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2022.05.25
大容量の屋根裏部屋を確保できたら何を置きたいですか?もし、あまりイメージできていない方は要注意です。いざ、生活がはじまってから思うように置きたいものが置けないとわかって、ガッカリすることもあるかも…。今回は、屋根裏部屋に置くものの向き不向きを見ていきたいと思います。
屋根裏部屋への収納に向くもの
屋根裏部屋には、どのようなモノが収納に適しているのでしょうか?普段頻繁に出入りしない家の最も高い位置であることから、次のようなポイントをおさえたものが考えられます。
□ 出し入れが楽な軽くて小さいもの
□ 熱や湿気に影響されにくいもの
□ 頻繁に利用しないもの
□ 特定の季節だけに使うもの
とくにハシゴを使う屋根裏部屋の場合は、大きく重いもの出し入れは大変です。固定階段付きの屋根裏部屋でも、1階リビングと実質3階となる屋根裏部屋を往復するようなモノの出し入れは、へとへとになります。
筆者も、庭で時々使う屋外用のテーブルを屋根裏部屋に置いていたのですが、重たい上に階段の上り下りで壁を傷つけないか気を使いながら運ぶのがストレスになったので、1階に置くようになりました。
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屋根裏部屋に置く物のリスト例
□ 雛人形、五月人形、クリスマスツリー等の年に一度使うもの
□ 季節外の衣類
□ 取っておきたい子どものものや思い出もの
□ 扇風機やファンヒーター等の長く使わない季節のある家電
□ 日用品のストック
□ 使用頻度の低いかさばるバッグ類
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屋根裏部屋への収納に不向きなもの
では、どのようなものが屋根裏部屋に置くのに不向きなのでしょうか?避けたほうがよいのは、次のような性質をもったものになります。
□ 大きく重い出し入れが大変なもの
□ 高温多湿の影響を受けやすいもの
最近の住宅の断熱性能は向上したというものの、屋根裏部屋を階とみなされない屋根裏収納としてつくる場合、換気計画に含まれていないことも多く、やはり真夏は熱気がたまりやすくなります。
この場合、エアコンも設置できないため、断熱性能がどんなに高くても、かなりの室温も湿度も上がることを考慮する必要があります。
では、具体的な屋根裏部屋の収納に不向きなものを見ていきましょう。
□ 音楽や映像を記録したテープやDVD
□ 食品(非常食)
□ パソコン、カメラ等の精密機器
□ カセットコンロ
□ 石油ファンヒーターや石油ストーブ
□ 革製品のカバンや衣類
音楽や映像を記録したテープやDVDなどのメディアは、高温多湿は厳禁です。カビや劣化で大切な音楽や映像が再生できなくなる可能性があります。
高温多湿環境で痛みやすい食品も、屋根裏の収納には向きません。非常食などが含まれる防災セットも食品が高温多湿環境では劣化してしまいます。そもそも、屋根裏部屋に収納していると、災害のときにすぐに取り出せず役に立たなくなるかもしれません。
精密機器を高温多湿環境に放置すると、故障の原因となります。たとえば、高額な一眼レフカメラのレンズやセンサーにカビが生えてしまって、撮影できなくなることもあります。
カセットコンロ用のガス缶や、ガスの重点されたスプレー缶なども高温多湿環境には向きません。長期間放置したことで、錆びてしまったガス入りの缶を利用するのは危険です。
季節家電とはいえ、石油ファンヒーターや石油ストーブの屋根裏への収納は要注意です。灯油が残っていると屋根裏に充満して危険です。また残った灯油が劣化(変質)して、石油ファンヒーターや石油ストーブの故障の原因にもなりますので、必ず使い切ってから収納しましょう。
布団は押入れ感覚で、布団や毛布をそのまま収納すると、湿気を吸ってカビの原因となる恐れがあります。革製品も屋根裏への収納には向きません。高価な本革のバッグやジャケットを、真っ白なカビまみれにしたくありませんね。