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2022.02.16
【執筆者プロフィール】
やっこ さん
30代の主婦であり、エンジニアとして働く会社員でもある。2014年に、1階にご主人の両親、2階にやっこさんご家族(ご主人+男児2人)が暮らす二世帯住宅を建てる。
家づくりの完成までの記録にとどまらず、完成後には図面では解らなかった使い勝手・デザインへの感想、また使いやすくするための細やかな工夫等の情報を公開し、新築を検討中の人たちに人気のブロガーさんです。
施主支給したもの・すればかったもの
今回はわが家の「施主支給したもの」について書いてみたいと思います。
設備や建材を(ハウスメーカーや工務店ではなく)施主自身で手配する「施主支給」ですが、一般的に施主支給を選ぶ理由は、
・ハウスメーカーや工務店側で手配できない設備や建材を採用する
・ネット通販などで手配した方が値段が抑えられる
のどちらかではないかと思います。わが家の場合、特に1つめの理由に該当するようなものはなく、2つめの金額的なことが主な理由だったのですが、それに加えて、施主支給の方がスケジュール的に余裕があったということも理由となりました。
施主支給するもの次第かとは思いますが、引渡しまでに用意しておけばOKと言われたものもあったため、その分選ぶ時間を多く確保することができたと言えます。
そんなわが家の施主支給したものは、次の3種類です。
①洗面室のタオル掛け
②LDKの室内ワイヤー物干し
③外構の立水栓・ガーデンパン
少ないですね!ほかにもいろいろ施主支給を選べばコストが抑えられたかもしれないなと思いつつ、施主支給にするとそれだけ自分たちの手間もかかってしまうということもあり、最低限の採用にとどまりました。いずれもネット通販で購入しています。
※エアコンやダウンライト以外の照明も旧居から持ち込んだので施主支給と言えるのかもしれませんが、新たに購入して用意したものに限定しています。
施主支給したもの①洗面室のタオル掛け
①の洗面室のタオル掛けは、合計3カ所と数は多めです。
KAWAJUNという建材メーカーのものをどうしても採用したくて、ハウスメーカーでも手配は可能だったのですが、選ぶのに時間がかかってギリギリになりそうだったので施主支給としました。
事前にタオル掛けを設置したい位置だけ伝えておいて、該当箇所に下地を入れてもらっています。
②室内ワイヤー物干し
②の室内ワイヤー物干しは、リビングとワークスペースの間に設置したpid4Mというワイヤー格納式のもの。当初この位置には昇降式の物干し設備をハウスメーカー手配で設置予定でしたが、存在感が出てしまうことがどうしても気になって、いろいろ調べてpid4Mにたどり着きました。
ハウスメーカーの担当者はこのタイプの物干しの存在自体を知らなかったため、それならばと、施主支給させてもらうことになりました。
①のタオル掛け同様、設置したい位置をあらかじめ伝えて、下地を入れてもらっています。
③外構の立水栓・ガーデンパン
③の外構の立水栓・ガーデンパンは、ハウスメーカー標準で選べるものがあまりにもイマイチすぎて(業務用か?というくらい素っ気ないものでした)、「好みに合うものをぜひ施主支給してください」とハウスメーカー側からも言われたほどでしたので、ここは素直に施主支給としました。
購入したものは店舗から工事現場に直接送ってくれてOKと言われましたが、一応自宅に送って商品確認の上で持ち込んでいます(商品を大工さんに渡して設置はお任せです)。
ただ、施主支給したこと自体は良かったのですが、いかんせんガーデンパンの使い勝手というものに無知すぎたので、いざ設置されて使ってみると、「水受け部分がもっと大きいタイプにすれば良かった」「水栓が2口あっていちいちホースを付け替えなくて良いものにすれば良かった」などいろいろ残念ポイントがありまして…。
施主支給でネット購入するとしても、実店舗でのリサーチはしておくべきだったなぁと思いました。
施主支給したらよかったもの❶ペーパーホルダー
以上のように、最低限の施主支給にとどまったわが家ですが、ハウスメーカー手配にしたもので「これは施主支給にすれば良かった…」と後から思ったものもいくつかあります。
1つは、❶小さなものですがトイレのペーパーホルダー。
洗面室のタオル掛け同様、KAWAJUNのものを採用しています。こちらだけは早々に商品を決定したため、施主支給ではなくハウスメーカー手配としたのですが、後で見積もりを見たら定価の商品代に加えて送料・取付費がきっちりと計上されていました…。
まぁ微々たる金額ではあるのですが、施主支給した場合はかからなかった費用が発生したことは少しモヤモヤポイントとなりました。
❷カーテン
もう1つは、❷カーテン。
わが家のカーテンは、揃った状態で入居したかったこともあって全てハウスメーカー手配としています。結果として手配が楽だったこと、入居時点でカーテンがないという不便さがなかったことは良かったのですが、実際の窓を見ないで決めたことで後悔するカ所も出てきてしまったことは以前の記事でも書いた通りです。
全てハウスメーカー手配、もしくは全て施主支給、という全か無かの考え方ではなく、生活上すぐになくては困るような掃き出し窓などのカーテンのみをハウスメーカー手配、そうではない採光や通風のためなどの小さめの窓のカーテンは施主支給とするなど、もっと柔軟に使い分ければ良かったなぁと思っています。
ということで、振り返ると「施主支給を全然賢く活用できていなかったな~」とわれながら感じますね。もっと賢く活用すれば、費用を抑えつつ満足度を上げられたんだろうなと少し残念な思いは残りました。
ただ、「施主支給する」という決断はそれなりに早めの時期にする必要があるわけで、タイトなスケジュールで家づくりを進めたわが家の場合はこれが限界だったかもしれません。施主支給を賢く活用したい場合は、早くから計画的に!というのが教訓ですね。