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「 家づくりの理想と現実」 バックナンバー

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ゴミステーションをつくる【家づくりの理想と現実 62】

2022.04.20

【執筆者プロフィール】

やっこ さん

30代の主婦であり、エンジニアとして働く会社員でもある。2014年に、1階にご主人の両親、2階にやっこさんご家族(ご主人+男児2人)が暮らす二世帯住宅を建てる。

家づくりの完成までの記録にとどまらず、完成後には図面では解らなかった使い勝手・デザインへの感想、また使いやすくするための細やかな工夫等の情報を公開し、新築を検討中の人たちに人気のブロガーさんです。

Blog https://iemonokoto.blog.jp/

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以前、パントリーの回でも書いたように、現在わが家では、キッチンにあるパントリーの下部3分の1ほどを利用して、収集日までの資源ゴミ置き場(=資源ゴミステーション)としています。

パントリーの配置

パントリーの配置

キッチンのパントリー内、下部を資源ゴミステーションとしています。

キッチンのパントリー内、下部を資源ゴミステーションとしています。

ゴミ置き場の変遷

ですが、最初からこの状態だったわけではなく、暮らしの変化、そしてそれに伴うゴミの量の変化に合わせてたどり着いたのがこの形で、その過程には結構な試行錯誤がありました。そんなキッチンのゴミ事情の変遷と試行錯誤について、今回は書いてみたいと思います。

まず、入居して間もない頃にゴミステーションとして利用していたのは、キッチンのカップボードにあるオープンスペースでした。

旧居ではキッチンにゴミ箱が置けるようなスペースがなく何かと苦労したため(どこに置いても収納扉に干渉してしまうような間取りでした)、新居では最初からゴミ箱置き場はきちんと確保しよう!ということで採用したのがこのオープンスペースです。

ゴミ箱に加え、お掃除ロボットのルンバもゴミ箱のすぐ近くを定位置にしてかき集めたゴミをすぐ捨てられるようにしたいということで、スペース内にコンセントも設置しています。

カップボードの一部にオープンスペースを採用して、ここをゴミ箱置き場に。ルンバを置けるようにコンセントも設置。

カップボードの一部にオープンスペースを採用して、ここをゴミ箱置き場に。ルンバを置けるようにコンセントも設置。

このオープンスペースは、次のように活用していました。

まず、予定どおりゴミ箱を置き、その横に背の低い棚、棚の下はこれも予定どおりルンバの定位置に。棚の上のポッカリ空いたスペースは、収集日までの段ボール置き場です。

ゴミ箱+棚+ルンバステーション、空きスペースは段ボール置き場として活用。

ゴミ箱+棚+ルンバステーション、空きスペースは段ボール置き場として活用。

キッチンからの動線が最短

そして棚の中はボックスで4つに区切っています。

上段のボックス2つは掃除用品や子どもたちの使う細々したものを入れているのですが、下段の2つは以下のようにゴミ関連のボックスとしました。

1つ目は、すぐ横のゴミ箱で使うゴミ袋、古紙・段ボール等をまとめるための紐やハサミ、そして見えていないですが、これらの下に資源ゴミの回収を待つ雑誌や古紙。2つ目は、ビン・缶・ペットボトル用のゴミ箱として利用。

つまり、資源ゴミも普通ゴミも含めてゴミに関するものは、すべてここに集約していたのです。

このオープンスペースの目の前がキッチンのシンクなので、料理で出たゴミをゴミ箱に捨てるときも、洗ってシンク横で乾かしたビンなどボックスに入れるときも、動線は最短。さらにゴミ置き場に持って行くためにまとめるときも1ヵ所で全て済むため、とにかく効率的でとーっても便利でした。

棚の中は4つのボックス。下2つに資源ゴミを。

棚の中は4つのボックス。下2つに資源ゴミを。

下段の左側の引き出しには、ゴミ袋、ゴミをまとめる紐やハサミ、その下に雑誌や古紙を。右側は、ビン・缶・ペットボトル類を入れるゴミ箱に。

下段の左側の引き出しには、ゴミ袋、ゴミをまとめる紐やハサミ、その下に雑誌や古紙を。右側は、ビン・缶・ペットボトル類を入れるゴミ箱に。

溢れる段ボール置き場

でもこれは、当時は資源ゴミの出る量が少なかったからできていたことでした。

子どもたちもまだ小さく、紙ゴミはあまり出ないし、缶やペットボトル飲料を家で飲む習慣もなし、ネット通販も多用していなかったので段ボールの量もそこまで多くなく。

わが家の地域の資源ゴミ回収は2週間に一度なのですが、その間に溜まるゴミの量だとこのスペースで当時は十分だったのです。

しかしながら、年月を経るといろいろと状況が変わっていきまして…。このゴミステーションが、次第に暮らしにフィットしなくなっていきました。

まず最初に限界を迎えたのが段ボール置き場

私が日用品も含め何でもかんでもネット通販で購入するようになったため、このスペースに詰め込まれる段ボールの量が増大し、それがオープンスペースゆえに丸見えで、あまりに見苦しい状態が続くようになってしまいました。

