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「 分離発注とハーフセルフビルドで」 バックナンバー

第54回 ロフトを最大限まで生かす

2026.05.20

【執筆者プロフィール】

tiu さん

ある日、格安の土地を見つけて、新築計画をスタートしたところ、思わぬトラブルで一度断念することに。改めて始めた家づくりを支えてくれたのは、分離発注での契約を専門とする一級建築士事務所でした。

自由度も高く、すべてを建築業者に任せるより安くつくれるけれど、手間と時間がかかる「分離発注」と自分たちでできることはするという「ハーフセルフビルド」で、憧れの北欧風ハウスが完成しました。

ちょっと他とは違った家づくりのストーリーをこの連載で綴っていきます。

Blog https://myhomeblog.tiulabo.net/

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第52回 リビングとつながる北欧風和室

ダイニングとリビングを合わせてわずか9畳のわが家。そんなわが家にとってロフトはなくてはならない存在でした。

日常の空間に奥行きをもたらすリビングにつながるロフト、風が通り抜け、夏でも涼しく居心地良く過ごせる使える小空間。秘密基地のような遊び心ある屋根裏。今回はそんな理想のロフトを実現すべく、わが家がたどりついたロフトをご紹介したいと思います。

わが家のロフトの条件

わが家にはロフトへの大きな希望がありました。その条件が以下の3つ。

1.ロフトとリビングをつなげて大空間に

ダイニングとリビング合わせて9畳ほどのわが家は、少しでも部屋を広く見せるためにいろいろなしかけを取り入れました。その一つが今回のリビング併設の全開口型ロフトです。

2.真夏でも快適な居心地
実家のロフトが夏にサウナ状態で1分といられない場所でした。真夏でも快適に過ごせること、これは絶対条件です。

3.遊び心のある秘密基地的な空間
映画に出てくる秘密基地のような屋根裏部屋。自分の家にそんなワクワクする空間があるなんて夢が広がりますよね。これもロフトをつくる大事な条件でした。お金をかけずにどこまでできるか挑戦したいと思っています。

これらの条件をもとに、建築士さんと綿密に検討。勾配天井とロフトをどう組み合わせるか、空気の流れと窓の配置、断熱材の選定、収納スペース、コンセントや照明、はしごの選定から配置まで細部まで調整を繰り返しました。

分離発注方式は、こういうとき施主が設計や材料まで深く関われるのが良いところです。

勾配天井、窓の配置、断熱材の選定、収納スペース、コンセント、照明、はしごの選定まで細部を検討・調整しました。

勾配天井、窓の配置、断熱材の選定、収納スペース、コンセント、照明、はしごの選定まで細部を検討・調整しました。

ロフトのこだわりポイント

1.開放感
まずは開放感。写真はリビングからロフトを見上げたところですが、リビングとの仕切りをなくしたことで視線の抜け感が生まれ、広々とした空間を実現できました。

ロフトの下は子ども部屋と階段と浴室で、空間をあますことなく有効活用できたのもポイントです。

リビングと繋がった空間となり、視線の抜け感が生まれました。

リビングと繋がった空間となり、視線の抜け感が生まれました。

2.断熱材(アイシネン)
実は住んでみるまで不安だったのが天井の断熱性能。これが原因で部屋が暑かったら一生後悔しそうですもんね(汗)。

素材はグラスウールなど様々な選択肢がありましたが、建築士さんおすすめの発泡ウレタン系の断熱材「アイシネン」を採用。予算アップにはなりましたがここだけは快適さを優先しました。

断熱材は、発泡ウレタン系「アイシネン」を採用。

断熱材は、発泡ウレタン系「アイシネン」を採用。

そして、実際に8月の猛暑日に計測した結果がこちら(エアコン14畳タイプ1台、23度設定)。

外気温「35.9度」に対し、天井付近で「26度」。これなら問題なく過ごせるレベルです。天井を触ってみても常温。最近の断熱材に脱帽です。

外気温「35.9度」に対し、天井付近で「26度」。

外気温「35.9度」に対し、天井付近で「26度」。

3.空気循環システム(自己流)
天井にたまった空気を逃がす対策も欠かせません。

そこで、三菱電機の『カウンターアローファン』という、ダクトに接続して空気を送り出すためのファンを採用。

天井付近にたまった温かい空気を、このダクトから吸い込んで1階の床下に送るしくみです。空気の方向を切り替えることで、冬は床下エアコンの温かい空気をここから排気する役目もあります。

ちなみに、24時間換気システムという方法もありましたが、そちらは車1台買えそうな金額だったので断念。いろいろ探して建築士さんとも相談しつつこちらを採用することになりました。というわけで、完全自己責任システムです。

窓も大きめのものを配置。これで実家のロフトのような灼熱空間とはおさらばです。

三菱電機の『カウンターアローファン』で1階の床下に暑い空気を送ります(左側のカーテン部分は収納スペース)。

三菱電機の『カウンターアローファン』で1階の床下に暑い空気を送ります(左側のカーテン部分は収納スペース)。

4.収納スペース
ロフトは7.5畳ありますが、左サイドの1.5畳の壁内スペースを物置としました。この部分は天井が低く立てない高さですが、収納ケースが2段は重ねられるので、この収納力があるとないとでは雲泥の差です。

ごちゃごちゃしているので普段はカーテンで目隠をしています。

5.秘密基地空間
ロフトの壁は、漫画喫茶のようなマンガ棚を設置。誰にも邪魔されずに、好きなマンガを寝転びながら読める夢の空間です。ここはこれから時間をかけてカスタマイズしていきたいと思います。

マンガ棚を設置。ひとりで寝転がって自由にくつろげる空間が完成。

マンガ棚を設置。ひとりで寝転がって自由にくつろげる空間が完成。

生きたロフトへ

こだわりにこだわった結果、ロフトはわが家にとって欠かせない存在となりました。せっかく作るなら、やっぱり「生きたロフト」にしたいですもんね。この記事が、ロフトづくりで迷っている方の、なにかのヒントになれば嬉しいです。

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