毎週水曜日更新

floor-plan_500.65

SEARCH

イエマガは「世界にひとつの自分らしい家」づくりを応援するWEBマガジンです。

floor-plan_500.65

「 分離発注とハーフセルフビルドで」 バックナンバー

第44回 おしゃれな室内窓を安く取り入れたい!

2025.04.23

【執筆者プロフィール】

tiu さん

ある日、格安の土地を見つけて、新築計画をスタートしたところ、思わぬトラブルで一度断念することに。改めて始めた家づくりを支えてくれたのは、分離発注での契約を専門とする一級建築士事務所でした。

自由度も高く、すべてを建築業者に任せるより安くつくれるけれど、手間と時間がかかる「分離発注」と自分たちでできることはするという「ハーフセルフビルド」で、憧れの北欧風ハウスが完成しました。

ちょっと他とは違った家づくりのストーリーをこの連載で綴っていきます。

Blog https://myhomeblog.tiulabo.net/

▼ すべて表示する▲ 閉じる

第44回 おしゃれな室内窓を安く取り入れたい!

室内窓がある家、遊び心があってワクワクしますよね!吹き抜けや子ども部屋、キッチンや和室など、部屋の中に窓があるだけで雰囲気がガラッと変わるパワーアイテムです。

わが家もどこかに付けたいなと思っていたところ、一カ所だけ候補がありました。今回は、室内窓の構想から、オーダーの流れをご紹介したいと思います。

ネットより造作の方が◎

まずは相場を知るために、ネットで室内窓について調べてみることに。

まずは、大手窓メーカー。しかし、なかなかイメージに合うものが見つからず。続いて、オーダーメード系のショップも調査してみるも、やはりサイズが大きくなるとわが家の予算では手が出せそうにもない価格帯。

そこで、建築士さんに相談してみるとこんな提案が。

「建具屋さんに見積もり出してもらいましょうか?確か、そこまで高くなかったと思いますよ」

窓枠は大工、障子(稼働する部分)は建具屋で分業することで、やりようによっては価格を抑えられるのだそう。しかも、建具屋はカウンターDIYコラボの回でもお世話になった、あの腕利きの職人さんです。これはかなり希望が見えてきました!

たしかに、ネットで売られている商品は、窓枠付きのものが多く、その分割高になっていた可能性もあります。

ネットの場合、建築士さんや大工さんとの調整も大変というのもあり、今回は建具屋さんにお願いすることに決めました。

階段を明るく遊び心ある空間に

室内窓を取り付ける場所、それがこちら。四方が壁で日中でもかなり暗いことが予想される階段です。家の中心にあるので、ここが明るくなれば家全体の雰囲気が明るくなることも期待できそうです。

できたら、採光だけじゃなく見た目にも楽しい、レトロ感があるチェッカーガラスの窓なんてできたら最高ですね。

ただ、そんなオーダーメードは予算がはね上がるのが世の常。予算を抑える方法も同時に検討が必要です。そもそも室内窓っていくらくらいするんでしょう。

建具屋に相談

後日、建具屋さんと打ち合わせ。冒頭、軽く説明すると「チェッカーガラス付きのアンティーク風な室内窓は作ったことがないんだよね~」とのご回答。

いきなり出鼻をくじかれ肩を落とすわが家を見てか、一応見るだけ見てみましょうかということに。

ネットの写真を一緒に見ながらイメージを共有すると「シンプルだから材料があれば作れそうだね」と、ほっと一安心。

ただ、レトロな金具やチェッカーガラスは仕入れ先が分からないということで、わが家で施主支給することになりました。

レトロな金具やチェッカーガラスは、自分たちで探して施主支給することに。

レトロな金具やチェッカーガラスは、自分たちで探して施主支給することに。

木材?ペイントは?

木材やペイントについても、どういうものが選べるか聞いてみたところ、「木材は、基本的には国産材しか使ってないんですよ」とのこと。ウォールナットやアッシュなど海外の木材はあまり扱ったことがなく、もし仕入れるとしても、かなり高くついてしまうそうです。

「ペイントは基本的にはニスになるけど、色はいろいろ選べるよ」とのこと。DIYでも問題ないと了解もいただきました。

建具屋さんいわく、建具屋にもいろいろ得意分野があるようで、わが家がお願いしている建具屋さんは、昔ながらの造作建具を地元の木材で手頃な価格でつくるのが得意なのだそう。

なるほど、建具屋にもいろいろあるんですね。むしろ、安く希望通りのアイテムを造作してくれるこの建具屋さんは、わが家にピッタリの救世主のような存在です。

というわけで、今回はコストを重視して、建具屋さんおすすめの手頃な地元の木材に、わが家がDIYペイントで仕上げることにしました。

地元の木材をカットしていただき、ペイントはDIYすることに決定。

地元の木材をカットしていただき、ペイントはDIYすることに決定。

設計図

そして最後に、建具屋さんが建築士さんに伝えるための設計図を描いてくれるとのことで、渡されたのがこちら。

ザッツシンプル!!ラフすぎて家族でほっこりしましたが(笑)、なんかいいですよね。わが家の建具屋さん、こういうところはざっくりですけど仕事は精密ですから。

ちなみに、「21,000-」というのがお見積り。とても良心的です。これなら、わが家も室内窓を迎えることができそうです。

次回は、わが家が施主支給したパーツと、施工風景、かかった総額などをご紹介したいと思います!

建具屋さんから建築士さんのために描いてくれた設計図(笑)

建具屋さんから建築士さんのために描いてくれた設計図(笑)

読者アンケート

この記事の感想

※コメントはイエマガ内で掲載させていただく場合がございます。

性別

年齢

ニックネーム

分離発注とハーフセルフビルドで一覧に戻る

連載記事

連載一覧を見る

PAGE TOP