毎週水曜日更新

topban

SEARCH

イエマガは「世界にひとつの自分らしい家」づくりを応援するWEBマガジンです。

topban

「 家づくり日々勉強!」 バックナンバー

以前のバックナンバーページ

内窓の追加工事第2弾【家づくり日々勉強 69】

2022.09.14

【執筆者プロフィール】

まっしん はやぶさ さん

関西から関東に転職を機にお引っ越し。関西で暮らしていた分譲の戸建ては賃貸に出すものの、住宅ローンの支払いは赤字に…。さらに関東での家賃も加わって…。

それならば!と、二軒目の家を建てることに。住宅ローンをできるだけ抑え、かつ、土地も建物も満足のいく家づくりに挑戦されました。コストを抑えるコツ、納得のいくまで調べられた知識をこの連載にまとめていきます。
https://kisekinomyhome.blog.fc2.com/

イラスト:天野勢津子さん
https://amachakoubou.com/

▼ すべて表示する▲ 閉じる

子ども部屋の窓の断熱

リビングに面する一部の窓に、内窓を取り付けた(第57回)わずか一年後に、内窓を追加することになりました。

理由の一つは、子ども部屋で在宅勤務をすることになって、窓の断熱気密性能が低いことを痛感したためです。

DIYで対策をしたものの(第62回)、効果にも限界を感じます。夫婦の寝室では、あまり気にならなかったのですが、これほど寒い窓のそばで我慢して、子どもが過ごしていたのかと思うと、申し訳ない気持ちになります。

合計10カ所に内窓を追加することに

今回は、10カ所に内窓を取り付けます。5カ所だった前回に比較して倍になります。1階2階を通じて、掃き出し窓や腰窓すべてをカバーできますので、どの部屋でも、断熱性能の向上を期待できそうです。

特に掃き出し窓は、長年すきま風に悩んで来た(第62回)ので、家全体の気密性能向上もかなり楽しみです。

運良く、前回の次世代住宅ポイント制度(第57回)に続いて、2021年のグリーン住宅ポイント制度を利用することができ、10カ所の窓で152,000ポイントも還元される計算となりました。

実は、このポイントで、以前から目論んでいたリフォームを実現できたのですが、それは次の機会にご紹介します。

窓が大きく、明るい子ども部屋にできたと勝手に満足していましたが、性能不足の窓に近いベッドは、冬場はかなり寒かったのではと思います。

窓が大きく、明るい子ども部屋にできたと勝手に満足していましたが、性能不足の窓に近いベッドは、冬場はかなり寒かったのではと思います。

今回の内窓取り付け位置と還元ポイントはこちらです。

1階の取り付け窓は5箇所です。緑の部分は、前回内窓を取り付け済みです。追加となっている、浴室とトイレは、最後まで悩んだ末に付けることに決めました。
数字は、窓の大きさによって異なる還元ポイントです。

1階の取り付け窓は5箇所です。緑の部分は、前回内窓を取り付け済みです。追加となっている、浴室とトイレは、最後まで悩んだ末に付けることに決めました。
数字は、窓の大きさによって異なる還元ポイントです。

2階の取り付け窓も5カ所です。すきま風が気になっていた、子ども部屋の引き違いの腰窓の性能を改善することで、就寝時の冷暖房の効きも良くなることが楽しみです。

2階の取り付け窓も5カ所です。すきま風が気になっていた、子ども部屋の引き違いの腰窓の性能を改善することで、就寝時の冷暖房の効きも良くなることが楽しみです。

窓の距離を離すほうが断熱性能が高くなる

内窓を取り付ける際に、窓枠内に固定する位置を決める必要があります。わが家の場合、基本的に窓枠の一番手前に揃えて付けてもらいました。

このように既設の窓との空間を最も広く取ることで、窓に挟まれた空気層が最も分厚くなり、断熱効果も最も効果が望めるためです。

ただし、1階のウッドデッキに面した掃き出し窓は例外です。出入りの頻繁な掃き出し窓は、内窓のレールのつまづき防止のために付けた「掃き出しアタッチメント」という部材が、飛び出さないよう内窓を既存の窓寄りにずらしてもらっています。

