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「 家づくり日々勉強!」 バックナンバー

工事現場 【現場合わせと図面の見落とし】【家づくり日々勉強 50】

2021.01.13

【執筆者プロフィール】

まっしん はやぶさ さん

関西から関東に転職を機にお引っ越し。関西で暮らしていた分譲の戸建ては賃貸に出すものの、住宅ローンの支払いは赤字に…。さらに関東での家賃も加わって…。

それならば!と、二軒目の家を建てることに。住宅ローンをできるだけ抑え、かつ、土地も建物も満足のいく家づくりに挑戦されました。コストを抑えるコツ、納得のいくまで調べられた知識をこの連載にまとめていきます。
https://kisekinomyhome.blog.fc2.com/

イラスト:天野勢津子さん
https://amachakoubou.com/

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今回も引き続き、工事現場で気をつけたいと感じたことをレポートします。

施主支給の確認不足

わが家では、図面上で寸法を確定せず、現場で確認して決める段取りがいくつか発生しました。

少し心残りなのが、当初寝室に付けてもらうつもりだったガラスブロックを、透明の強化ガラスの小窓に現場で変更したことです。

自分の中では、玄関と同様にホームセンターで購入して施主支給するガラスブロックを三連で第31回)取り付けてもらうつもりだったのですが、うまくその意図が伝わってなかったことが現場合わせの時に判明しました。

確かに図面を見ると、2階の寝室はガラスブロック支給となっていません。

1階(左)の図面には、「ガラスブロック支給」と書いてありますが、寝室(右)は「ガラス高さ打ち合わせ」としか書いてありません。

1階(左)の図面には、「ガラスブロック支給」と書いてありますが、寝室(右)は「ガラス高さ打ち合わせ」としか書いてありません。

強くこだわれば、施工してもらえる雰囲気でしたが、現場監督から、「寝室は、せっかくなので施主支給のガラスブロックよりも、大きな強化ガラスのほうが良いでしょう」とすすめられて、その場で仕様の変更となりました。

しかし、後で落ち着いて考えると、採光目的で考えても、位置や高さが中途半端だったので、仕様変更するなら、少し時間をもらってしっかり考えるべきだったと思いました。

事前に検討できていない状況で、その場の直感で決めると、後で後悔することになる可能性もあるので、ご注意ください。

左のように施主支給のガラスブロックを室内窓の高さに合わせて、採光を兼ねて飾るつもりだったのですが、現場合わせで強化ガラスの小窓一つに。

左のように施主支給のガラスブロックを室内窓の高さに合わせて、採光を兼ねて飾るつもりだったのですが、現場合わせで強化ガラスの小窓一つに。

工務店の好意で、強化ガラスの小窓を付けてもらえたのは嬉しかったのですが、飾り窓としても採光窓としても少し中途半端な謎の配置になってしまい、もう少し落ち着いてよく考えればよかったと思います。

工務店の好意で、強化ガラスの小窓を付けてもらえたのは嬉しかったのですが、飾り窓としても採光窓としても少し中途半端な謎の配置になってしまい、もう少し落ち着いてよく考えればよかったと思います。

現場合わせできなかった窓の位置

また、キッチン横の小窓の高さが図面では空白だったのですが、特に事前に高さの確認はなく付いたこともありました。これは、元々筋交いが入る可能性のある壁に、筋交いを避けて高さを現場合わせで付ける予定だった窓です。

結局、その壁には筋交いが不要になったのですが、高さが空白のまま、「現場合わせ」のコメントもないため、棟梁の判断で高さを合わせてくれたようです。

わが家の場合、特に高さに問題はなかったのですが、後々思い違いで困る可能性もあるので、図面と良く照らし合わせて確認することをおすすめします(第26回)。

窓枠が付いた段階(左)では、気にならなかったのですが、サッシが付いた後に長男が通り過ぎる(第26回)のを見て、窓の高さをしっかり打ち合わせして決めていなかったことを思い出しました。