そこで、活用し始めたのがパントリーです。

以前も書いたように、わが家のパントリーは段ボールなども置けるように敢えて奥行きを深くつくりました。当初はゴミの量があまり多くなかったため想定していた通りの使い方はしていなかったのですが、ここへ来てようやく日の目を見たと言えましょう。

市販の段ボールストッカーを購入しパントリー内に段ボールを置けるように。

市販の段ボールストッカーを購入しパントリー内に段ボールを置けるように。

このパントリー内に市販の段ボールストッカーを置いて、段ボール置き場とすることにしました。扉を閉めて隠してしまえることに加え、オープンスペースでは収まりの悪かった大きい段ボールもストッカーにギュッと押し込めば比較的コンパクトにまとまるため、段ボール置き場は無事決着!!

置き場所が分散して作業が面倒に…

…でしたが、資源ゴミの置き場がパントリーとカップボードのオープンスペースに分散してしまったことで、ゴミ出し時の処理は煩雑になってしまいました。あっちからも出して~こっちからも出して~とか、紐やハサミは古紙をまとめるときにも段ボールをまとめるときにも使うからどっちに置くべきか?とか、些末なことではあるんですが、1カ所に集約していたそれまでと比べて面倒なことが増えてしまったのです

それに加えて、子どもたちの成長に伴い、古紙の量も缶やペットボトルの量も爆発的に増えていきました。小学校に入ると配られるプリント類も多く、通信教材で同封されてくる冊子も結構な量があって、それらがある程度経つとどんどん古紙行きとなります。

また、スポーツを始めてペットボトルのスポーツ飲料を常備するようになったことなどもあり、特に夏場はボックス程度ではゴミが収まりきらなくなってしまい、溢れ出してカウンターの上に直置きなんてこともよくありました。

もうこれがめちゃくちゃストレスで…。
とにかく今の暮らしに合わせてゴミステーションを再構築しないとダメだ!!ということで、結局資源ゴミは全てパントリーに集約することにしたのです。その結果が、パントリー内に集約した資源ゴミステーションとなります。

段ボールストッカーに加え、複数のボックスを組み合わせて古紙、ビン・缶・ペットボトル、(これまで明確な置き場のなかった)不燃ゴミを分別できるようにしました。各々のボックスはこれまでより大きなものとし、おかつ多少増えても大丈夫なよう上に空間を確保したことで、ボックスから溢れ出るということもなくなりました。

ビン・缶・ペットボトルはあえてボックスを分けず1つにまとめているのですが(中は紙袋でゆるく区切っています)、それは、ゴミ捨て時にはあれこれかき集めることなくこのボックス1つを抱えて行けばよいだけにしたいから

そして紐やハサミもパントリー内に置くようにして、資源ゴミ回収日には古紙や段ボールのまとめ作業を含めて全ての作業をこの場所で完結できるようにしています。とにかくいろいろな作業が楽になって、やっぱり集約するって大事だな~!と実感しました。

資源ゴミを集約し、新たなゴミステーションに。

資源ゴミを集約し、新たなゴミステーションに。

ビン、缶、ペットボトルはあえてボックスを分けず、ゴミ置き場へは箱ごと持って行きます。

ビン、缶、ペットボトルはあえてボックスを分けず、ゴミ置き場へは箱ごと持って行きます。

ゴミ置き場として活用するパントリーの完成

また、パントリーの扉裏を子どもたちのプリント掲示場所として活用しているのですが、入れ替える際は不要になったものをすぐ横の古紙ボックスに入れるだけで良いのも移動ゼロで快適。ビン類などをキッチンシンクで洗ってから捨てる際は少し距離ができましたが、その分こうして便利になったこともあるのでプラスマイナスゼロかなと思っています。

ということで、多少の紆余曲折はあったのですが、最終的には今の暮らしに最適化したゴミステーションの完成となりました。元々ゴミ置き場としてパントリーを活用できたらいいなという思いはあったので、完全に想定外というわけではありませんが、それでも「よくぞこの形にたどり着いたね~!!」と我ながら若干感慨深いものがあります。

そして、いったんは完成!と思ったモノの配置やスペースの活用も、年月に伴い最適解が変わっていくものだな~と改めて思いました。特に子どもの成長に伴う変化は未知のものが多く、家づくり時点では想像もしていなかった事態に戸惑いつつ使い方を変えていったカ所も結構あります。

そういう意味では家の完成時がゴールではないわけで、暮らしながらその時々で整えていけば良いよねとおおらかに構えることも必要なのかもしれません。

不要になった子どものプリント類を捨てる動線も短くなりました。

不要になった子どものプリント類を捨てる動線も短くなりました。

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