このため、空気層は薄くなるのですが、足元に飛び出すものがなく、すっきり綺麗な仕上がりになりました。

右:内窓取り付け前の1階和室の腰窓です。左:取り付け後の1階和室の腰窓です。無機質なアルミの窓枠が見えなくなり、とても明るく暖かな雰囲気になりました。

右:内窓取り付け前の1階和室の腰窓です。左:取り付け後の1階和室の腰窓です。無機質なアルミの窓枠が見えなくなり、とても明るく暖かな雰囲気になりました。

窓枠のギリギリ手前に寄せて、既設の窓との空気層を最大に確保しています。
2階の引き違い窓もすべて同様の取り付け位置でお願いしました。窓枠にホコリが溜まりにくい点もメリットです。

窓枠のギリギリ手前に寄せて、既設の窓との空気層を最大に確保しています。
2階の引き違い窓もすべて同様の取り付け位置でお願いしました。窓枠にホコリが溜まりにくい点もメリットです。

吐き出し窓は、足元取り付けた、くさび型でつまづきを防止する「掃き出しアタッチメント」が飛び出さないように、窓枠の内側におさまるように取り付けてもらいました。

吐き出し窓は、足元取り付けた、くさび型でつまづきを防止する「掃き出しアタッチメント」が飛び出さないように、窓枠の内側におさまるように取り付けてもらいました。

縦長の窓に内窓は難しい

今回は、なるべく広範囲に内窓を取り付けようと考えたのですが、困ったのが縦長の縦すべり出し窓や上げ下げ窓への内窓取り付けです。

一般的には、縦長窓の場合、内開きタイプの窓になるようです。わが家は、窓を空けたままで風を取り込む使い方が多いため、内側にスペースが必要になる内開き窓は抵抗があります。

また、窓枠を使ってカーテンやブラインドを取り付けている部分もあります。内開きの内窓を付けてしまうと、窓が開けなくなるので、カーテンやブラインドも使いにくくなるため、今回は断念しました。

縦長タイプの窓への内窓は、このような内開きタイプの内窓になります。

縦長タイプの窓への内窓は、このような内開きタイプの内窓になります。

キッチン横の上げ下げ窓は、窓枠内にブラインドを付けているため、内窓を付けるには取り外すことになります。内開きの内窓では、風を通しながらブラインドで目隠しの併用もできなくなります。

キッチン横の上げ下げ窓は、窓枠内にブラインドを付けているため、内窓を付けるには取り外すことになります。内開きの内窓では、風を通しながらブラインドで目隠しの併用もできなくなります。

リビングの2連の窓には、お気に入りのレースのカーテンが窓枠内にあるため取り外すことになってしまいます。
畳んだシングルシェードも窓枠にかかっている状態なので、内開きの内窓を取り付けると、このままで開くことができません。

リビングの2連の窓には、お気に入りのレースのカーテンが窓枠内にあるため取り外すことになってしまいます。
畳んだシングルシェードも窓枠にかかっている状態なので、内開きの内窓を取り付けると、このままで開くことができません。

浴室とトイレの内窓を悩んだ理由

浴室と1階トイレは引き違い窓でしたが、縦長窓とは別の2つの理由で内窓取り付けを悩みました。

1つ目の理由は、妻と意見が割れたことです。

当初、真冬の浴室は、窓からの冷気がつらく感じていたのですが、浴室暖房を事前にONしておく習慣になって、特に気にならなくなったというのが妻の意見です。トイレも一時的な利用なので、内窓を付けるほどではないのではとのことです。

しかし、私は家全体の性能向上の視点で、できる限り付けておきたいと考えていました。

2つ目の理由は、便利な棚として利用していた窓枠部分を利用できなくなることです。結局、なんとか窓枠の代わりになる棚を付ける方法が見つかったので、どちらも内窓取り付けは、私の意見で強行することになりました。

