- よく考えておくべきだったこと2点【家づくりの理想と現実 71…
- 全記事からベスト3発表!【家づくりの理想と現実 70】
- 大容量のリビング収納を使いこなす【家づくりの理想と現実 69…
- 停電を経験して防災対策を見直す【家づくりの理想と現実 68】
- 中学生のための子ども部屋【家づくりの理想と現実 67】
- わが家の裏ワザ収納術【家づくりの理想と現実 66】
- 外構に選んだ植物とお手入れ【家づくりの理想と現実 65】
- 快適なワークスペースをつくる【家づくりの理想と現実 64】
- ダウンライトの寿命と交換工事【家づくりの理想と現実 63】
- ゴミステーションをつくる【家づくりの理想と現実 62】
- 造作・既成の本棚を見直す【家づくりの理想と現実 61】
- 施主支給について考える【家づくりの理想と現実 60】
- 【外構工事の費用】玄関へのアクセスを改善する外構リフォーム【…
- 浴室の設備選びの反省点【家づくりの理想と現実 58】
- 脱衣室は広くつくる【家づくりの理想と現実 57】
- 家具の新調と持ち込みプラン〈後編〉【家づくりの理想と現実 5…
- 家具の新調と持ち込みプラン〈前編〉【家づくりの理想と現実 5…
- 樹脂製ウッドデッキの経年変化と反省点【家づくりの理想と現実 …
- 【外構工事の費用】ウッドデッキの素材選びと全費用【家づくりの…
- 2つに分けた子ども部屋のレイアウト【家づくりの理想と現実 5…
- 子ども部屋を2つに分ける【家づくりの理想と現実 51】
- 太陽光発電の経年劣化の検証【家づくりの理想と現実 50】
- 室内物干し3製品比較 後編【家づくりの理想と現実 49】
- 室内物干し3製品比較 前編【家づくりの理想と現実 48】
- ハウスメーカー保証期間でのメンテナンス【家づくりの理想と現実…
- ハウスメーカーの1カ月点検【家づくりの理想と現実 46】
- ユニット工法の工事現場【家づくりの理想と現実 45】
- パントリーの奥行き活用法【家づくりの理想と現実 44】
2022.01.26
【執筆者プロフィール】
やっこ さん
30代の主婦であり、エンジニアとして働く会社員でもある。2014年に、1階にご主人の両親、2階にやっこさんご家族(ご主人+男児2人)が暮らす二世帯住宅を建てる。
家づくりの完成までの記録にとどまらず、完成後には図面では解らなかった使い勝手・デザインへの感想、また使いやすくするための細やかな工夫等の情報を公開し、新築を検討中の人たちに人気のブロガーさんです。
道路から玄関へのアクセス
かけた費用も検討時間も極めて少なかったこともあって、不満だらけのわが家の外構なのですが、その中でも最大のストレスポイントが、以前の記事でも書いたように「駐車スペースから玄関へのアクセスの悪さ」でした。
まったく動線を意識しないで外構計画を考えたために、玄関に出入りするにはこのルートしかありませんでした。
駐車スペースから玄関へのアクセス
結果、2台分ある駐車スペースどちらからも、グルっと迂回しないと玄関にたどり着けません…。
距離的な遠さが煩わしいことに加え、雨の日は屋根のない部分を長々と歩かねばならないため、子連れ&大荷物だったりすると本当にこの移動が大変で…。しかも1台目の駐車スペースからは、わずかな距離ですが一度道路を経由することになるので、子どもと一緒の場合は通行する車や子どもの飛び出しにも注意を払う必要があって、なかなか気が抜けないこともストレスでした。
暮らし始めるまで気付かなかったのですが、外構計画が暮らしやすさに直結するものだということを心底痛感させられたポイントだったりします。
(それまではマンション住まいだったため、駐車スペースから部屋まで遠いことが当たり前で、外構計画で何とかするという発想が検討時は皆無でした)
玄関への動線を短くするリフォーム
というわけで、ずっとこの動線の悪さを何とかしたいと思っていたのですが、ここ1~2年コロナ禍で在宅時間が増えたことから、「もう少し家を快適にすることに投資しよう!」と思い切ってこの部分のリフォームに踏み切りました!
