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「 分離発注とハーフセルフビルドで」 バックナンバー

第19回 ドタバタの上棟

2024.01.17

【執筆者プロフィール】

tiu さん

ある日、格安の土地を見つけて、新築計画をスタートしたところ、思わぬトラブルで一度断念することに。改めて始めた家づくりを支えてくれたのは、分離発注での契約を専門とする一級建築士事務所でした。

自由度も高く、すべてを建築業者に任せるより安くつくれるけれど、手間と時間がかかる「分離発注」と自分たちでできることはするという「ハーフセルフビルド」で、憧れの北欧風ハウスが完成しました。

ちょっと他とは違った家づくりのストーリーをこの連載で綴っていきます。

Blog https://myhomeblog.tiulabo.net/

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第19回 ドタバタの上棟

基礎が完成するとすぐに木工事(もっこうじ)に入ります。基礎工事はスピードの速さに日々驚いていましたが、木工事はそれを上回るスピードで進んでいくことになります。今回はそんなわが家の上棟までの様子と、そこで起こったドタバタ劇をお届けします。(前回はこちら

上棟までの流れ

わが家の基礎完成から上棟までは以下のような流れで進みました。

【18日目】基礎完成
【20日目】土台敷き
建て方(1階部分)
足場組み
【21日目】建て方(2階部分)
上棟

このとおり基礎完成から上棟まではたったの3日。これが後にドタバタ劇に展開することに。

【20日目 13:00】 土台敷き

木工事1日目の午後。天気が回復し昨日までたまっていた大量の雨水もどこへやら。基礎はすっかり乾いた状態になっていました。

現場では土台敷きの真っ最中です。

土台敷きでは、基礎コンクリートの上に土台となる木材を乗せアンカーボルトで固定し、その間を大引(おおびき)と呼ばれる木材で組んでいきます。基礎と木材を接合する大事な工程です。

さて、この写真を見て何かお気付きになられた方いらっしゃいますでしょうか?

木材の側面が黒くなっているんです。これは、表面に炭塗料が塗られているため。

土台敷き。側面の木材が黒くなっている理由は…

土台敷き。側面の木材が黒くなっている理由は…

先日の休みに、建築士さんの提案でシロアリ対策とコストダウンを兼ねて、家族で炭塗料ペイントをDIYしてきたのでした。(くわしくは「第12回シロアリ対策にDIY」を参照)

自分たちで塗った木材が大工さんたちの手で組まれて行くのを見ていると、なんだかわが家も職人チームの一員になれたかのような不思議で嬉しい気持ちになります。

【20日目 18:00 】建て方(1階部分)

この日の夕方、再び現場へ。1階の柱が立ち並び、まさに成長中の迫力ある姿に圧倒されるわが家。

1階部分の柱が建っていました。

1階部分の柱が建っていました。

さらに、周囲には足場がぐるりと組まれています。まだ自分たちの家という実感が湧かないのですが、上棟に向けて着々と工事は進んでいます。

周囲にも足場が組まれていました。

周囲にも足場が組まれていました。

【21日目14:00】建て方(2階部分)

木工事2日目の午後。現場に行ってみると大きなクレーン車が投入されていました。

心配していた搬入経路の狭さですが、ご覧のとおり狭すぎてクレーン車と同じ幅くらいしかありません。素人目にも両隣りの壁に今にも当たりそうでやりにくそうな状況です。

実は、これも前回のハウスメーカーに断られた理由の一つでした。クレーンで木材を運ぶ時に隣家の屋根の上空を通過するのは事故のリスクがあり「うちではできない」と言われたのでした。

しかし、わが家が依頼した建築士さんと大勢の職人さんは、このリスクを追って危険な作業にあたってくれています。涙が出そうなくらいありがたいことです。

こんな状況下でもクレーンのアームを巧みに操り、運ばれた大量の木材が職人さんたちの手によって手際よく組み上げられていきます。ここであることに気が付きます…

クレーンで次々と木材が組み上げられていきます。

クレーンで次々と木材が組み上げられていきます。

「今日、上棟?」

建築士さんからは今週中に上棟するとは聞いていましたが、このスピードだと今日中に上棟してしまいそうな勢いです。この後もずっと見ていたい気持ちでいっぱいでしたがいったん仕事へ。当然、仕事はそわそわ手につきません。

やっぱり定点カメラ、用意しておけばよかった…。

【21日目18:00】上棟

その日の夕方。

上棟していました。屋根もできあがりすっかり家の姿です。わが家は上棟式も餅まきもしなかったので、あっさりとした上棟となりました。

やはり夕方には上棟していました。

やはり夕方には上棟していました。

上棟式と上棟祝はやるべきか?

以前、建築士さんに「上棟は何かやりますか?」と聞かれたことがありました。

ネットで調べると最近は何もしない人も多いらしく、建築士さんに聞いても「半々くらいですかね」と。それなら「わが家も何もなしで大丈夫です」と伝えていました。費用を浮かせたいのもありました。

ところが、実際に上棟を迎えてみると何もないのはなんとも寂しいものです。大事な何かを忘れたようなもやもやした気持ちが込み上げてきました。

上棟式をしない派の人たちの中にも、「弁当とビールだけ渡しました」とか、「お菓子と子供の手紙を渡しました」とか、大工さんたちに気持ちだけは伝えたという方も多くいらっしゃいました

やはり、なにかするべきだったか。しかし、時すでに遅し…

「いや、まだ間に合う!」

日は暮れていましたが、妻と話し急遽明日のお昼に大工さんたちに上棟弁当と紅白饅頭をふるまうことに方向転換!急いで、建築士さんに連絡し、仕出し屋を探してぎりぎり注文。

1日遅れの上棟祝い

翌日の昼休み。

昼休みよりちょっと前に仕事を抜け出して仕出し屋へ急行。弁当を12時までに届ける必要があります。

弁当をピックアップすると次は饅頭屋へ。紅白饅頭を受け取り現場へ着いたのは11:55。間に合った、良かった(汗)。

大工さんたちにとってはすこし押し付けがましかったかもしれませんが、節目の上棟で何かできたことは気持ち的にぽっかり空いた穴が埋まったようなそんな気がしました。

お弁当と紅白饅頭、お茶を持って現場へ。12時までにギリギリ間に合いました。

お弁当と紅白饅頭、お茶を持って現場へ。12時までにギリギリ間に合いました。

だんだんと作業のスピード感が分かってきたので、今後は建築士さんと綿密に打ち合わせながら早め早めに行動しなければですね。

その日の夜、家族でもささやかに上棟祝いをしました。無事に家が建ちますように。

次回へ続く

職人さんと同じ上棟弁当と紅白饅頭

職人さんと同じ上棟弁当と紅白饅頭

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