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「 分離発注とハーフセルフビルドで」 バックナンバー

第52回 リビングとつながる北欧風和室

2026.02.04

【執筆者プロフィール】

tiu さん

ある日、格安の土地を見つけて、新築計画をスタートしたところ、思わぬトラブルで一度断念することに。改めて始めた家づくりを支えてくれたのは、分離発注での契約を専門とする一級建築士事務所でした。

自由度も高く、すべてを建築業者に任せるより安くつくれるけれど、手間と時間がかかる「分離発注」と自分たちでできることはするという「ハーフセルフビルド」で、憧れの北欧風ハウスが完成しました。

ちょっと他とは違った家づくりのストーリーをこの連載で綴っていきます。

Blog https://myhomeblog.tiulabo.net/

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第52回 リビングとつながる北欧風和室

和室は、わたしたち日本人にとって特別な存在。新築の時に採用するか悩んだ方も多いのではないでしょうか。

洋風の家の場合、雰囲気をフィットさせるのは難しいですし、使わない和室のために間取りに悩んだり、予算オーバーになるのも本末転倒です。

そこで今回は、わが家がたどりついた無駄にならない、かつ洋風の家にもあう自称「一石二鳥の北欧風和室」をご紹介したいと思います。壁紙や照明の選び方、予算を抑えた畳のアイデアなど、何かのヒントになればと思います。

和室は必要?

最近は和室がない家も多いですが、わが家はわりと早い段階から和室の採用を決めていました。その理由は以下のとおり。

・子どもが遊ぶ時など畳を使いたいシーンが多い
・子どもが小さいうちは畳の部屋に布団を敷いて寝たかった
・和室がある家へのあこがれが心のどこかにあった

わが家の場合、和室といっても純和室ではなく「畳がある洋室」といった方が正しいかもしれません。

一石二鳥の和室

そんな和室ですが、わが家はスペースが限られているので、採用するなら最大限活用できる方法を模索していました。そこで、以下のように一石二鳥の和室にする方法を採用。

・和室はリビングに隣接する
・引き戸で仕切ると完全な寝室にできる
・引き戸を解放したら一つの大きなリビングにできる

和室とリビングをつなぐというのは昔からよくある間取りですが、わが家の場合、和室とLDKを一直線に並ぶようにしました。

2階の間取り

2階の間取り

これにより、狭いリビングでも最大限に広さを感じることができ、和室も存在感が飛躍的に上がります。夜寝る時だけ引き戸を閉めれば寝室に変身するので無駄がありません。

リビングとつながった和室。夜は引き戸を閉めて寝室として使っています。

リビングとつながった和室。夜は引き戸を閉めて寝室として使っています。

北欧風和室

せっかく北欧風の外観なので、和室も違和感のないものにしたいところ。そのために、壁、天井、畳、照明、窓・カーテン、見えるものすべてにこだわりました。

以下、くわしくこだわりポイントをご紹介します。

和室の内装・照明でこだわったところは…

和室の内装・照明でこだわったところは…

【絶妙なアクセントクロス】

常に目に入る和室の奥の壁はアクセントクロスをいれることにしました(サンゲツFE-4591:現在は廃盤の可能性があります)。

キャンバス調の質感に、淡いグリーン系のベージュストライプが入ったデザインで、北欧と和のどちらもかねそなえたような絶妙なテイストです。

実際にショールームに何度も通い、カタログだけでなくサンプルを何枚も取り寄せてやっと決まった一枚です。

ちなみに、他の3面は漆喰調を選びました(シンコールBA-6160)。

天井は、北欧ぽくパステル調の薄いブルーをチョイス。和紙のような色味で和室にも相性がよいです。安眠効果もありそう。

リビングから見える壁には、淡いグリーン系のベージュストライプが入ったアクセントクロスを採用。

リビングから見える壁には、淡いグリーン系のベージュストライプが入ったアクセントクロスを採用。

天井は北欧風を意識して、パステル調の薄いブルーに。

天井は北欧風を意識して、パステル調の薄いブルーに。

【キナリ生地のペンダントライト】

和室の照明もとても大事なポイント。

シーリングタイプの照明は日本家屋感が出てしまうので、いろいろ探してペンダントに決定(3灯ファブリックペンダント)

北欧ぽいシンプルで洗練されたデザインと素朴なキナリ地が北欧にも和にもマッチするおすすめ照明です。

北欧にも和風にもあうペンダントライトを見つけました。

北欧にも和風にもあうペンダントライトを見つけました。

【予算との戦い「ハイブリッド琉球畳」】

おしゃれな和室といえば、縁のない「琉球畳」が定番ですよね。でも、見積もりを見てあきらめました。

・通常の畳(6畳):約60,000
・琉球畳(半畳×12枚):約96,000

その差、36,000円!(当時の価格)

予算ギリギリのわが家には厳しい金額でした。そこで建築士さんが提案してくれたのが「ハイブリッド琉球畳」。

これは、「普通の畳の縁なし版」で、これなら6畳で約72,000!琉球畳より24,000円も安く、それでいて見た目はスッキリ。若干妥協感はありますが縁がないだけで一気にモダンな雰囲気になります。

「普通の畳の縁なし版」でモダンな和室に!

「普通の畳の縁なし版」でモダンな和室に!

【素朴な窓とカーテン】

一番悩んだのが窓まわり。

窓は外観を優先したため観音開きの縦すべり窓になっていますが(31話参照)、これに合わせる理想のカーテンがみつからず、引き渡し後もしばらくカーテンなしの生活をおくっていました。

そして、やっと行き着いたのが写真の「カフェカーテン」。ただ、これもちょうどよいサイズがなく自作することに。作り方はとても簡単で、

1. お好みの布をカット
2. 「すそ上げテープ」をアイロンでペタッ!
3. つっぱり棒を通して窓枠に固定するだけ

という針も糸も使わないお手軽激安アイテムです。しかも、仕上がりがどの高級カーテンよりも好みなのでにんまり(笑)

寝る時のコールドドラフトの心配はありましたが、断熱窓のおかげでそれもなく快適です。

針も糸も使わないお手軽「カフェカーテン」。

針も糸も使わないお手軽「カフェカーテン」。

畳の価値を再認識

理想通りの北欧風和室にするのは時間がかかりましたが、実際に住んでみて、やはり和室を採用してよかったと思いました。わが家の場合、和室よりも畳の価値を再認識できたところも大きかったです。

次回は、狭い和室を快適にするアイデアをいくつかご紹介したいと思います。この記事が、これから家づくりをされる方の参考になれば幸いです。

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