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家づくりの理想と現実シンプルで機能的な寝室を

家づくりの理想と現実

やっこ さん

30代の主婦であり、エンジニアとして働く会社員でもある。2014年に、1階にご主人の両親、2階にやっこさんご家族(ご主人+男児2人)が暮らす二世帯住宅を建てる。

家づくりの完成までの記録にとどまらず、完成後には図面では解らなかった使い勝手・デザインへの感想、また使いやすくするための細やかな工夫等の情報を公開し、新築を検討中の人たちに人気のブロガーさんです。

blog http://iemonokoto.blog.jp/

一通り家の中の様子についてあれこれと書いてきましたが、今回からは家の外側、すなわち「外構」について見て行きたいと思います。

そう、外構ですが…。何を隠そう、検討を始めたばかりのころの私は「家の外側」に関してほとんど興味がありませんでした。

もともとマンション住まいを選んだのも、「庭いじりとかしたくないし、住まいにおいては『家の中のことだけ考えればOK』なマンションがいい!」という思いがあったのが理由のひとつだったぐらい。

ベランダの回で「ベランダには全くこだわりがなく優先度も最低だった」と書きましたが、これも根っこは同じですね(結果としてベランダはいろいろ不満が残ったわけですが…)。

というわけで、外構に関しては「コストをできるだけ抑えて最低限の方向で」というのが基本的な方針でした。

が、そんなこだわりのない中でも唯一外せなかったこと。

それは、「水害時に家への被害を最小限に抑える」というものです。

建築予定地である夫の実家の近くには大雨時に氾濫の恐れのある川が流れており、周辺一帯が水害が懸念されるエリア。奇しくも建て替えを検討中にも数十年に一度レベルの大雨が降り、取り壊し前の旧居も床下浸水の被害を受けてしまいました。

そんな土地柄もあって、夫の実家含め近隣の住宅は大抵道路から1メートル以上盛り土した高さに家を建てています

水害対策を考えると、建て替え後もこの盛り土の高さを維持することは必須条件。でも、こういった盛り土している土地の外構を根本からやり直そうとすると、とんでもない金額がかかるそうで…。

したがって、「コストをできるだけ抑えて」「水害への備えも盤石に」という2つを両立させるために、「旧居の外構の大枠をベースにして(=既存の土留めのブロックをそのまま残して)外構計画を考えていく」というのが大前提となったわけです。

そして、水害への備えとしてさらに具体的な要望として挙げたことは、

●さらに15センチ高くなるよう盛り土する

家への浸水対策として、建物の基礎周囲は庭の高さ(道路から盛り土した高さ)よりさらに15センチほど高く上げ、土が流れないようにブロックで周囲を囲むこと。これによって、もし川が氾濫した場合も、このブロックまでで水を堰き止めたい。

●車が水没しないようにする

水害時は車も水没の危険があるため、道路面と同じ高さにある既存の駐車スペースに加え、(同居にあたって必要となる)もう1台分の駐車スペースは建物と同じ高さに設けること。この駐車スペースはできるだけ縦に長いスペースを確保して、普段道路に面した駐車スペースに停めている車も、いざというときには上に停められるようにしたい。

という2点。

 

 

 

 

この要望をハウスメーカーのエクステリア部門の担当の方に伝え、つくってもらった計画がこちらです。

なんとまぁ…。ザ・必要最低限!!の外構計画…。

一応伝えた要望はクリアされています。が、本当に要望をそのまま図面にしただけのプラン。外構にあまり興味がなかったとは言え、このプランが出てきたときの私のガッカリ感、お分かりいただけますでしょうか…。

私たちが伝えた要望自体が最低限だったことや、旧居の外構をベースにするため自由度が低かったこと、そして予算が厳しかったことなどはもちろんあるのですが、意匠面だったり、暮らしやすさの面だったり、で少しはプラスアルファの提案があっても良いのに…という思いを抱いてしまったのです。

今思えば、この「提案力の低さ」を目の当たりにした時点で、外構計画は一度立ち止まる決断をするべきでした

 

 

 

「家」と「外構」は必ずしもセットではないので、家を建てたハウスメーカーや工務店に頼まずに別の外構専門業者にお願いするというのもわりと一般的ですよね。そのほうがコストが抑えられたり、柔軟なプランニングができたり、家の建築スケジュールに縛られずじっくり検討できたり、といろいろメリットもあるのではないかと思います。

そのような選択肢があることは、当然ながら私も知識としてはありました。 でも、

・当初、外構そのものにあまり興味がなかったこと
・短期間での家づくりだったため、ハウスメーカーとの打ち合わせに加えて外構業者を探したり打ち合わせをしたりする時間的・精神的余裕がなかったこと
・信頼に足る外構業者をどのように探せばいいか分からなかったこと
家の引渡し(=入居)のタイミングで、外構も完成させたかったこと

などの理由から、深く考えることなく、なんとなくずるずるとハウスメーカーのエクステリア部門にお願いするかたちとなってしまったのです。

流されるがままに外構計画を進めてしまったこのことが本当に大きな後悔となっています。結果的にハウスメーカーに依頼することになったとしても、プランや価格面で納得感を持つためには他の外構業者を含めての比較検討だけはするべきでした。

ハウスメーカー選びではそれなりにこだわって比較して決めたのに、なぜ外構に関して同じだけの熱意を持って検討に臨めなかったのか。

「家づくり」のスタートと同時に、家と同じだけのパワーを割いて外構について考えなかったことが、悔やまれてなりません。 と、いきなりネガティブな気持ちを吐露してしまいました…。

当初、「興味がなかった」外構なのにどうしてこんなに悔やまれる気持ちが生まれてしまったのかと言うと、「建物の外観以上に外構は家の顔である」「外構のつくりが住みやすさに直結する」ということを暮らしてみて実感したからなのですが、その辺りの具体的な後悔ポイントも含めて、実際の外構を次回見て行きたいと思います!

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2019年7月17日
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