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「 片付く収納計画」 バックナンバー

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衣類収納用品の選び方【片付く収納計画 34】

2022.03.23

【執筆者プロフィール】

ichigo(草彅 直子) さん

元々は、片付けも掃除も大の苦手。そんな私も結婚を機に、家事・掃除の手間を減らす収納、またものを置きっぱなしにならないような仕組みを考えるようになりました。

現在は、整理収納アドバイザー1級を取得し、個人宅へ整理収納サポートに伺ったり、自宅でお片づけレッスンを催したりしています。
ブログ「ぽかぽか日和」:https://pokapoka-biyori.blog.jp/

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衣類の量と収納用品

春ですね。お出かけが楽しくなる季節です。
今回はそんな季節に気になるクローゼット収納について。

以前お答えいただいたアンケートの中から、衣類の整理収納のお悩みを見ていきます。

【お悩み】
衣類は衣装ケースに入れてクローゼットに収納しています。でも、衣装ケースは個数が増えると、衣替えの時など出し入れが大変。衣装ケース一個に衣類を詰め込むと結構重いし。季節ごとの衣替えは結構疲れる一仕事になってしまいます。

②衣類が簡単に出し入れできる場所に入りきらない。ポールハンガーや引き出しボックスで対応しているが、置き場所に困る。

「衣類が増えて収納スペースに収まらない」という量の問題に加えて、収納用品の選び方もポイントのようにお見受けします。衣類の整理については以前の回(Chapter 27)を見ていただくとして、今回は収納用品選びについてお話したいと思います。

衣類の適正量については、バックナンバー(chapter27)をご覧ください。

衣類の適正量については、バックナンバー(chapter27)をご覧ください。

おすすめ衣類収納

衣類の収納には断然、引き出しタイプがおすすめです。引き出しが便利な理由は

・引き出しの中の全体を見渡せる
立てて収納すれば、選びやすく出し入れがラク

だから。
ということは、

・引き出しを使うのは目線よりも下
・衣類に合った深さを選ぶ

のが引き出しの正しい使い方になります。

何を収納しているか全体が見渡せて、選び&取り出しがラクな引き出し収納がおすすめ。

何を収納しているか全体が見渡せて、選び&取り出しがラクな引き出し収納がおすすめ。

引き出し選びのポイントは、目線より低い高さのもの、衣類に合った深さのものを選ぶこと。

引き出し選びのポイントは、目線より低い高さのもの、衣類に合った深さのものを選ぶこと。

時々引き出しを頭の上の高さまで積み上げているお家に遭遇することがありますが、安全面と使いやすさを考えるとあまりおすすめできません。もし高く積みあげるのであれば、オンシーズンのものを目線より下に配置して、上にはシーズンオフのものを置き、引き出しごと入れ替えるという使い方をおすすめします。

これなら衣替えも一瞬です。もちろん、万が一の時の安全面も考慮してくださいね。

引き出しの深さ

一般的に売られている引き出しタイプの衣装ケースは、18㎝・23㎝・30㎝と深さを選べるようになっています(メーカーにより多少異なります。)。
たくさん入るからと深い引き出しを選びたくなりますが、普段の衣類には23㎝タイプがちょうどいい深さです。

靴下やパンツなどの小さなインナー類や小さなお子さんの服には18㎝でもOK。また、厚手のセーターを多く持っているという場合には30㎝タイプも検討が必要になりますが、深い引き出しは重ねて収納すると出し入れしづらくなるので「立てて収納」しやすい深さを選んでくださいね。

中に入れる衣類の厚みに合わせて、ちょうどよい深さのものを選んでください。

中に入れる衣類の厚みに合わせて、ちょうどよい深さのものを選んでください。

ちなみに、大人ふたりのわが家のクローゼットの引き出しは全て深さ23㎝のフィッツケースを使っています(ホコリが溜まりにくくておすすめです)。

見た目が揃うだけでなく、パンツや靴下などの小さなインナー類から長袖Tシャツインナーまでひとつの引き出しにまとめているためです。深さ23㎝なら開封前のストッキングも立てて収納できます。

厚手のセーターも何着かありますが、オンシーズンにはハンガーにかけてしまうため、わが家の場合深い引き出しは不要という判断です。深さが一律のため、引き出しごとの入れ替えも自由になりました。

わが家は、圧手のものはハンガーにかけるので、引き出しは23㎝の深さで揃えています。入れ替えがラクになりました。

わが家は、圧手のものはハンガーにかけるので、引き出しは23㎝の深さで揃えています。入れ替えがラクになりました。

おすすめしない収納用品

逆に、整理収納アドバイザーとしておすすめしないNG収納は、

・上のものを退かさないと下のものの出し入れができない収納
・手前のものを退かさないと奥のものが取れない収納
・出し入れのアクション数が多くなる収納
・全体を把握しづらい(見渡せない)収納

です。

具体的な収納用品の例として、

①キャスター付き蓋タイプの衣装ケース

容量が大きい分、重くなる。立てる収納が難しい。2段以上積み上げると出し入れが大変。出し入れにかかるアクション数も多め。

②手前を開くタイプの収納ケース

フルオープンでないため、全体が見えない。奥のものが出し入れしづらい。使わないものが奥にたまってしまう。

③ポールハンガー

掛けすぎ注意!たくさんかけると出し入れしづらくなり、見た目も悪くなる。「ひとつのフックに1着のみ」を徹底できる収納上級者向け。

毎日の衣類収納はSimple is best!
まずはしっかり衣類整理して、残した衣類の量とタイプにあった使いやすい収納用品を選んでくださいね。

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