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「 海外ドラマの間取りとインテリア」 バックナンバー

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ブレイキング・バッド / Breaking Bad 海外ドラマの間取りとインテリア vol.50

2015.08.05

ブレイキング・バッド ストーリー
インテリアは紫で個性を出す

イエ子(以下・イ):今回は第50回ということで、読者さんから特にリクエストが多かったドラマを取り上げます。それは、『ブレイキング・バッド」』です!

舞台は、ニューメキシコ州のアルバカーキ。高校の化学教師のウォルターが、とある事情から麻薬ビジネスに手を染めるというストーリーのドラマです。評判通り、いえ、それ以上ののおもしろさでした!

探偵(以下・探):かなりスキャンダラスな内容なんですが、地味で気弱なウォルターが裏社会に染まって変貌していく姿に目が離せなくなります。

ブレイキング・バッド

イ:毎回、いろんなことが起きて、しかもそれがなんだかやけにリアルで、見ていると本当に切なくなるんですよね。

ただ、ウォルターの内に秘めていたダークな素顔が露わになってくると、最後はどうなるのか見届けたくなります。

探:さて、そんなブレイキング・バッドですが、リクエストいただいたのがウォルターの家ではなく、その義弟のハンクとマリー夫婦の家。

立地も面白いところにあって、色使いも素敵なインテリアになっています

ブレイキング・バッド 登場人物
ブレイキング・バッド 間取り
メキシコ風?平屋の豪邸

探:まずびっくりするのが、家が建っている場所。広い草原に、石造りのような平屋の家が並んでいる住宅地があり、その一つがハリー夫婦の家になります。場所柄なのか、ちょっとラテンな感じも漂いますね。

イ:ニューメキシコ、という感じが外観からしますね。

探:間取りは、玄関を入って手前にリビング、奥にダイニングがあります。ダイニングから廊下を抜けると、キッチンと半円上のスペースにもう一つ小さなダイニングがあります。

はっきりとはわかりませんが、たぶん廊下を進むとベッドルームがあるようです。

他にも、バーベキューができるベランダや車が2台も止められるガレージなどもあり、結構な豪邸です。

ブレイキング・バッド シュレイダー家
ブレイキング・バッド リビング
どこにどんな紫があるでしょう

探:玄関を入って正面にリビングとダイニングが続いています。天井も高くてとても広く見えますね。

部屋をよく見てみると、階段状になっている壁や、両側の壁のニッチにリビングボードと本棚がすっぽり収まっていたりと、デザインにもこだわった内装になっています。

イ:最初に見たとき、階段状の壁の奥は階段があるんだと思っていましたが、装飾のアイデアだったんですね。珍しいアイデア…。

探:でも!この家で特に目につくのが、紫を使ったコーディネート。全体が紫紫しているわけでなく、部屋のアクセント的に使っているので大人な雰囲気が漂ってオシャレ!

妻のマリーが好きなようで、部屋のインテリアに合わせるかのように、服や飾っているお花なども合わせてコーディネートしてあります。

イ:その徹底ぶりがすごいのですね(笑)

探:みなさんも、どこで使われているか探してみてください。

ブレイキング・バッド 真面目な教師が選んだサイドビジネスは
ブレイキング・バッド 部屋
ブレイキング・バッド インテリア
キッチンは2列に+アイランド

探:リビングの廊下を抜けるとキッチンがあります。2列に並んだ長いキッチンで、正面には窓もあり見晴らしが良さそうですね。

イ:一部がカウンターにもなっていて、ちょっとした軽食はここでも取れますね。

探:半円になっているダイニングスペースがとても可愛らしいです。そんなに広くはないですが、小さめの円卓を置いて、ここでも食事が取れるようになっています。

イ:気分に合わせて食事をする場所を変えられるって贅沢でいいですね~。

探:家の外観が映ると、壁がカーブしていたり出っ張っているところが見えるので、中はこうなっているのか~なんて探索しながら見てみるのも面白いですよ。
シーズン3、4ぐらいからちょこちょここのハンクの家でてくるので、ぜひご覧になってみてください。

ブレイキング・バッド キッチン

探:祝50回ということで、リクエストが多い「ブレイキング・バッド」を取り上げましたがいかがでしたか?ちなみに、ベスト3をイエ子さんに聞いたら、1位が『ビックバンセオリー』、2位が『デクスター』、3位が『ブレイキング・バッド』とのこと。 1位、2位は過去に取り上げたので、お好きな方はぜひ見てみてくださいね。

なぜ今回リクエストにこだわったのかというと、実はこの50回を機にまどか探偵を卒業することになりました。なので、今まで見てくださった読者さんに感謝を込めて、どうしてもリクエストが多いものを取り上げたいと思ったのです。

最後に、今まで読んでくださった読者さん、ツイッターで感想を送ってくださったみなさん、いつも素敵なイラストを描いてくださったヤマサキさん、そしてイエマガスタッフのみなさん、本当にありがとうございました! そして、秘書のイエ子さん。

家が豪邸すぎて泣きそうな時も、へんてこりんな家具があって苦戦していた時も、いつも嫌な顔せずサポートしてくださり、本当にありがとうございました!

この4年間、連載を続けてこれたこととても嬉しく思います。そして、「海外ドラマの間取りとインテリア」がこれからも、面白かった!とみなさんの心に響きますように。

イ:まどか探偵には、4年間ものあいだ、本業のインテリアコーディネーターの仕事もお忙しいのに、この連載のためにたくさんの時間を割いていただいきました。見たことないドラマを一気に何シーズンも調査していただいたり、それでも部屋がでてこなかったり…大変だったと思います。こちらこそ長い間、ありがとうございました。

そして、この連載はまだ続きます~。これからもよろしくお願いいたします。

おわりに
探偵と秘書

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