窓枠が付いた段階(左)では、気にならなかったのですが、サッシが付いた後に長男が通り過ぎる(第26回)のを見て、窓の高さをしっかり打ち合わせして決めていなかったことを思い出しました。

図面に現れない、つもりの違い

もう一つ図面では伝わっていなかった仕様が、洗面脱衣室の階段下第33回の仕上げ方です。

工事中、現場監督には階段下をクロス仕上げにするなら、斜めに石膏ボードを貼ることになると言われたのですが、階段の段差が出ない分、階段下が少し低くなるそうです。これは、全くの想定外だったので、焦りました。

少しでも階段下のスペースを活かすため、段差を出した状態でクロス仕上げにしてもらうつもりだったのですが、現場監督も想定外だったようです。

現場監督の顔色を見て理解したのが、段差を出したままクロス仕上げの階段下仕上げにするのは、かなり大工さんにもクロス屋さんの手間がかかるということ。

階段下を活用した間取りを考案(第12回)して浮かれていましたが、契約時に仕上げ方をどうするか明確に確認していませんでした。

それでも、現場監督が私達の希望を理解して、大工さんを説得してなんとか希望どおりに仕上げてもらうことができたのが幸いです。

このような、思い違いを打ち合わせだけで完全にクリアにすることは難しいので、現場でのコミュニケーションは、とても大切だと思います。

当初、階段下の段差を出す場合、ベニア板むき出しになると説明をされました。なんとかお願いして、段差を出したクロス仕上げにしてもらったのですが、石膏ボードの細かな継ぎ接ぎを見て、いかに大変で手間のかかる作業だったかを素人ながらも理解し、感謝の気持ちでいっぱいです。

当初、階段下の段差を出す場合、ベニア板むき出しになると説明をされました。なんとかお願いして、段差を出したクロス仕上げにしてもらったのですが、石膏ボードの細かな継ぎ接ぎを見て、いかに大変で手間のかかる作業だったかを素人ながらも理解し、感謝の気持ちでいっぱいです。

思わぬところから断熱欠損

断熱ラインを意識して工事見学していたことで、屋根断熱のグラスウール施工の不備から断熱欠損となる可能性を見つけて、直してもらったことがありました。

わが家は高気密高断熱住宅ではありませんが、なるべく断熱欠損のない施工をしてもらえることに越したことはありませんよね。この工務店は、通常セルロースファイバー断熱が中心なので、いつもは専門のスタッフが断熱施工を担当するようです。

しかし、わが家は予算の都合で屋根断熱をグラスウール、壁断熱をアクアフォームと特殊な組み合わせにしたため、グラスウールは大工さんの施工となり、慣れない作業だったのかもしれません。

本来は、プロが責任を持ってしっかり品質を確保するので任せておくべきとの考え方もありますが、一生で一度の家づくりにかけている施主の必死の目線だからこそ見つけられるものもあると思います。

このようなどうしても気になる点を見つけた場合は、神経質な粗探しや頭ごなしのクレームのように聞こえないように、あくまで問題はないか質問するように伝えることを心がけていました

そのおかげかどうかわかりませんが、いつも嫌な顔ひとつせず、指摘内容に気持ちよく対応してもらうことができました。

2階の天井はまっすぐだと思っていたのですが、実際はクローゼット部分の天井が下がり、段差となって断熱ラインが切れる原因となっていました。こんなところから断熱が途切れることがあるんですね。

2階の天井はまっすぐだと思っていたのですが、実際はクローゼット部分の天井が下がり、段差となって断熱ラインが切れる原因となっていました。こんなところから断熱が途切れることがあるんですね。

クローゼットの天井が少し低い影響で、断熱材の上に隙間が出てしまいました(左)。その後、しっかり塞いでもらっています(右)。

クローゼットの天井が少し低い影響で、断熱材の上に隙間が出てしまいました(左)。その後、しっかり塞いでもらっています(右)。

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