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「 家づくりの理想と現実」 バックナンバー

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造作・既成の本棚を見直す【家づくりの理想と現実 61】

2022.03.16

【執筆者プロフィール】

やっこ さん

30代の主婦であり、エンジニアとして働く会社員でもある。2014年に、1階にご主人の両親、2階にやっこさんご家族(ご主人+男児2人)が暮らす二世帯住宅を建てる。

家づくりの完成までの記録にとどまらず、完成後には図面では解らなかった使い勝手・デザインへの感想、また使いやすくするための細やかな工夫等の情報を公開し、新築を検討中の人たちに人気のブロガーさんです。

Blog https://iemonokoto.blog.jp/

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寝室の本棚

以前、寝室の回でも書いたように、わが家の寝室はとにかく必要最低限のシンプルな空間となっています。シングルベッドを2台置けるだけの広さと、夫婦それぞれが使う壁面クローゼットのみ。そのほか、造り付けの収納などは一切ありません。

が、実は、検討開始時は壁面に造り付け本棚を設置する計画となっていました。現在のベッド配置でヘッドボード側にあたる壁面の一部に、天井までの本棚を設置する予定だったのです(ベッドは違う向きで配置する想定でした)。

クローゼットがあるだけの寝室ですが…

クローゼットがあるだけの寝室ですが…

当初は、一部の壁面に造り付け本棚を設置する計画でした。

当初は、一部の壁面に造り付け本棚を設置する計画でした。

でも、最終的にはこの壁面本棚は設置にいたりませんでした。理由のひとつは金額的なこと、そしてもうひとつは地震対策という面で不安があったこと。

特に2点目の要因が大きく、高い位置にオープンな状態で本を収納していると地震時に凶器となり得ますので、寝る空間には避けたほうが良いだろうという判断で造り付け本棚の設置を断念したのです。

その代わり、旧居でも使っていた背の低い本棚を窓際の壁面に置き、手持ちの本の一部はここに収めるようにしました。奥行きの浅い本棚なので、文庫本などの小型本の置き場となっています。

この本棚は10年以上前にネット通販で適当に選んで購入したもので、こだわりや思い入れもなく、購入時は長く使うことをあまり想定していませんでした。

それもあって、この本棚を使い続ける想定で間取りを考えたわけではないので、サイズ感や見た目などは造り付けに比べるとやっぱり微妙で…。背の低い本棚でもいいから、造り付けで設置したほうが良かったかなぁと少し残念ポイントだったりします。

造り付け本棚は諦め、旧居から持ち込んだ本棚。サイズが中途半端です…。

造り付け本棚は諦め、旧居から持ち込んだ本棚。サイズが中途半端です…。

後から造作した全身用ミラー

そんな寝室ですが、逆に地震対策も考慮してあえて設置したものもあります。

それは、壁付けの全身用ミラー(姿見)

入居してしばらくは、スタンドタイプのミラーを床置きしていました。私の学生時代から通算で20年近く使ってきたものです。こういった床置きのミラーって、足元がホコリの巣窟になりますよね…。それが元々ストレスだったことと、子どもが倒しそうになってハラハラしたり、地震時に大丈夫なのかな?という不安もあったりで、新居は絶対壁付けのミラーを設置しよう!と決めていました。

入居までの設置は間に合わなかったのですが、入居後にハウスメーカー経由で手配して、床~天井までのピッタリサイズになるようにオーダーで設置したミラーがこちらです。

ハウスメーカー手配で壁付けのミラーを設置。ピッタリサイズで造り付けたものはやっぱりスッキリします。

ハウスメーカー手配で壁付けのミラーを設置。ピッタリサイズで造り付けたものはやっぱりスッキリします。

やっぱりこうして造り付けたものはスッキリしていて、オーダーゆえにお値段は張りましたが、安全面・見た目ともに大満足のでき栄えとなりました。

入居当時に使っていたのはスタンドタイプのミラー。

入居当時に使っていたのはスタンドタイプのミラー。

足元の掃除のしにくさや、地震時の不安で、スタンドタイプはやめたいと思っていました。

足元の掃除のしにくさや、地震時の不安で、スタンドタイプはやめたいと思っていました。

本棚の地震対策

話を本棚に戻しますと、造り付け本棚を諦めて置き家具で対応した寝室とは異なり、壁面の造り付け本棚を複数設置しているのがLDKです。こちらは寝室ほどの危険性はないとは言え、やはり高い位置に収めている本は地震時は危険かなと暮らし始めてからずっと気になっていました。

本棚の地震対策と言うと、手前に落下防止用バーを設置しているものをよく見かけますよね。わが家で設置したLDKの本棚(ハウスメーカーオリジナル品)にも、オプションでダボ穴に設置できる落下防止バーがありました。

が、並んだ本の手前にバーがあると収納できる本の奥行きが制限されてしまう上に、本の出し入れもしにくくなるのでできれば避けたい…。

ということで、いろいろ調べて、地震対策として「落下抑制テープ」というものを採用しました。

テープ表面に滑り止め効果があって、棚板の手前部分に貼ることで本の落下リスクが低減されるというものです。

本を手前に滑らせると、このテープのカ所でピタッと本が滑らなくなります。でもテープ自体の厚みはほとんどないので、本の出し入れ時はほんの少し持ち上げるだけで良く、使い勝手への影響はありません。

LDKの本棚の腰より上の棚板には、すべてこちらを貼って地震対策としました。

天井までの本棚を複数設置していますが、こちらも地震時は不安がありました。

天井までの本棚を複数設置していますが、こちらも地震時は不安がありました。

地震対策で調べると、よく見られるのは手前にバーを付ける方法ですが、使い勝手が悪くなりそうで採用せず。

地震対策で調べると、よく見られるのは手前にバーを付ける方法ですが、使い勝手が悪くなりそうで採用せず。

採用したのは、落下抑制テープというもの。

採用したのは、落下抑制テープというもの。

棚板の幅にテープを切って、棚板手前に貼り付けます。本を手前に滑らせると、テープのところでピタッと止まります。

棚板の幅にテープを切って、棚板手前に貼り付けます。本を手前に滑らせると、テープのところでピタッと止まります。

※本来は金属やガラス面に貼ることを想定している商品で、木製の板は対象外なのですが自己責任で使用しています。貼ってから3年以上経過していますが、今のところ剥がれてくる気配はありません。ただし、剥がすときに棚板の塗装等が剥がれる可能性はあると思っています。

幸いにも大きな地震は発生していないので、効果のほどは今のところ検証できていませんが、とりあえずこれで一安心というところ。

置き家具に転倒リスクがあることを考えると、本棚のような背の高い家具は、置き家具よりも造り付け家具の方が安心なはずですよね。

なので、背の高い本棚を設置したい場合は、このLDKのように「造り付け本棚にテープやバーでの落下防止策を講じる」というのが、安全性は最も高いのではないかといろいろ調べる中で思いいたりました。

その辺りまで計画時にきちんと考えることができていれば、寝室に本棚を造り付けるという選択もありだったな~というのが少し悔やまれます。

本当に、検討時には考えきれないことが多いものだなぁと改めて感じています。

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