を組まずに済んだのですが、工務店に聞いてみると内装を仕上げた後では、同じ方法は難しいと言われました。

吹き抜けに足場を組むと結構な費用が掛かると聞くので、どうなることかと思いましたが、現地調査の結果、なんとか梯子を使って施工が可能とわかり足場費用はかからずに済むとのこと。

FIXの内窓が安くても、足場が高いと諦めることになったかもしれませんので、これはかなり助かりました。

吹き抜けから降りてくる冷気対策のため、3つのFIX窓に内窓を付けたいと考えました。夏場の冷房の効きにも効果を期待してしまいます。

吹き抜けから降りてくる冷気対策のため、3つのFIX窓に内窓を付けたいと考えました。夏場の冷房の効きにも効果を期待してしまいます。

新築時のように、吹き抜けの梁に足場代わりの板に乗っての施工はできないそうですが、梯子を使った施工で足場費用を不要にしてもらえました。

新築時のように、吹き抜けの梁に足場代わりの板に乗っての施工はできないそうですが、梯子を使った施工で足場費用を不要にしてもらえました。

実質負担約55.7%

無事、足場問題も解決し、最終的に吹き抜けFIX窓3カ所と、リビングの掃き出し窓に加え、キッチンのFIX小窓を追加して合計5カ所、約23万円(税込)の工事を決定しました。

リビングにつながる和室にも掃き出し窓と腰窓があるのですが、冬場は三枚扉(第37回)を閉めていることが多いので、この部分的な施工でも効果は得られると考えました。

さらに、実は施工費用を20万円付近にしたのにも理由があります。

実は、こんなこともあろうと、あらかじめリフォーム時に、ギフトカードがもらえるLIXILの株主優待券を入手していました。この優待では、税抜20万円以上の工事で3万円分のギフトカードがもらえるので、20万円ギリギリで工事を繰り返せば毎回3万円分ギフトカードがもらえると考えたわけです。でも残念ながら、この株主優待制度は終了してしまいました(苦笑)。

この株主優待と組み合わせたおかげで、23万円(税込)の工事費に対して、次世代住宅ポイント7.2万円とギフトカード3万円がもらえることになり、実質負担は約12.8万円(55.7%)とかなりお得感がある内窓工事を実現できました。

税抜約20万円の工事で約10万円分も返ってくるのはかなり嬉しいですね。本当は、この組み合わせで特典をもらいながら工事をコツコツ繰り返すつもりだったのですが、株主優待制度が終わって当てが外れてしまいました(笑)。

税抜約20万円の工事で約10万円分も返ってくるのはかなり嬉しいですね。本当は、この組み合わせで特典をもらいながら工事をコツコツ繰り返すつもりだったのですが、株主優待制度が終わって当てが外れてしまいました(笑)。

1階は、掃き出し窓1カ所(2万ポイント取得)と、キッチンのFIX小窓(1.3万ポイント取得)に内窓を取り付けます。

1階は、掃き出し窓1カ所(2万ポイント取得)と、キッチンのFIX小窓(1.3万ポイント取得)に内窓を取り付けます。

2階は、吹き抜けのFIX窓3カ所 (1.3万ポイント✕3取得)につけて、冬場の冷気が減るのが楽しみです。

2階は、吹き抜けのFIX窓3カ所 (1.3万ポイント✕3取得)につけて、冬場の冷気が減るのが楽しみです。

木目調の内窓枠でインテリア性もアップ

本当は、わが家の建具のバニラカラー(第18回)に合う内窓枠の色が理想だったのですが、今回選んだLIXILの内窓『インプラス』のカラーには、合う色がありません。

仕方なく、一番明るい木目調のライトウッドというカラーを選んだのですが、取り付けてみて煩い見た目にならないか正直不安がありました。

しかし、いざ取り付けてみると、問題ないどころか見違えるほどリビングの雰囲気がパッと明るくなりました。今までの無機質なアルミのシルバーカラーのサッシから木目カラーの窓枠になるだけで、これほど雰囲気が変わるとは嬉しい喜びです。

