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2023.04.14
【執筆者プロフィール】
まっしん はやぶさ さん
関西から関東に転職を機にお引っ越し。関西で暮らしていた分譲の戸建ては賃貸に出すものの、住宅ローンの支払いは赤字に…。さらに関東での家賃も加わって…。
それならば!と、二軒目の家を建てることに。住宅ローンをできるだけ抑え、かつ、土地も建物も満足のいく家づくりに挑戦されました。コストを抑えるコツ、納得のいくまで調べられた知識をこの連載にまとめていきます。
https://blog.kisekinomyhome.com/
イラスト:天野勢津子さん
https://amachakoubou.com/
テラス屋根を設置後の対策
前回に続いて、オーニングの取り付け方法のお話です。
試行錯誤の末、樹脂デッキ上が占領されてしまうオーニングの問題を解決できたのですが、その後にテラス屋根を取り付けたことで、この方法も利用できなくなってしまいました。
テラス屋根のおかげで、掃き出し窓に注ぐ日差しは少し和らいだものの、正面のアパートからの目線はオーニングがないと、やはり気になります。
そこで、テラス屋根にオーニングを取り付ける方法を考えました。
屋外用のロールカーテンを保留に
当初、スタイルシェードという、わが家が取り付けたLIXILのテラス屋根に取り付けられる、メーカー純正のロールカーテンタイプのオーニングを付けることを検討していました。
せっかく大きなテラス屋根を新調したので、手作り感のあるオーニングよりも、スタイリッシュなデザインになる上に、オーニングの手間のかかる付け外し問題も解決できると考えたためです。
しかし、次の理由で、スタイルシェードの取り付けは見送りました。
●2つに分けて取り付けとなる都合上、隙間が開くためスタイルシェードで目線を完全に目線を遮るのは難しい。
●自分で考えたオーニングの取り付け方のアイディアを一度試してみたいと考えており、スタイルシェードは後付も可能なため。
また、わが家は角地で庭の前に建物もないこともあり、風が強く突風に煽られることがあります。カバーを付けた自転車が倒れるぐらいの強風が日常的に吹くので、ロールカーテンタイプの機械ものを取り付けても耐えられるのか?という心配もありました。
テラス屋根の溝にオーニング取り付けフックを付ける
やはり、DIYでのオーニング取り付けをチャレンジすることになりましたが、テラス屋根本体には、穴を開けたり傷つけるようなことをしたくありません。
そこで、テラス屋根の前枠部分の溝を利用して、取り外し可能なフックを取り付ける方法を考案しました。
まず、ホームセンターで代わりになりそうな部品を物色してきました。屋外なので錆びにくいステンレス製のアイボルトを利用します。ビスに取り付けるときにゴムワッシャーを用いると、テラス屋根にも傷がつきにくく安心です。
隙間のない理想的な目隠しのオーニングが完成
テラス屋根に傷を付けずにフックを付ける方法が、うまくいったので、いよいよ構想通りにオーニングを取り付けることができます。
大判のオーニングを3枚隙間なく取り付けることで、目線を完全にガードしたことで、妻のリクエストをようやく叶えることができました。
テラス屋根を取り付ける時点で、オーニングの取り付けを考えていたので、屋根を高くしてもらっていました。お陰でオーニングを張っていても十分な高さを確保することができています。ただし、フックの位置が高くなってしまったため、妻には結局作業するのが難しくなってしまいました。
やはり、オーニングの取り外しは、私が担当する宿命のようです(苦笑)。
目線も日差しも完全に防ぐ我が家のオーニングの失敗とは
この理想的なオーニングを実現したのは2021年4月初旬です。目線を気にせずカーテンを開けたままで過ごせる生活が、すっかり定番となり、そのまま12月までオーニングを付け続けていたのですが、例年より芝生の生育が悪く土が露出している部分が多いことに気が付きました。
慌てて、オーニングを巻き上げて芝生に日があたるようにしましたが、12月にやっても時既に遅しです。案の定、春の芝生は無残にも広範囲に禿げてしまいました。
思い返してみると、6月の梅雨の時点でオーニングを伝って流れ落ちた雨で、芝生の土に溝ができる現象が見られたときから、芝生への被害は始まっていたように思います。考えてみれば、夏場の日差しを常に遮っているわけですので、日陰の芝生が弱ってしまうのは当然です。
翌年は、オーニングの利用を控えし、芝生の再生に取り組んだのですが、ワンシーズンでは残念ながら、まだ満足できる状態まで回復していません。
このまま、芝生の生育を優先するならオーニング利用は封印しつづけるか、思い切って人工芝を導入するべきか、また新たな悩みが出てきてしまいました。
この年の夏は、芝生の回復のためにオーニングを結局張ることがありませんでした。芝生との格闘は、また機会があればご紹介できればと思います。