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「 分離発注とハーフセルフビルドで」 バックナンバー

第49回 ライティングレールで自由な照明設計

2025.10.01

【執筆者プロフィール】

tiu さん

ある日、格安の土地を見つけて、新築計画をスタートしたところ、思わぬトラブルで一度断念することに。改めて始めた家づくりを支えてくれたのは、分離発注での契約を専門とする一級建築士事務所でした。

自由度も高く、すべてを建築業者に任せるより安くつくれるけれど、手間と時間がかかる「分離発注」と自分たちでできることはするという「ハーフセルフビルド」で、憧れの北欧風ハウスが完成しました。

ちょっと他とは違った家づくりのストーリーをこの連載で綴っていきます。

Blog https://myhomeblog.tiulabo.net/

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第49回 ライティングレールで自由な照明設計さ!

照明設計は家づくりで大きな要素の一つ。一方で「もっと考えておけばよかった」と後悔するポイントでもあります。わが家も、ハウスメーカー時代はほとんどおまかせ状態で、あのままいけば後悔するところでした。

今回は、その教訓と分離発注の自由度を活かしたわが家の照明設計についてご紹介したいと思います。ごゆっくりとご覧ください。

照明の3つの悩み

照明設計の良し悪しは、人によっては生涯、生活に影響をあたえるとても大事なものです。にも関わらず、照明は一度完成すると後から簡単に変更が難しいのも事実。

例えば、私の実家で長年悩んでいたのがこれでした。

 ① 部屋のすみずみまで明かりが届かず薄暗い部屋(ホラー感さえある)
 ② ちょうど良い色味にならない(青白すぎたり、暖色すぎたり失敗多数)
 ③ 必要な場所に光があたらない(勉強する時に自分の影がジャマになる)

しかし、新築で家が建てられるなら話は別。この時こそ、千載一遇のチャンス。これを逃す手はありません!
そこで、わが家が考えた作戦がこちら。

 ❶ 好きなところに照明が増設できるようにする
 ❷ 取り付け位置や角度が調節できるようにする
 ❸ 調光できるようにする
 ❹ 調色もできるようにする

これらをすべて満たし、しかも費用がそこまでかからない方法。それが、「ライティングレール+調光調色機能付きLED電球」でした。

ライティングレールの照明設計

入念に検討を重ね完成したのがこちらのライティングレール設計図。赤いラインがライティングレールです。

 リビング/ダイニング/キッチン/子ども部屋/ロフト/1階作業部屋

赤いラインがライティングレール。赤い丸印はその他の照明。

赤いラインがライティングレール。赤い丸印はその他の照明。

結果的に、家の半分以上がライティングレールになってしまいました(笑)。
ライティングレールの採用有無は、以下のポイントを基準に行いました。

ーーーーーーーーーーー
■ 将来、模様替えする可能性がある部屋(ソファやテーブルなど)
■ 部屋のすみずみまで明るくしたい部屋
勉強や作業をする可能性がある部屋
■ 時間帯やシーンに合わせて照明の色味を変えたい部屋
ーーーーーーーーーーー

こちらの図面を建築士さんに引いてもらったあとは、照明器具の調達から電気屋さんとの打ち合わせや現場調整など、直接電気屋さんとやりとり。

分離発注のいいところは、すべて自分で選べて、業者との距離が近いところですが、反面、それらの責任は施主が追います。

無事、工事が終わり、いよいよ照明設計を検証する時がやってきました。次回にひとつずつ見ていきたいと思います。

今回、より隅々まで光が届くように調整できるように、角度調節できるスポットライトを採用しました。

今回、より隅々まで光が届くように調整できるように、角度調節できるスポットライトを採用しました。

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