最後まで妻には、必要ないのではとぼやかれましたが(苦笑)。

1階トイレのカウンターは、ちょっとした飾りやトイレットペーパーのストック置き場としても重宝していたので、ここが使えなくなるとかなり不便になります。

1階トイレのカウンターは、ちょっとした飾りやトイレットペーパーのストック置き場としても重宝していたので、ここが使えなくなるとかなり不便になります。

2階の子供部屋は、あえて型ガラスに

2階の子ども部屋の3カ所の腰窓には、あえて型ガラスを選びました。当初は透明ガラスのつもりだったのですが、採寸の際に妻が型ガラスにしたいと言ってくれたことで変更が間に合いました。

実は、新築時にも型ガラスにしたかったらしいのですが、気がついたときには間に合わなかったそうです。

確かに、少し距離はあるものの、お隣の2階の窓の正面なので、開け放していると気まずさがあります。その場で、工務店さんや子どもにも意見を聞きましたが、全員異議なしで、スムーズに決まりました。やはり、自分だけで考えていると気づかない視点があると痛感します。

本当は、最近の大型台風の恐ろしさもあって、各腰窓にシャッターも取り付けようかと考えていたのですが、ひとまず内窓で二重窓になるので見送りました。窓に飛散防止のテープを貼っていた程度に比べると、遥かに安心感があります。

長男の部屋の腰窓です。お隣のバルコニーの正面なので、いつもカーテンを閉じたままになってしまっていました。

長男の部屋の腰窓です。お隣のバルコニーの正面なので、いつもカーテンを閉じたままになってしまっていました。

型ガラスの内窓を付けると、まったく見えなくなりました。
これならカーテンを全開できるので、とても部屋が明るくなります。
型ガラスの拡散効果で透明ガラスで採光する場合よりも部屋全体があかるく感じます。

型ガラスの内窓を付けると、まったく見えなくなりました。
これならカーテンを全開できるので、とても部屋が明るくなります。
型ガラスの拡散効果で透明ガラスで採光する場合よりも部屋全体があかるく感じます。

浴室とトイレは棚を後付

妻の反対を受けながらも内窓を取り付けることになった浴室とトイレには、後付で棚を取り付けることができました。

特にトイレは、利便性だけでなく、予想以上にインテリア性がアップして、われながら大成功のDIYとなりました。

実は、内窓もDIYで取り付けることも考えたのですが、浴室の内窓が専用の仕様だったことを取り付け当日に知ったので、無理して自分で付けることにしなくてよかったです。

 

内窓と新しい棚が無事付いた写真です。
横幅76cmの壁ピッタリサイズの棚を執念で見つけて、カットする手間も省いて、とてもおしゃれな雰囲気に仕上がり大満足です。

内窓と新しい棚が無事付いた写真です。
横幅76cmの壁ピッタリサイズの棚を執念で見つけて、カットする手間も省いて、とてもおしゃれな雰囲気に仕上がり大満足です。

浴室の棚問題は、マグネット式の樹脂製の棚を選びました。

浴室の棚問題は、マグネット式の樹脂製の棚を選びました。

浴室の窓枠には、この下地補強材が取り付けられていました。浴室の窓枠はそのままでは、内窓の重みを支えられないようです。このようなことを知らずに、自分でDIYで取り付けようとしなくて良かったと思います。

浴室の窓枠には、この下地補強材が取り付けられていました。浴室の窓枠はそのままでは、内窓の重みを支えられないようです。このようなことを知らずに、自分でDIYで取り付けようとしなくて良かったと思います。

マグネット式の棚をこのようにセットして、棚問題も完全解決です。冬場の効果が楽しみです。

マグネット式の棚をこのようにセットして、棚問題も完全解決です。冬場の効果が楽しみです。

TAG

記事に登録されたタグ

読者アンケート

この記事の感想

※コメントはイエマガ内で掲載させていただく場合がございます。

性別

年齢

ニックネーム

家づくり日々勉強!一覧に戻る

連載記事

連載一覧を見る

  • mh13-2-1
  • 07

PAGE TOP