左:内窓取り付け前のリビングの掃き出し窓です。アルミサッシのシルバーカラーの窓枠が室内から見える状態でした。
右:内窓取り付け後のリビングの掃き出し窓です。バニラカラーより少し濃い窓枠が心配でしたが、様変わりした温かみがある明るいインテリアに大喜びです。

左:内窓取り付け前のリビングの掃き出し窓です。アルミサッシのシルバーカラーの窓枠が室内から見える状態でした。
右:内窓取り付け後のリビングの掃き出し窓です。バニラカラーより少し濃い窓枠が心配でしたが、様変わりした温かみがある明るいインテリアに大喜びです。

左:内窓取り付け前の吹き抜けのFIX窓です。こちらは、元々アルミの窓枠は目立たないデザインなのですが…。
右:内窓取り付け後の吹き抜けのFIX窓です。木目調の窓枠が強調されたことで、とてもおしゃれな雰囲気になりました。

左:内窓取り付け前の吹き抜けのFIX窓です。こちらは、元々アルミの窓枠は目立たないデザインなのですが…。
右:内窓取り付け後の吹き抜けのFIX窓です。木目調の窓枠が強調されたことで、とてもおしゃれな雰囲気になりました。

工事に駆けつけてくれた工務店の社長も内窓で見違えた我が家の様子を見て、自分の家にも付けてみようかなとつぶやいていましたので、プロの目でも良い仕上がりになったようで嬉しくなりました。

工事に駆けつけてくれた工務店の社長も内窓で見違えた我が家の様子を見て、自分の家にも付けてみようかなとつぶやいていましたので、プロの目でも良い仕上がりになったようで嬉しくなりました。

ただ、FIX窓の場合、内窓の窓枠で一回り窓の開口面積が減ってしまったのはちょっと残念です。特にキッチンの小窓は、元々窓が小さいため、一回りどころか開口面積が半分ぐらいになってしまった感じでかなり驚きました。

引き違い窓の場合は、元々の窓枠とあまり変わらないのですが、小さく細いFIX窓に内窓を付ける場合は、開口面積の減り方のインパクトがあるのでご注意ください。

想定外だったのが、キッチンの小窓です。ここまで窓枠で開口面積が減るとは思いませんでした。窓が小さくなっても窓枠の太さが変わらないから、このようになるようです。

想定外だったのが、キッチンの小窓です。ここまで窓枠で開口面積が減るとは思いませんでした。窓が小さくなっても窓枠の太さが変わらないから、このようになるようです。

冬も夏も快適に

この内窓を付けてから、まだ一度しか冬を経験していませんが、掃き出し窓のそばでの冷気や隙間風は、見事にまったく感じなくなりました

吹き抜けから降りてくる冷気ももちろん激減し、リビングがより快適な空間になりました。

また、意外にも効果を実感したのは、先に経験した真夏でした。真夏に手前の内窓を開けると、アルミサッシとの間に溜まった熱気がムワッと出てきました。これまで、この熱気がそのままリビングに入ってきていたのでしょう。

リビングでの冷房の効きが、この夏から明らかによくなったので、かなりの効果が得られているのだと思います。

当初心配していた、窓を2回開ける面倒さも、慣れてしまえばそれほどストレスになりません。いろいろ理由を付けて内窓の取り付けを躊躇していましたが、ここまで快適であれば、もっと早くつければ良かったと思ったぐらいです。

工事直前に、元々アルミサッシに付いていたクレセントのレバーが長く、内窓と接触することに気が付きます(左)。内窓のクレセントと入れ替えることで接触を避けるアイディアを思いつき、接触を避けることができました。どちらも同じLIXILのサッシだったので良かったのかもしれません。

工事直前に、元々アルミサッシに付いていたクレセントのレバーが長く、内窓と接触することに気が付きます(左)。内窓のクレセントと入れ替えることで接触を避けるアイディアを思いつき、接触を避けることができました。どちらも同じLIXILのサッシだったので良かったのかもしれません。

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