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「 片付く収納計画」 バックナンバー

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キッチン収納のルールづくり【片付く収納計画 37】

2022.06.22

【執筆者プロフィール】

ichigo(草彅 直子) さん

元々は、片付けも掃除も大の苦手。そんな私も結婚を機に、家事・掃除の手間を減らす収納、またものを置きっぱなしにならないような仕組みを考えるようになりました。

現在は、整理収納アドバイザー1級を取得し、個人宅へ整理収納サポートに伺ったり、自宅でお片づけレッスンを催したりしています。
ブログ「ぽかぽか日和」:https://pokapoka-biyori.blog.jp/

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収納が溢れる理由

こんにちは、整理収納アドバイザーichigoです。
前回、フライパンや鍋、タッパーやお弁当箱などの保存容器の適正量のお話をしました。今回も引き続き、キッチンに増えがちなものの対策とパントリーの使い方をご紹介したいと思います。まずは、パントリーについてのお悩みから。

【お悩み】
パントリーの収納に悩んでいます。かなり大きめのパントリーで、壁面も全面造作棚にしたにも関わらず、重量があり、上に上げたくないものが案外ありました(水や炭酸水、調味料のストック等)。

地震なども怖いので床に置いていますが、パントリーの足元が狭く、反対に棚の上の方はスカスカで、うまく収納できていません。

高さの優先順位

「棚の上の方は案外スカスカで、うまく収納できていません」とのお悩みですが、実はその収納で正解なのです。実際の様子を拝見できないので、他のお悩みが隠れているかもしれませんが、収納棚の優先順位は

中段 > 下段 > 上段

重い収納物が多くパントリーの上の段を使っていないというお悩みに回答します。

重い収納物が多くパントリーの上の段を使っていないというお悩みに回答します。

ですので、この順番に使用頻度の高いものから配置を決めていけば使いやすい収納に近づきます。ですので、特に上に置くものがないなら、上段がスカスカなのを気にする必要はありません

そして、水や炭酸水のペットボトルなど重いものを足元に置いているというのも正解なのです。重いものを高い位置に置くのは安全上よくありませんし、出し入れも大変になります。

ただ、そのままの状態で床に置くのではなく、キャスター付きの台やボックスに入れておくと移動やお掃除がラクになりますよ。

わが家でも(独立したパントリーはありませんが)、お水のペットボトルや開封前のお米はキャスター付きのボックスに入れています。隣りにあるゴミ箱もキャスター付きなので、掃除機がけがラクに行えます。

キャスター付きのボックス(無印良品)に重いものを入れて収納すると取り出しやすく、掃除もしやすくなります。ゴミ箱もキャスター付きが便利です。

キャスター付きのボックス(無印良品)に重いものを入れて収納すると取り出しやすく、掃除もしやすくなります。ゴミ箱もキャスター付きが便利です。

上には何を置く?

それでも上の棚を活用したいという場合は、

□ キッチンペーパー
□ ティッシュボックス
□ 水切りネット
□ レンジフードフィルター

などの軽い日用消耗品のストック(取り出すだけで戻す必要のないもの)を置くのはいかがでしょうか。

また、お正月用品などの1年に1度しか出し入れしないものをボックスにまとめて上段に置いておくという使い方もあります。

くれぐれも高い場所には比較的軽いものを配置して、すべり止めなどの対策をするのをお忘れなく

収納棚の上段は、軽い物や年に数度しか使わないものを、安全性を確認してしまいましょう。

収納棚の上段は、軽い物や年に数度しか使わないものを、安全性を確認してしまいましょう。

わが家も中段>下段の順番にものを配置していています。日用消耗品なども足元に置いていて、頭上の棚はスカスカです。

わが家も中段>下段の順番にものを配置していています。日用消耗品なども足元に置いていて、頭上の棚はスカスカです。

ついつい押し込んでしまうものの管理

さて最後に、キッチンでもっとも増えやすいともいえるビニール袋やレジ袋などの管理の話です。

【増えがちなビニール袋類】
□ レジ袋
□ ビニール袋
□ 食品保存バック

レジ袋有料化で以前よりは「レジ袋が増える」というお悩みは減ったかと思いますが、それでもまだまだ持て余している方もいらっしゃるのでは?

レジ袋だけでなく、食品パックを入れて持って帰ってくるビニール袋もすぐに溜まりがちなもののひとつです。

レジ袋も、ビニール袋も形が定まらず、押し込めばいくらでも入ってしまうものは「いくつまで」と個数で管理しづらいですよね。そういったものは、数ではなく、スペース上限を設けるのがおすすめです。

そのスペースには、それ以上ひろがらない硬い素材のものを採用します。

例えばわが家の場合、3つに仕切ったボックスの1カ所にくるっと丸めて放り込んでいます。このボックスがビニール袋の適正量ということで、溢れてきても押し込むことはしないルールです。

毎日ここから1枚取り出して、生ゴミ入れに使っています。生ゴミの匂いが気になるこれからの季節は、ビニール袋を封した後消臭袋に入れて捨てています

ちなみに、食品保存バッグも出し入れしやすいこの場所に丸めて立ててあります。我が家ではそれほど使用頻度が高くないので、8枚ほどを消毒しながら3カ月使い回し、まとめて入れ替えることにしています。

レジ袋はビン・缶のゴミ袋として使っているので、ゴミ箱の中を仕切って同じ場所に置いています。

いかがでしたか?みなさんのお悩みへの回答になっていれば嬉しいです。

ビニール袋はキッチンの引き出しの中に収納。堅い素材のボックスに入れています。このボックスに収まる量がビニール袋の適正量です。食品保存バッグもここに8袋を上限にしまっています。

ビニール袋はキッチンの引き出しの中に収納。堅い素材のボックスに入れています。このボックスに収まる量がビニール袋の適正量です。食品保存バッグもここに8袋を上限にしまっています。

ビン・缶のゴミ袋してして使うレジ袋は、ゴミ箱の中を仕切って入れています。ゴミ箱の半分がレジ袋入れ、半分がビン・缶を入れるスペースです。

ビン・缶のゴミ袋してして使うレジ袋は、ゴミ箱の中を仕切って入れています。ゴミ箱の半分がレジ袋入れ、半分がビン・缶を入れるスペースです。

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