実現したいのは、それぞれの駐車スペースから玄関への最短動線です。
入居直後に、カーポートやウッドデッキなどの外構工事をお願いした業者さんに相談の上、それぞれ次のような工事をお願いしました。
まず、1台目の駐車スペースについては、駐車した車の真後ろにあたる位置にステップを作成してもらうことに。
この駐車スペースの真後ろが玄関で、もともと直線距離で言えばかなり近いわけで、ステップを作ればまさに最短動線となります。これは便利になりそうで期待が高まりますね!
コンクリートブロックでステップを作成し、ステップを上がった部分のフェンスは撤去し、既存ブロックも一部カットして、完成です!
玄関前のタイル部分も、ステップの設置カ所の合わせて延長してもらいました。
元々の土留めのブロックは旧居の頃から使用している数十年モノで、そのブロックがステップの蹴り込み部分となっている下から3段目だけ色が違ったりと見た目は微妙ですが、駐車してしまえば隠れる場所なのであまりこだわりませんでした。
ただ、見た目はともかくとして、このステップがあることで車から最短距離で玄関への行き来ができるようになり、声を大にして言いたいくらい快適になりました!!
車後方がステップのすぐ前に位置するので、特にトランクからの荷物の出し入れがある際の移動距離が各段に短くなり、大変なときほど便利になったとも言えます。そして、玄関との行き来が敷地内で完結する(道路は経由しないで済む)ことも本当に便利。
ステップひとつでこんなに便利になって、駐車スペース→玄関の移動距離を考慮しなかったがために苦労してきたこの数年間は何だったんだ…という気持ちになりました。本当に動線って大事ですよね。
2方向からアクセスするためのステップを追加
そして、2台目の駐車スペースについては、玄関ポーチの側面にステップを作成してもらうこととなりました。1カ所目と同様にコンクリートブロックでステップを作成し、コンクリートで埋めて、タイルを貼って、玄関ポーチ側にあったフェンスも撤去して、こちらも完成~!
タイルは玄関ポーチ(新築時にハウスメーカーで施工)に使用しているものと同じものを取り寄せてもらったので、新しく作成したステップもまるで最初からあったかのように統一感のある仕上がりとなりました。
期待通り、駐車スペースからの最短動線が叶ったのはもちろん、2台目の駐車スペースは自転車置き場や家の裏手への通路にもなっているので、敷地内のいろいろな場所への動線が短くなり予想以上に大活躍のステップとなりました。
2方向から玄関にアクセスできるというのもかなり便利で、表側から出入りする際も裏側から出入りする際も迂回する必要がなくとっても快適。1台目の駐車スペースのステップ同様、ステップがひとつあるだけでこんなに変わるのね…というのは驚きでもありました。
リフォームにかかった費用
ということで、めちゃくちゃ満足度の高い外構リフォームとなりましたが、最後にかかった費用をざっくりまとめてみたいと思います。
●1台目駐車スペースのステップ:約17万円
(内訳)
・ステップ作成:10万円
・フェンス加工/ブロックカット/既存タイル部分のはつりなど:6万円
・タイル貼り:1万円
●2台目駐車スペースのステップ:約13万円
(内訳)
・ステップ作成:6万円
・フェンス撤去:1万円
・タイル貼り:6万円
●共通費用:7万円
(内訳)
・タイル代金(送料込み):2万円
・諸費用&ゴミ処分費用:5万円
※このステップだけでなく、他の部分の外構工事も合わせて実施したので諸費用は高めかもしれません。
合計しますと、約37万円。ここにプラス消費税です(これが結構高い…)。なかなかの費用ですね。
ただ、やっぱり本当に便利になったので、お金をかけた価値はあったと思いますし、こんなに快適になるならもっと早く踏み切れば良かったなとさえ思っています。
家の内側も外側も、新築時は考えが及ばずに後悔しているカ所はいくつもありますが、入居後10年が視野に入ってきた今、家をより快適にしていくためにもっと投資していってもいいのかなと感じた今回のリフォームでした!