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「 分離発注とハーフセルフビルドで」 バックナンバー

第22回 トラブル発生!ポーチの屋根の高さが違う

2024.03.04

【執筆者プロフィール】

tiu さん

ある日、格安の土地を見つけて、新築計画をスタートしたところ、思わぬトラブルで一度断念することに。改めて始めた家づくりを支えてくれたのは、分離発注での契約を専門とする一級建築士事務所でした。

自由度も高く、すべてを建築業者に任せるより安くつくれるけれど、手間と時間がかかる「分離発注」と自分たちでできることはするという「ハーフセルフビルド」で、憧れの北欧風ハウスが完成しました。

ちょっと他とは違った家づくりのストーリーをこの連載で綴っていきます。

Blog https://myhomeblog.tiulabo.net/

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第22回 トラブル発生!ポーチの屋根の高さが違う

家をつくっているといろいろなトラブルが起きますが、中には「嘘でしょ?」と思うようなことが起こることもあります。今回は、実際にわが家で起こったまさかの外観トラブルについてご紹介します。(前回はこちら

工事の流れ

わが家の工事の流れはこちら。現在は屋根工事の途中です。

【18日目】基礎完成
【20日目】建方(1階部分)、足場組み
【21日目】上棟
【22日目】外壁の下地
【25日目】屋根工事 ←今回のお話
【27日目】床工事
【36日目】サッシ工事
【34日目】階段工事
【42日目】断熱工事/外壁工事

ポーチの屋根が高い!?

もはや日課となっている朝一の現場見学。前回の記事で2階の屋根工事が終わり、今日は1階のポーチの屋根工事の予定になっています。

ただここにきて、ある問題があることに気がつきます…。

「ポーチの屋根が異常に高い!」

のです。写真では分かりにくいですがポーチの屋根が2階の窓のあたりまできていました。下から見上げると神社の鳥居かのような立派さ(涙)。

ポーチ屋根が玄関ドアの遙か上に!

ポーチ屋根が玄関ドアの遙か上に!

わが家の理想はカフェのような小さくてかわいい屋根

「なんで、こうなった?」

念のため、設計図が間違っているのかもしれないので急いで帰宅して確認することに。

急いで帰宅して、外観シミュレーションを確認しました。

急いで帰宅して、外観シミュレーションを確認しました。

立面図を確認してみたところ、やはり明らかに高いです。素人目で見てもおそらく40cmは高いように思います。

改修できない!?

問題は、取り付けてしまった屋根を今から改修できるのかということです。

まさか妥協なんてことも?そんな不安が頭をよぎる中、建築士さんに電話をかけてみました。

私「ポーチの屋根が立面図より高いようなのですが…」

建築士「そんなことは…」

(中略)

建築士「うーん、確かに少し高いですね。棟梁に相談してみますが、ちょっと簡単ではないかもしれません。今のままでは難しいですかね?」

私「そうですね…」

建築士「分かりました」

話をした感じでは、やはり屋根を取り外すのは簡単ではないようで、取り外せたとしても木材が損傷したり、棟梁にも追加の作業を依頼することになるので、わが家が妥協できるならこのままでいきたいような印象です。

つっこみどころ満載ですが、外観デザインは施主しか分からない部分もあるので、ここは問題解決を優先して大人しく待つことに。

しばらくすると建築士さんから電話。

建築士「なんとか棟梁が無償で対応してくれることになりました。助かりました」 

私「本当ですか、良かったです」

というわけで、早速今から屋根の改修工事に入ることになりました。結構な大工事になるようです。

改修工事

その日の夕方、ポーチの屋根は本来の位置に取り付けられていました。相当大変だっただろうと思います。壁には闘いの跡を隠すように防水テープが貼られていました

妥協しないで良かったとやっと一安心です。

今回は早めに気づいて棟梁が素早く対応してくれたので事なきをえましたが、屋根が貼られて完成していたら取り返しがつかないことになっていたかもしれません。やはり、自分の目で現場チェックは大事ですね。

これはまだ序章に過ぎないのですが…つづく。

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