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「 分離発注とハーフセルフビルドで」 バックナンバー

第26回 玄関ドアをアメリカから輸入して施主支給!

2024.05.08

【執筆者プロフィール】

tiu さん

ある日、格安の土地を見つけて、新築計画をスタートしたところ、思わぬトラブルで一度断念することに。改めて始めた家づくりを支えてくれたのは、分離発注での契約を専門とする一級建築士事務所でした。

自由度も高く、すべてを建築業者に任せるより安くつくれるけれど、手間と時間がかかる「分離発注」と自分たちでできることはするという「ハーフセルフビルド」で、憧れの北欧風ハウスが完成しました。

ちょっと他とは違った家づくりのストーリーをこの連載で綴っていきます。

Blog https://myhomeblog.tiulabo.net/

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第26回 玄関ドアをアメリカから輸入して施主支給!

「アメリカ映画に出てくるような、おしゃれなドアが付けられたらな」そんな夢を抱いていたわが家ですが、調査と検討を重ねた結果、施主支給とDIYを組み合わせて予算内でその夢を実現することができました。

ただし、そこにはさまざまなハードルも。今回は、わが家が輸入ドアを設置するまでの経緯と実際の設置風景をご紹介したいと思います。(前回はこちら

意外と売られていない「背の低い玄関ドア」

わが家はちょっと変わっていて、屋外ドアが家の正面に2つあるのですが、片方はカフェみたいにレトロでかわいらしい小さめのドアにしたいと思っていました。

しかし、大手メーカーの玄関ドアは背が高く立派なものばかり。背が低くておしゃれな玄関ドアは数えるほどしかないのが実情でした。

そこで、高さ2メートル以下のドアを幅広く探したところ、以下の方法があることが分かってきました。

●引戸タイプの玄関ドア
●勝手口ドア
土間用ドア
造作ドア
輸入ドア

これらのドアを間取りソフトでチェックしつつ、建築士さんと財布と相談しながら理想のドアを検討すること2カ月。

ついに、すべての希望を満たすドアにたどり着くことに。それが「スムースファイバーグラスドア」でした。アメリカの輸入ドアです。

玄関ドアのイメージチェック

玄関ドアのイメージチェック

探し当てた玄関ドア「スムースファイバーグラスドア」。

探し当てた玄関ドア「スムースファイバーグラスドア」。

ファイバーグラスドアは、表面がファイバーグラス製で中にウレタン断熱材が入っているいわゆる高断熱ドア。「スムース」というのは、表面にでこぼこがないという意味だそう。木製ドアと比べると質感こそ劣りますが、ひずみが出づらく、腐らず、シロアリにも強くなおかつ軽いのが特徴です。

そして、なによりも高さ2メートルで、ガラス付き、まさにわが家が探していたドアでした。

輸入ドアの採用には問題も

さて、ドアが決まったはよいものの、設置するにはさまざまなハードルが待ち構えていました。

1) 高性能住宅認定の問題
2) 防犯性能の問題
3) 塗装の問題
4) セットで売られていない問題
5) 実績がない

詳しくご紹介します。

1)高性能住宅認定の問題
わが家はフラット35Sを採用する予定だったのですが、その際、ドアの性能が基準を満たしていることを確認できるものが必要でした(現在は異なる可能性があります)。

そこで問題になったのが熱貫流量(K値)。ドアのカタログのどこにも記載がなかったのです。

ショップに問い合わせてみたところ、「K値は不明だが記載されているU-Factor値からK値に変換してほしい」との回答。建築士さんがいろいろと確認してくれた結果ようやく使えることに。

2)防犯性能の問題
お手頃価格なドアというのもあり、国内メーカーのハイスペックな玄関ドアと比べるとどうしても防犯性能は見劣ってしまいます。

ガラスも防犯ガラスではなかったので、自分たちで防犯フィルムをはるなど対策が必要です。

防犯対策については、いくつかオプションが用意されており、ディンプルキーへの変更、上下二重ロック、チェーン錠、ガードプレート(こじ開け防止のカバー)は追加することに。

3)セットで売られていない問題
いざ、購入しようと思ったところ、ドア本体、ドア枠、ハンドル、鍵など全てのパーツがバラバラで販売されていて、何を購入したら良いのか分からず途方にくれました。

そこで再びお店にヘルプ。

ひとまずおすすめの構成で見積もってもらい、それを元に色や素材などを選択。具体的には以下のパーツが必要と分かってきました。

・ドア本体
・レバー(ドアのハンドル)
・蝶番
・ドアクローザー
・鍵、キーチェーン
・ドア枠
・ボトムシル(踏み板)
・パッキン材
・ガードプレート(こじ開け防止のカバー)

4)塗装の問題
商品の注書きを見ていたところ、ある記載に目が止まりました。

「プライマー処理済みです。必ず塗装してご使用ください」

自分たちでドアを塗るということ?と思いましたが、海外では珍しいことではないそうで(汗)。

そうなると問題は塗料。再度ショップに問い合わせたところ、「特に専用の塗料というものはなく、屋外用途で使えるペンキならOK」とのご回答。こちらは次回くわしくご紹介したいと思います。

5)実績がない問題
当然ながら、建築士事務所もこのドアの採用実績は初めてでした。設計にあたっては英語の説明書を読み込むところからスタート。大ベテランの大工さんも、輸入ドアの設置はこれが初めて。

品質についても不安な点があります。大手メーカーのようにショールームがないので、細部のチェックができません。失敗してもドアのサイズや形状が特殊なので簡単に取り替えることもできません。

今回の輸入ドアの採用は人柱になる覚悟が必要だと感じました(笑)。

それでも、思ったよりは安かった輸入ドア

最終的に、ドアの見積額は20万円ほどになりました(当時の価格で)。

国内メーカーの玄関ドアが、業者価格で20万以上したので思っていたよりも敷居は低いと感じました。あとは、安かろう悪かろうでないことを祈るばかり。

ペイントDIYと設置風景はまた次回。今回もまたトラブルが…

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