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- 第3回 接道に5人の所有者
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- 第1回 秘密の不動産情報と出会う
2025.11.19
【執筆者プロフィール】
tiu さん
ある日、格安の土地を見つけて、新築計画をスタートしたところ、思わぬトラブルで一度断念することに。改めて始めた家づくりを支えてくれたのは、分離発注での契約を専門とする一級建築士事務所でした。
自由度も高く、すべてを建築業者に任せるより安くつくれるけれど、手間と時間がかかる「分離発注」と自分たちでできることはするという「ハーフセルフビルド」で、憧れの北欧風ハウスが完成しました。
ちょっと他とは違った家づくりのストーリーをこの連載で綴っていきます。
第50回 ライティングレールで自由な照明設計【後編】
前回、わが家のライティングレールの設計設置場所:リビング/ダイニング/キッチン/子ども部屋/ロフト/1階作業部屋)に続いて、これまで感じていた照明の悩み
① 部屋のすみずみまで明かりが届かず薄暗い部屋
② ちょうど良い色味にならない
③ 必要な場所に光があたらない
これらを解決することができたか、検証していきます。
①光の強さと届き具合
今回、より隅々まで光が届くように調整できるように、角度調節できるスポットライトを採用しました。
写真は1階の多目的スペース。電球の数や、角度を変えながらちょっとずつちょうど良い具合に微調整していきました。この部屋は、60W相当のLED電球を7個設置することで決定(右図)。間接照明にも応用できそうです。
検証の結果、60W相当のLED電球を7個設置することに。
②照明の色味
次は2階のリビング。2階のリビングはライティングレールを2本の梁と壁2箇所に設置しました。
リビングは、色味を細かく調整したかったので、無段階に調色設定ができるLED電球を採用。調整はリモコンで簡単にできるのもいいところ。
結果は、写真のとおり絶妙な色合いにすることができ思わず感動。実家で長年、夢見たのがついに叶った瞬間でした。良い時代になりました。
2階のリビング
③勉強中に自分が影にならない対策
そして、勉強中に自分が影にならないようにする対策も大事。この対策のために、机を置くであろう場所の上にライティングレールを設置。
さらに、調光・調色できるLED電球を採用。
ここまでやれば勉強もはかどること間違いなし(?)
子ども部屋と机を置くであろう位置に(赤丸印)。
調光調色機能付きLED電球(スマート照明)
そして、第2の主役、調光調色機能付きLED電球。見た目は普通の電球ですが、この電球自体に光の強さと色味を無段階に調節できる機能が付いています。
写真は、スマート家電で有名なSwitchBot(スイッチボット)の商品。こちらは光の調整をスマホのアプリで行うタイプで、他にもタイマーが設定できたり、複数のLEDをグループ化できたり、外出先からON/OFFができたりと、ハイテク機能が盛りだくさんとなっています。
スマート家電で有名なSwitchBotの電球。
スマホはちょっとという場合はスイッチボット以外になりますがリモコンタイプもおすすめです。
わが家はリビングなどちょこちょこ照明をON/OFFしたい部屋はリモコンタイプ、タイマーでON/OFFした部屋はアプリタイプといったように使い分けています。
LED電球なら、価格も手頃で、少しずつ試し買いできるのもいいですよね。
ライティングレールは他にもメリットがいっぱい
他にも、ライティングレールにはユニークなオプションがいろいろ用意されています。
たとえば、コンセント。これを使えば天井から自由自在に給電したり、LEDイルミネーションなども気軽にできたり。
ほかにも、S字フックも大変便利。壁や天井に穴をあける必要が減るので、部屋のカスタマイズも楽しくなりますね!
コンセントを取り付けて、天井から給電もできます。
S字フックを掛けてインテリア・デコレーションも楽しめます。
照明を楽しみたい人にぴったりのライティングレール
ライティングレールにもデメリットはあります。見た目の好みが分かれる点や、自分でいろいろ考えないといけなかったり、設置状況によっては電球がまぶしく感じたりなど。
ただ、それ以上に自分で照明をコントロールできるようになるのは大きいと感じました。
照明にこだわりたい方、照明を楽しみたい方の参考になれば幸いです。



























