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2022.04.06
【執筆者プロフィール】
まっしん はやぶさ さん
関西から関東に転職を機にお引っ越し。関西で暮らしていた分譲の戸建ては賃貸に出すものの、住宅ローンの支払いは赤字に…。さらに関東での家賃も加わって…。
それならば!と、二軒目の家を建てることに。住宅ローンをできるだけ抑え、かつ、土地も建物も満足のいく家づくりに挑戦されました。コストを抑えるコツ、納得のいくまで調べられた知識をこの連載にまとめていきます。
https://kisekinomyhome.blog.fc2.com/
イラスト:天野勢津子さん
https://amachakoubou.com/
今回と次回に分けて、お庭の植栽を紹介していきたいと思います。
樹木に囲まれたお庭の憧れがあったものの、あまり計画性なくあれもこれもと植えたため、様々な失敗や気づきがありました。ぜひ、お庭の植栽選びのご参考にご覧ください。
新築記念樹として市にもらったハナミズキ
当時、わが家を建てた市では、新築記念樹を無料で配布していました。
10種類の樹種から選ぶことができたのですが、まったく木の名前を見てもよくわからず、聞き覚えのあるハナミズキを選択しました。新築記念樹といっても、申請から受け取りまで時間がかかり、植えたのは入居から約1年後です。
白やピンクの花を咲かせる大きな木に育つことを、とても楽しみしていたのですが、残念ながら約1年ほどで枯らしてしまいました。

新築記念樹のハナミズキは、入居翌年の10月に庭の南西角の芝生をくり抜いて植えました。ちなみに、わが家は、最初から樹高のある木を植えることを期待していなかったので良かったのですが、ここまで小さな苗だったことに驚きました。

植えた翌年の7月には、ここまで葉が付いて順調に育っていると思っていたのですが、なんと、この後、突然完全に枯れてしまいます。
枯れた理由はわからないのですが、特にこの位置の土壌は、水はけがわるく、地盤が固かったのが、心当たりがある点です。
地植えすれば、勝手に育つものと思ったのは甘い考えでした。

わが家の建築地では、現在行っていませんが、新築記念樹の配布を実施している市町村は他にもあるようです。
新築に限らず、お子様の誕生や成人、入学卒業など記念日を対象に、記念樹を配布していることもありますので、興味がある方は、調べて見てはいかがでしょうか?
花と赤い実が魅力のジューンベリー
ハナミズキと隣り合わせで、ジューンベリーを同時に植えました。妻から、食べられる実を付ける木を植えたいとのリクエストがあり、選んだ樹種です。
ハナミズキと比べて、既に1メートルほどの樹高があり、すぐにたくさんの可愛い花が付いて、少しだけですが、赤い実も早速楽しむことができました。
しかし、このジューンベリーも約2年ほどで枯らしてしまいました。
この木の場合は、ぐらぐらすると思っていたら、いつの間にか根がまったくなくなってしまっていたのが枯れた原因なのですが、根の近くからたくさんの幼虫が出てきました。ネキリムシなどと言われる、コガネムシなどの幼虫などに、根が食べられてしまったようです。

植えた直後のジューンベリーです。
樹高が1mほどあるので、簡単な添え木を立てたのですが、
今考えると、あまりしっかり固定出来ていなかったかもしれません。

翌春、こんな白く可愛い花を付けてくれました。さらに、成長すれば、たくさんの食べられる赤い実の収穫を、楽しめると期待していたのですが…。
いつか綺麗な紅葉を見せて欲しいイロハモミジ
さらに、ジューンベリーの隣に植えたのは、イロハモミジです。和室の窓から見える景色を意識して、和風のモミジを選びました。ハナミズキとジューンベリーに少し遅れて植えたのですが、2022年3月現在でも、とても元気に成長しています。
しかし、残念ながら、いまだ真っ赤な紅葉を実現したことがありません。
秋になれば、自然に見事な紅葉を見られると思っていたのですが、環境や個体によって紅葉しない場合もあるようです。なにかお手入れで工夫することで、いつか見事な紅葉を見ることができないか、諦めずにチャレンジしていきたいと思います。

えたばかりのイロハモミジです。小さな苗ですが、しっかりモミジですね。
大きくなることを考えると、もっとブロック塀から離すべきとはわかっていたのですが、庭が狭くなるのが心配で、ギリギリにしてしまいました。かなり掘った範囲が狭く、土壌づくりも不十分だったのですが、よくこの後成長してくれたものです。

植えた約6年後には、ここまで立派に成長しました。3月撮影なので、少し赤みがかっているのは、新芽の色ですね。この段階では、ほどよい枝と葉の密度に見えるのですが…。

2カ月後の5月には、ここまで密集した葉の量になりました。一度、葉が白くなるうどんこ病になったことがあるのですが、風通しが悪いのも原因のようなので、もっと剪定で間引いたほうがいいですね。
日当たりは充分な場所なので、綺麗な紅葉を見るためには剪定技術も磨く必要がありそうです。

いつか、わが家の庭でも、このぐらい見事に紅葉したイロハモミジが見られるようにと夢見ています。
常緑ヤマボウシ
枯れたハナミズキの場所に、常緑ヤマボウシを植えました。冬場も葉を残してくれる常緑樹タイプを選んだので、冬場の寂しい感じが和らぎます。
毎年、ヤマボウシはハナミズキとよく似たかわいい白い花を一面につけて目を楽しませてくれます。
成長も緩やかで、樹形がほとんど乱れないため剪定の手間もほとんどかかりませんが、植え付けから8年目の現在でも元気に成長してくれている、非常に管理が楽な樹木です。

6月頃には、このような白く可愛い花が一面に咲いて目を楽しませてくれます。9月頃には、真ん中の丸い部分がより膨らみ、赤くなった実を食べることもできます。

ハナミズキの代わりに植えたばかりの常緑ヤマボウシです。ハナミズキよりもある程度成長していたので、根本をしっかり掘る必要がありました。
写真では、わかりにくいですが、麻紐で倒れないように補強しています。

植え付けから5年後には、倍ほどの高さに成長しました。
冬を超えたばかりの3月末の様子ですが、常緑樹なので葉も残っています。たくさんの新芽が、これからさらに緑の葉を茂らせる準備をしていますね。

ヤマボウシの花は上を向くので、上から見るとよく見えて美しいと言われるようです。確かにわが家のバルコニーから見下ろすとよく見えて美しいですね。
とはいえ、木の高さが低いうちは、下からでも充分花の美しさを楽しむこともできます。わが家では、なるべく樹高を抑えて、下からでもなるべく楽しめるように剪定を工夫していこうと思っています。
