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「 家づくりの理想と現実」 バックナンバー

家具の新調と持ち込みプラン〈後編〉【家づくりの理想と現実 56】

2021.10.20

【執筆者プロフィール】

やっこ さん

30代の主婦であり、エンジニアとして働く会社員でもある。2014年に、1階にご主人の両親、2階にやっこさんご家族(ご主人+男児2人)が暮らす二世帯住宅を建てる。

家づくりの完成までの記録にとどまらず、完成後には図面では解らなかった使い勝手・デザインへの感想、また使いやすくするための細やかな工夫等の情報を公開し、新築を検討中の人たちに人気のブロガーさんです。

Blog https://iemonokoto.blog.jp/

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持ち込んだ大型家具

わが家の家具選び、前回の親世帯に続きまして、今回は私たち世帯の2階の家具についてです。

私たち世帯は旧居マンションで使っていた家具をそのまま新居に持ち込んだため、入居と同時に新たに購入したり、買い替えたりした家具はありませんでした。

持ち込んだ主な家具は、リビングダイニングのダイニングテーブル&チェア、テレビボード、デスク。そして寝室のシングルベッド2台、本棚。まぁどれも一般的な家具なのですが、わが家の場合、特にリビングダイニングに置く家具のサイズが大きめだったというところが特徴的と言えます。

ダイニングテーブル

旧居はLDKを広めに取った間取りだったこともあり、使っていた家具のサイズは、ダイニングテーブルは約180×140センチ、テレビボードは幅240センチとなかなかの大きさでした。

これらの家具を置けることを前提に間取りを作成してもらったため、LDKの間取りは、

●ダイニングは、幅180センチのダイニングテーブルを置いても周囲を行き来できる広さ

●リビングには、幅240センチのテレビボードを置ける壁面

というのがマスト条件であり、基本的に「家具に合わせて家を作る」という家具基準の家づくりだったと言えます。

予算や家全体の大きさには限りがある中で、他にも多々ある要望をできるだけ叶えつつ、この大きめサイズの家具を置ける間取りに落とし込んでくれたハウスメーカーには、本当に頭が下がる思いです。
そして、それぞれの家具はピタッと予定通りの場所に収まりました。

ダイニングは幅180センチのテーブルを置けるように、リビングにはTVボード(幅240センチ)が置けるように間取りを考えました。

ダイニングは幅180センチのテーブルを置けるように、リビングにはTVボード(幅240センチ)が置けるように間取りを考えました。

不定形でサイズも大きく、かなりのスペースを必要とするテーブル。

不定形でサイズも大きく、かなりのスペースを必要とするテーブル。

ダイニングにちょうどよく収まりました。左右のスペースもゆとりがあり窮屈さがありません。

ダイニングにちょうどよく収まりました。左右のスペースもゆとりがあり窮屈さがありません。

一番お気に入りの家具で、わが家の中心と言ってもいい大きなダイニングテーブルも、ちょうど良くダイニングに収まりました。ダイニングスペースの幅は4.5メートルほど確保できましたので、テーブルの左右にもゆとりがあって窮屈さを感じないで済んでいます。

テーブルはウォールナット素材なのですが、フローリングもキッチンの扉材もこのテーブルに合わせてウォールナットを選び、さらに洗面台もキッチンに合わせて扉材を選んだので、間取りだけでなく内装もこのテーブルを基準として決めていったことになります。

前回の記事では、「手持ちの家具に縛られることで、家づくりが最適解から遠ざかる場合もあるのではないか?」と書きましたが、このダイニングテーブルに関しては継続使用にこだわったことに対する後悔は一切なく、むしろ家づくり全体を通じて方向性に迷ったときの指針とも言える重要な存在となりました。

システムキッチンは「リビングステーションSクラス」というシリーズの木目調の扉材を採用しました。

システムキッチンは「リビングステーションSクラス」というシリーズの木目調の扉材を採用しました。

キッチン背面のカップボードもカウンターも同じ木目調に。

キッチン背面のカップボードもカウンターも同じ木目調に。

テレビボード

一方、テレビボードはと言いますと、置き場として考えていたリビングの壁際にもちろんピッタリと収まりましたが…。

高さがあるテレビボードということもあって、旧居より少し狭くなったリビング空間の中では想像していた以上に存在感が出てしまいました。

平面の間取り図上に家具を配置して考えているだけでは、こういった実際の見え方まではやっぱり分かりませんね。

240センチと幅広なだけでなく、高さもあるため存在感が予想以上にありました…。

240センチと幅広なだけでなく、高さもあるため存在感が予想以上にありました…。

入居後2年ほどしてからソファを購入したこともあり、テレビボードが空間に対して占める大きさは慣れるどころかますます気になるようになりました…。

ソファを購入したら、ますますテレビボードの大きさが気になるように。LDKに入ってまずテレビボードが目に入るという位置関係も少し不満でした。

ソファを購入したら、ますますテレビボードの大きさが気になるように。LDKに入ってまずテレビボードが目に入るという位置関係も少し不満でした。

ここ数年は家具の配置をアレコレと変えてきて、今はこのような状態となっています。テレビボードはサイドの棚片方だけを残して撤去し、この壁沿いにはソファを移動。

そしてテレビ自体も処分して(10年以上使用した42インチのテレビでした)、リビングとワークスペースの境目に間仕切りとして置いたシェルフに、モニターアームでモニターを設置してテレビ代わりに。

背の高い家具がなくなったことで白い壁面が増え、かなり広々と感じるようになりました。

背の高い家具がなくなったことで白い壁面が増え、かなり広々と感じるようになりました。

新しく購入したソファ。

新しく購入したソファ。

長年使ったテレビも処分して、モニターをテレビ代わりに。

長年使ったテレビも処分して、モニターをテレビ代わりに。

24インチのモニターを、モニターアームで間仕切り代わりのシェルフに設置しています。

24インチのモニターを、モニターアームで間仕切り代わりのシェルフに設置しています。

家具は買い替える可能性がある

ということで、せっかく手持ちのテレビボードに合わせて間取りをつくったのに、テレビボード自体は数年で撤去してしまい、当初想定とは違う空間の使い方をすることとなりました。

大きなテレビボードもテレビもなくなった今の配置は、広々と部屋が使えてとても気に入ってはいますが、こんなことなら手持ちのテレビボードを継続して使うことにこだわらなければ良かったなぁ、そうすれば間取りの自由度がもう少し上がったかもしれないなぁという後悔はやっぱり否めません。

テーブルもテレビボードもどちらも大きな家具ですが、新居で継続して使ってみての感じ方は真逆でしたので、家具を持ち込むのか、新居に合わせて買うのかという判断はやっぱりなかなか難しいですよね。

結局のところ、持ち込んで暮らしてみないと分からないところがあり、どちらが良いのかという問いに正解はないとは思います。

ただ、家本体のほうが後から変更が難しく、またこの先数十年単位で暮らしていくものでもある一方で、家具は人生のステージが変わったり好みが変わったりすると入れ替えていく可能性もありますので…。

「一生モノ!」というくらい思い入れがある家具でなければ、家具よりも「家」を優先した方が後悔は少ないんじゃないかな~というのが、振り返ってみて感じる私の結論です。

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