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「 片付く収納計画」 バックナンバー

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衣類収納と衣替え【片付く収納計画vol.16】

2020.10.07

【執筆者プロフィール】

ichigo(草彅 直子) さん

元々は、片付けも掃除も大の苦手。そんな私も結婚を機に、家事・掃除の手間を減らす収納、またものを置きっぱなしにならないような仕組みを考えるようになりました。

現在は、整理収納アドバイザー1級を取得し、個人宅へ整理収納サポートに伺ったり、自宅でお片づけレッスンを催したりしています。

HP「楽しむ暮らしラボ」:https://enjoylifelab.net/
ブログ「ぽかぽか日和」:http://pokapoka-biyori.blog.jp/

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前回のクローゼットの仕様に続いて、今回は中の収納について見ていきます。

奥行が押し入れサイズ(90㎝)のわが家のクローゼット。その奥行を活かしながら、毎朝の準備や衣替えをスムーズにする工夫を詰め込んでいます。ぜひ、この機会にクローゼットを見直して、おしゃれが楽しい秋冬を迎えましょう♪

衣替えのメリット

まず初めに、お聞きします。

みなさん、衣替えはしていますか?

この答えは「している」けれど、「できれば衣替えなんてしたくない」という方が多いかと思います。私も以前はそうでした。でも今は衣替え必要派!なぜなら、衣替えは服のほどよい循環をつくりだすからです。

もし、衣替えをしないと、

●着なくなった服を手放すタイミングを逃す
●今ある服と同じような服をまた買ってしまう

からです。

逆に、衣替えは

●今の自分の好み/サイズに合わない服を手放すタイミングに
服の数、劣化などを把握して、管理しやすくする
●手持ちの服を再確認して、買い足しの計画を立てられる
毎日の服選びがスムーズになる

など、メリットが多いのです。

数年前に徹底的に衣替えで整理して以来、自分の服の適正量に気づき、「気づいたらクローゼットが満杯!」「服はあるのに着たい服がない」がなくなりました。

とはいえ、「シーズンごとに時間をかけて衣替えするのは正直めんどう…」ですね。それなら、すぐに終わる衣替えの仕組みをつくりましょう!というワケです。

わが家の衣類
クローゼットの内部です。

クローゼットの内部です。

衣類の適正量を知る

ワードローブにハンガーがたくさんかかっていて、出し入れしにくいなんてことはありませんか?

ハンガーとハンガーの間に3㎝ほどの間隔があれば、服を選びやすく、出し入れしやすくなります。例えばわが家の場合、ひとり1mほど(手前のバーのみ)。3㎝間隔だと、「33本」がハンガーの適正量です。

ということは、すべての服をハンガーにかけておくことはできないので、オンシーズンの服、通年服のみをハンガーに掛けています。

クローゼットの内部

3㎝間隔でハンガーを掛けると、ひとり30本前後が適正量です。

分類して混ざらないように工夫

ハンガーにかけたワンピース、トップス、ボトムス、ストール類などは、100均のコードクリップでアイテム別に仕切りました。

また、端にできる折れ戸の幅分の隙間には、丈の長いワンピースやロングカーデガン、コート、ベルトなどを配置しています。

前回触れた奥のバーには、礼服やしわをつくりたくないオフシーズンの服を洋服カバーをかぶせて保管しています。中身がうっすら見えますが、ラベルタグをつけてあります。

ハンガーとハンガーの感覚は約3㎝に。アイテム別に区切るためにクリップを使っています。

ハンガーとハンガーの感覚は約3㎝に。アイテム別に区切るためにクリップを使っています。

端にできた隙間には、丈の長い衣類やアイテムを収納しています。

端にできた隙間には、丈の長い衣類やアイテムを収納しています。

オフシーズンの服は、奥のパイプにカバーをかけて保管。

オフシーズンの服は、奥のパイプにカバーをかけて保管。

引き出しは前後で仕切る

ハンガーパイプの下の引き出し収納は、90㎝の奥行に合わせて押し入れ用を使っています。

全開にするととても長く重い引き出し。奥のものは少し取り出しにくく、引き出しの前を広く空けて置く必要があります。そこで、この引き出しは中を前後で分けて使っています。

手前半分にオンシーズンの服、奥半分にオフシーズンの服。

これなら毎日引き出すのは手前半分で済みます。そして、衣替えも手前と奥を入れ替えるだけ。引き出し全部入れ替えても5分もかかりません。

引き出しの分け方

手前にオンシーズン、奥にオフシーズンの衣類を収納しています。衣替えの時は、手前を奥を入れ替えるだけ。あっという間に作業完了。

私はインナー、靴下、部屋着などの衣替えはこの前後入れ替えだけで完了です(普段着はハンガー掛けを入れ替えるので引き出しに入っているものはオフシーズン服となります)。

引き出しは見やすく

夫はスーツ類がワードローブバーをほぼ占領しているので、インナーから普段着・部屋着まで、ほぼ引き出し収納です。

特に平日の朝スムーズに準備できるよう、インナー類は引き出しひとつにまとめて、100均で売っているようなカゴや不繊布ケースなどで仕切り、靴下やパンツなどの小さなアイテムを見やすく収納しています。

このようにアイテムを縦に仕切ることで、洗って畳んだものをケースの奥側に戻し、手前から取って使うというサイクルもつくりやすくなります。

また、インナー類は消耗品ととらえて、定数と買い替えのタイミングを決めてしまうと管理がラクです。

クローゼットはホコリが溜まりやすいので、引き出しにはキャスターをつけて置くとお掃除もラクになりますよ。

主人の引き出しの中

朝の準備に必要なものは、ひとつの引き出しにまとめています。細かいものも縦に並べることで、しまう・取り出すという動作がスムーズになります。

今回は衣類の収納に焦点を当ててご紹介しました。

まずは一度、クローゼットの中身を全部出して、服の断捨離から始めてみてはいかがでしょうか?お気に入りだけが詰まったクローゼットは毎朝扉を開くのが楽しみになりますよ。

次回はクローゼットの残りの場所と、愛用収納用品をご紹介予定です。では!

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