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「 片付く収納計画」 バックナンバー

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インテリアを楽しみながらすっきり暮らす方法【片付く収納計画 32】

2022.01.26

【執筆者プロフィール】

ichigo(草彅 直子) さん

元々は、片付けも掃除も大の苦手。そんな私も結婚を機に、家事・掃除の手間を減らす収納、またものを置きっぱなしにならないような仕組みを考えるようになりました。

現在は、整理収納アドバイザー1級を取得し、個人宅へ整理収納サポートに伺ったり、自宅でお片づけレッスンを催したりしています。
ブログ「ぽかぽか日和」:https://pokapoka-biyori.blog.jp/

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すぐに増える雑貨類

こんにちは、整理収納アドバイザー ichigoです。
2022年も引き続き読者様のお悩みに答えながら、整理収納のコツをお伝えしていきます。

今回はリビング雑貨の収納編。前回のお悩みの続きとなります。

【お悩み】
封書類、書類、文房具、100均で買ってきた便利グッズ、旅行に行って買ってきた物、どんどん増えていきます。今のところ、カゴに入れてリビングの棚に置いていますが、カゴだらけになってきました。本も増える一方で、いろんなところに置いてしまうので、分散収納にしたほうがいいのかと悩み中です。

今年最初のトピックは、読者様のお悩みにある旅先で買ったものに加えて、増えるインテリア雑貨の収納について見ていきます。

飾る場所を限定する

旅行先で見つけたかわいい雑貨や季節ごとのインテリア雑貨など、お部屋を飾る小物が増える一方というお悩み。新しいお家に引っ越した後や、片づけてスペースが空くと飾りたくなりますよね。わが家も飾り棚にできる場所が多く、いろんなものをところどころに飾っていました

でも、ある日、ふと気づきました。飾る時は楽しいけど、掃除が大変でかわいい雑貨にホコリが被ってしまっていることに。かわいいお気に入りでも、ホコリまみれなら飾っているのではなくただ置いているという状態。それ以来、自分のお掃除キャパシティーに合わせて、雑貨を飾る場所をリビングに1カ所と玄関のみに限定しました

リビングのインテリアコーナーは、季節感のあるカレンダーを買って、その周りに雑貨を置いています。そうすると、カレンダーを変えるタイミングで軽く拭いたり、飾るものを替えるようになり、ホコリが溜まることがなくなりました。カレンダーを確認する時に雑貨も目に入るので、飾った後も楽しめています。

また、雑貨を飾る場所を絞り、何も置いていない空間をつくるとリビングがスッキリ見える効果絶大です。

とにかく持っているもの全てを飾っているという方は一度「今飾りたいものだけ」に絞ってみるのはいかがでしょうか。

リビングのインテリアコーナー。季節を楽しめるカレンダーのまわりに雑貨を飾っています。

リビングのインテリアコーナー。季節を楽しめるカレンダーのまわりに雑貨を飾っています。

楽しんだ後の雑貨はどうする?

では、飾って楽しんだ後のインテリア雑貨をどうするのか?

①一定期間飾って楽しんだら、十分役目は果たしたと考える。

ずっと飾りっぱなしにすると、ホコリを被るだけでなく、目が慣れてしまって存在感が無くなっていきます。そして、新しいものを増やしてしまい、いつの間にかゴチャゴチャ見えるリビングに逆戻りというのはよくある話です。

「インテリア雑貨は入れ替え制」、次に飾りたいものができたら入れ替える方式に変えてみては?場所を絞って、一定期間十分に楽しめた雑貨はその役目を果たしたと思えるのではないでしょうか。

②保管場所を区切る

次は、飾り終えた雑貨の保管について。こちらも、ものの量によって保管場所を広げるのではなく、「保管場所に収まるだけのものを持つ」がポイントになります。

例えば、

・クリスマス雑貨はツリーの箱と大きな箱ひとつ
・お正月雑貨は引き出しひとつ
・それ以外の季節雑貨はまとめて箱ひとつ

というように、シーンごとに容量を決めてまとめておくとまた飾る時にわかりやすく、増える量を抑えることができます。インテリア雑貨は特に年齢や流行とともに好みが変わりやすいものですから、「1年後に見たときに好みじゃなくなっていれば」「3年飾らなかければ」処分など自分ルールで保管期間を決めてしまうといいでしょう。

思い出ボックスをつくる

旅行先のお土産やインテリア雑貨に限らず、「飾らなくなった(使わなくなった)けど、思い入れがあるから捨てられない」というものがあるかと思います。そういったものには、「思い出ボックス」を用意します。

例えば、コンサートで買ったTシャツ、「衣類カテゴリー」だからとクローゼットの引き出しに入っていませんか?普段使いにするならそれが一番ものを活かす道ですが、「大事にとっておきたい」「ときどき取り出して眺めたい」といった類のものは、「思い出カテゴリー」になります。普段使うものとは分けて保管します。

ここでも、思い出ボックスは

・一人ひと箱
・家族共有でひと箱

など、上限ルールが必要です。

また、思い出ボックスが溢れそうになったら、一度全部出してみて

・画像データがあれば、場所を取る実物はなくてもいい?
・もし売れるなら手放す?
・「〇〇さんからもらったから」捨てられないだけ?
・今の自分の好みに合ってる?
・お子さんのものは(お母さんではなく)お子さん本人に選ばせる

など、ひとつひとつ手に取って、自問自答して残すものを吟味していってくださいね。

いかがですか?
今一度、リビングをじっくり見まわして、「昔むかしに飾ったけど、そこにあるのを今久しぶりに気づいた。」「とにかくいろいろ置きすぎて、飾っている場所がごちゃごちゃしてる」なんてことはありませんか?

インテリアを楽しむには引き算が大切です。
広い余白のある空間に、厳選した雑貨だけがある方が目を引きます。

リビングの一角がお気に入りの癒しスペースになるといいですね。

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