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- 第34回 塗り壁の失敗集
- 第33回 塗り壁DIYの購入アイテムと費用
- 第32回 塗り壁DIYに挑戦!
- 第31回 北欧風外観のすみずみまで魂をこめる
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- 第16回 キッチンの施主支給とDIYとは?
- 第15回 木製にこだわったキッチン選び
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- 第13回 理想の間取りづくり(2階編)
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- 第10回 分離発注のお金の流れ
- 第9回 ハラハラの地盤調査とセルフ地鎮祭
- 第8回 ついに地主との引き渡し会に
- 第7回 家の設計を進める
- 第6回 建築士が入って急展開する
- 第5回 接道義務も満たしてなかった
- 第4回 マンガみたいな結末を迎える
- 第3回 接道に5人の所有者
- 第2回 土地が安い理由
- 第1回 秘密の不動産情報と出会う
2026.01.07
【執筆者プロフィール】
tiu さん
ある日、格安の土地を見つけて、新築計画をスタートしたところ、思わぬトラブルで一度断念することに。改めて始めた家づくりを支えてくれたのは、分離発注での契約を専門とする一級建築士事務所でした。
自由度も高く、すべてを建築業者に任せるより安くつくれるけれど、手間と時間がかかる「分離発注」と自分たちでできることはするという「ハーフセルフビルド」で、憧れの北欧風ハウスが完成しました。
ちょっと他とは違った家づくりのストーリーをこの連載で綴っていきます。
第51回 アメリカンスイッチを採用して
アメリカ映画に登場するアメリカンスイッチがある家。あの異国感満載のアイテムが自分の家にあると思うだけでテンションが爆上がりします。(わが家だけ?)
憧れのアメリカンスイッチ
今回は、そんなアメリカンスイッチ大好きのわが家が、アメリカンスイッチを検討中の方に向けて導入する際の注意点や実際の使用感をお届けしたいと思います。
アメリカンスイッチの施主支給
わが家は建築士と二人三脚で進める「分離発注方式」。今回も建築士さんにわがままをいって家中をアメリカンスイッチにしたいと相談してみました。
回答は意外にも「いいですね!」とあっさりと了承をえることができました。ただ、現物がないとのことでサンプルを購入することに。
アメリカンスイッチは、スイッチ本体とプレートが別々で販売されています。
今回、候補のひとつがCOOPER社製のアメリカンスイッチ(片切スイッチ)。建築士さんも取扱業者がないとのことで楽天で購入。単スイッチで800円ほどでした。
Cooper社は1833年創業のアメリカの老舗ブランド。派手さよりも耐久性と安全性を重視した、現在でもアメリカで使われています。ちなみに、当時はCooper社しか候補がありませんでしたが、現在はパナソニックなど国内メーカーも販売しているのでかなり手に入り安くなっていると思います。
実際に手にとって日本のスイッチと比べてみると、明らかに違いがあることが分かります。
日本のスイッチはみなさんご存知の平たいスイッチ。「パチッパチッ」と聞き慣れた音がするのに対し、Cooper社のこのスイッチは「カクッ、クコッ」みたいな、今まで味わったことも聞いたこともない、いかにも日本のモノではないという感触がありました。それがまた心地良いんです。
照明設計が終わると、こちらを一式購入。家中一式で3万円ほどでした(当時の価格)。
心地よいスイッチ音のするCOOPER社製のアメリカンスイッチ(片切スイッチ)。
アメリカンスイッチのメリット
それでは、実際に導入したメリットをお伝えしたいと思います。
●毎日が海外。インテリアの格が上がる:わが家がアメリカンスイッチに求めていたのはこれになります。視界に入るたびに「あ、いいな」と思える。これに尽きます。塗り壁の質感とも相性が良く、スイッチ一つで部屋の空気がガラリと海外の住宅のような雰囲気に変わります。
●操作が簡単、分かりやすい:日本の一般的なスイッチは、左右にボタンが動くので見た目ではONかOFFか分かりにくいことがあります。アメリカンスイッチはレバーが上下に動くため、状態が分かりやすいです。しかも、レバーなので手が塞がっていても腕で操作が簡単なのもいいところ。
●総額は日本のスイッチと大差ない:アメリカンスイッチは「高そう」と思われがちですが、実はスイッチ本体やプレートなどのパーツ代だけで言えば、家全体で3万円程度の追加で収まりました。数千万という家づくりの総額から見れば、この満足度に対してのコストパフォーマンスは驚くほど高いと言えます。
アメリカンスイッチはレバーが上下に動くため、ON・OFFの状態が分かりやすいです。
アメリカンスイッチのデメリット
もちろん、いいことばかりではありません。導入前に知っておくべきリアルな注意点もあります。
●メーカー保証が弱い:海外製品の施主支給品の場合、当然ながら日本のメーカーのような手厚い保証は期待できません。不具合が起きたら自分で対応する、という「自己責任」の覚悟が必要です。国内メーカーのアメリカンスイッチを選べば安心です。
●設置スペースの確保が必要:アメリカンスイッチは構造上、2連3連と増えていくごとに、横幅が長くなっていきます。そうなると壁の中の配線ボックスも横長になるのでそのスペースの確保が必要になります。わが家も、洗面所など狭い場所は2連スイッチが収まらず日本のコンパクトなスイッチにしたところがありました。
●品質のばらつき:海外製は日本製に比べると、新品でも小さな傷があったり、レバーの重さが微妙に違ったりすることがありました。包装も日本のスイッチは個包装されていましたが、アメリカンスイッチは裸のままケースで届くというワイルドさ(笑)。
壁に横長のスイッチプレートと壁の中に配線ボックスのスペースが必要になります。
アメリカンスイッチは、万人におすすめできる設備ではないかもしれませんが、わが家のように「海外住宅への憧れ」がある方にとっては、これほど身近で手軽に家への愛着を深めてくれるアイテムはないようにも思います。
ハウスメーカーでは、規格外の製品は「保証ができない」「実績がない」「手間がかかる」という理由で断られることも少なくないアメリカンスイッチですが、国内製品も増え、導入リスクはかなり下がってきているので気になる方は相談してみてもいいかもですね。
海外住宅の雰囲気が出せるアメリカンスイッチ。手軽に家への愛着を深めてくれるアイテムです。



























