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2026.04.22
この連載では、世界にひとつの自分らしいインテリアデザインを室内に。インテリアデザインの先進国イギリスで学ばれ、現在日本で活躍されている安藤さんに、ムードボードの重要性を紐解きながら、楽しくプランニングを解説いただきます。
【執筆者プロフィール】
安藤 眞代
美術大学、日本画学科を卒業後、大手インテリアメーカー住江織物でデザイン業務に従事。
ロンドンインテリア留学、Interior Design School London Professional Development Course卒。
業界での豊富な経験と、英国での学びを活かしたトータルな空間コーディネートや、日本では数少ないオーダーカーペットデザインも得意とする。
毎年 ミラノ、ロンドン等海外インテリア展示会を視察し、海外トレンドレポートを多数講演。
https://studio-ma.jp/
その㉔インテリアグリーンの効果的な取り入れ方 その2、自然と上手く暮らすインテリアのヒント
前回のその1は、イギリスのガーデン文化と、もうひとつのリビング「コンサバトリー」のお話をしました。その2は、家で過ごす豊かな暮らし、自然と上手く暮らすための、観葉植物や自然素材カラーを使った、インテリアの効果的な使い方のヒントお話しをしたいと思います。
ステイホームで家にいる時間が長かった頃、インテリアグリーンの魅力に癒された方も多かったのではないでしょうか。当時のインテリア雑誌でも、グリーン特集が数多く見られました。
住まいの中で最も長く過ごし、ゆったりとした時間を楽しみたいリビングにグリーンを取り入れることで、空間は一気にいきいきとした表情を見せてくれます。
やわらかい印象に整える「名脇役」
グリーンは、お部屋のインテリアのクオリティをさりげなく引き上げてくれる、まさに“名脇役”。同じ家具であっても、グリーンがあるかないかで、その印象は驚くほど大きく変わります。
また、スペースが限られている場合でも、床やテーブルの上、さらには天井から吊るすなど、さまざまな高さの視点に植物を配置することで、建築や家具のラインをやわらかく整え、より豊かな空間を演出することができます(写真①、③、イラスト②)。
写真①:床やテーブルの上、さらには天井から吊るすなど、さまざまな高さの視点に植物を配置することで、豊かな空間が生まれます。
イラスト②:さらにスツールなどを使って高さを調整するのも効果的。
写真③:窓辺の小さな空間にも、水栽培のグリーンを置くと、スクスク育ちます(筆者自邸)。
植物や観葉植物は、さまざまな種類を組み合わせても問題ありませんが、鉢の色味(色相)を揃えることで、空間に美しい統一感が生まれます。もし鉢が揃わない場合でも、プランターカバーや籠などを活用することで、全体のイメージを整えることができます(写真④)。
また、大きな植物は頻繁に配置を変えるのが難しいため、スツールなどを使って高さを調整するのも効果的です。視線の高さに変化をつけることで、空間にリズムが生まれます。
写真④:さまざまな種類を組み合わせて、鉢のイメージを揃えると空間に統一感が出ます。
センスを上げるディスプレイのヒント
さらに、異なるサイズの植物を前後に配置し、その⑰でもお話ししたように、 三角形を意識してレイアウトすると、それぞれのグリーンの存在感がより引き立ちます。これは、ディスプレイの基本構成としても有効な考え方です。
グリーンと一緒に、小物をディスプレイする際も同様に、小・中・大の3つのサイズを用意し、前後にずらしながら三角形を描くように配置することで、バランスよく、センスの良い印象に整えることができます(写真⑤)。
写真⑤:前後にずらしながら三角形を描くように配置することで、バランスよく、センスの良い印象に整えることができる。
またひとつだけでなく、複数を連続して配置することも、棚置きを美しく見せるポイントのひとつです(イラスト⑥)。必ずしも同じサイズや同じ植物、同じ鉢で揃える必要はありません。むしろ、鉢のサイズや植物の種類、高さに変化を持たせることで、空間にリズムと豊かな表情が生まれます。
イラスト⑥:複数を連続して配置することも、棚置きを美しく見せるポイント。
インテリアのポイント
さらに、インテリア空間においては、ソファに置くクッションやカーテンの素材・カラーを、リネンやコットンなどの自然素材やナチュラルな色合いでまとめることで、より心地よく、豊かな印象を演出することができます。
また、壁紙は空間全体の印象を大きく左右する要素のひとつです。すべてを変えるのではなく、一面だけに大胆なナチュラルデザインやカラーを取り入れることで、空間のクオリティをさりげなく引き上げることができます(写真⑦、⑧、⑨)。
写真⑦左:壁紙やクッションなどにナチュラルなカラーやデザインを取り入れる。写真⑧右:壁紙やクッションなどに、ナチュラルなカラーやデザインを取り入れる。
写真⑨:インテリアをナチュラルなカラーやデザインでまとめる。
グリーンは、空間にやわらかさと奥行きをもたらし、日々の暮らしにさりげない豊かさを添えてくれる存在です。
ほんの少し取り入れるだけで、住まいの印象は大きく変わります。自分らしいバランスでグリーンを取り入れ、心地よい空間づくりを楽しんでみてください。
次回は、4月に開催される世界最大のインテリア展示会「ミラノデザインウィーク」、さらにその周辺諸国のインテリア、建築を視察予定ですので、いち早くヨーロッパ最新インテリアをご紹介したいと思います。
(参考写真)パリやロンドンの、お花屋さんやカフェのグリーンや花達。季節に関係なくいつも華やかです。



























