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「 屋根裏部屋がほしい!」 バックナンバー

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第27回 屋根裏部屋とヌック【屋根裏部屋がほしい!27】

2022.04.27

必ずしも、誰もが広い屋根裏部屋やロフトが確保できるとは限りませんが、狭い場所にぴったりの「ヌック」はいかがでしょうか。

ヌックとは、部屋との仕切りがなく、人が集まる小さなスペースを指します。あえて天井を低くしたり、床が高くして隠れ家のようにつくることも多く、開放感を求めるリビングとは対極的な空間になります。

今回は、屋根裏部屋やロフトとも相性抜群な、ヌックの可能性を見ていきましょう。

屋根裏にヌック

屋根勾配で天井が低くなる場所は、収納スペースとしての容量も少なく、歩き回るエリアとしては使えません。天井の低くなる部分まで、わざわざクロスや床を貼って、屋根裏部屋を拡げる意味があるのか悩む方も多いでしょう。

しかし、この天井の低い勾配スペースを生かした、居心地の良い安心できる空間を屋根裏部屋の一角に設けてみてはいかがでしょうか?

天井の低い勾配部分にベッドを設けたヌックです。好きな時に寝転んだり、読書を楽しんだり、誰にも邪魔されずに自分だけの時間を思いのままに満喫できそうですね。

天井の低い勾配部分にベッドを設けたヌックです。好きな時に寝転んだり、読書を楽しんだり、誰にも邪魔されずに自分だけの時間を思いのままに満喫できそうですね。

屋根勾配スペースにソファを置くだけでも、快適なヌックをつくることができます。リビングのソファとは異なる、周囲を囲まれた安心感につい時間を忘れて入り浸りになってしまうかも。お酒や音楽をじっくり楽しむスペースとしても良さそうですね。

屋根勾配スペースにソファを置くだけでも、快適なヌックをつくることができます。リビングのソファとは異なる、周囲を囲まれた安心感につい時間を忘れて入り浸りになってしまうかも。お酒や音楽をじっくり楽しむスペースとしても良さそうですね。

下屋裏ヌック

横移動でアクセスしやすい下屋裏(階下の屋根裏部屋)も、ヌックにうってつけです。階段やはしごを利用せずに、いつでも転がり込むことが可能なヌックをつくることができます。

リビングに隣接するヌックを下屋につくったプランです。将来的には、親がヌックとして転用するつもりで、お子様が小さい頃は、親の目の届く範囲にあるキッズスペースとして利用しておくのも賢い方法ですね。

リビングに隣接するヌックを下屋につくったプランです。将来的には、親がヌックとして転用するつもりで、お子様が小さい頃は、親の目の届く範囲にあるキッズスペースとして利用しておくのも賢い方法ですね。

屋根の低い部分を書庫に活用した隠れ家的な書斎空間。

屋根の低い部分を書庫に活用した隠れ家的な書斎空間。

ロフトヌック

高低差を活用して、つながりを保ちながらも別空間として、ゆるやかにゾーニングしやすいのが、ロフトを使ったヌックです。家族とのつながりは感じておきたくても、お互いの目線に入りやすい環境では、折角のヌックの居心地の良さが失われてしまうかもしれません。

その点、ロフトの場合、空間は同じでも目線に入りにくいので、安心して自分の時間を過ごすことができるでしょう。

階段下ヌック

屋根裏部屋を利用したヌックではありませんが、屋根裏部屋への階段下に、ヌックを設ける方法もあります。階段下は、収納やトイレと決めつけずに、居心地の良いヌックとして計画してみるのも楽しそうです。

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