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- 第39回 塗り壁DIY、道具も大切
- 第38回 シアタールーム「塗り壁スクリーン」計画
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- 第36回 塗り壁DIYぶっつけ本番!(前編)
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- 第34回 塗り壁の失敗集
- 第33回 塗り壁DIYの購入アイテムと費用
- 第32回 塗り壁DIYに挑戦!
- 第31回 北欧風外観のすみずみまで魂をこめる
- 第30回 サイディングのつなぎ目をなくす!
- 第29回 北欧風ハウスの外壁
- 第28回 石畳タイルのある玄関
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- 第20回 外壁の下地選び
- 第19回 ドタバタの上棟
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- 第16回 キッチンの施主支給とDIYとは?
- 第15回 木製にこだわったキッチン選び
- 第14回 理想の間取りづくり(1階編)
- 第13回 理想の間取りづくり(2階編)
- 第12回 シロアリ対策にDIYで挑戦
- 第11回 施主支給:フローリング選びから納品まで
- 第10回 分離発注のお金の流れ
- 第9回 ハラハラの地盤調査とセルフ地鎮祭
- 第8回 ついに地主との引き渡し会に
- 第7回 家の設計を進める
- 第6回 建築士が入って急展開する
- 第5回 接道義務も満たしてなかった
- 第4回 マンガみたいな結末を迎える
- 第3回 接道に5人の所有者
- 第2回 土地が安い理由
- 第1回 秘密の不動産情報と出会う

2025.10.01
【執筆者プロフィール】
tiu さん
ある日、格安の土地を見つけて、新築計画をスタートしたところ、思わぬトラブルで一度断念することに。改めて始めた家づくりを支えてくれたのは、分離発注での契約を専門とする一級建築士事務所でした。
自由度も高く、すべてを建築業者に任せるより安くつくれるけれど、手間と時間がかかる「分離発注」と自分たちでできることはするという「ハーフセルフビルド」で、憧れの北欧風ハウスが完成しました。
ちょっと他とは違った家づくりのストーリーをこの連載で綴っていきます。
第49回 ライティングレールで自由な照明設計さ!
照明設計は家づくりで大きな要素の一つ。一方で「もっと考えておけばよかった」と後悔するポイントでもあります。わが家も、ハウスメーカー時代はほとんどおまかせ状態で、あのままいけば後悔するところでした。
今回は、その教訓と分離発注の自由度を活かしたわが家の照明設計についてご紹介したいと思います。ごゆっくりとご覧ください。
照明の3つの悩み
照明設計の良し悪しは、人によっては生涯、生活に影響をあたえるとても大事なものです。にも関わらず、照明は一度完成すると後から簡単に変更が難しいのも事実。
例えば、私の実家で長年悩んでいたのがこれでした。
① 部屋のすみずみまで明かりが届かず薄暗い部屋(ホラー感さえある)
② ちょうど良い色味にならない(青白すぎたり、暖色すぎたり失敗多数)
③ 必要な場所に光があたらない(勉強する時に自分の影がジャマになる)
しかし、新築で家が建てられるなら話は別。この時こそ、千載一遇のチャンス。これを逃す手はありません!
そこで、わが家が考えた作戦がこちら。
❶ 好きなところに照明が増設できるようにする
❷ 取り付け位置や角度が調節できるようにする
❸ 調光できるようにする
❹ 調色もできるようにする
これらをすべて満たし、しかも費用がそこまでかからない方法。それが、「ライティングレール+調光調色機能付きLED電球」でした。
ライティングレールの照明設計
入念に検討を重ね完成したのがこちらのライティングレール設計図。赤いラインがライティングレールです。
リビング/ダイニング/キッチン/子ども部屋/ロフト/1階作業部屋

赤いラインがライティングレール。赤い丸印はその他の照明。
結果的に、家の半分以上がライティングレールになってしまいました(笑)。
ライティングレールの採用有無は、以下のポイントを基準に行いました。
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■ 将来、模様替えする可能性がある部屋(ソファやテーブルなど)
■ 部屋のすみずみまで明るくしたい部屋
■ 勉強や作業をする可能性がある部屋
■ 時間帯やシーンに合わせて照明の色味を変えたい部屋
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こちらの図面を建築士さんに引いてもらったあとは、照明器具の調達から電気屋さんとの打ち合わせや現場調整など、直接電気屋さんとやりとり。
分離発注のいいところは、すべて自分で選べて、業者との距離が近いところですが、反面、それらの責任は施主が追います。
無事、工事が終わり、いよいよ照明設計を検証する時がやってきました。次回にひとつずつ見ていきたいと思います。

今回、より隅々まで光が届くように調整できるように、角度調節できるスポットライトを採用しました。