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2021.07.14
【執筆者プロフィール】
やっこ さん
30代の主婦であり、エンジニアとして働く会社員でもある。2014年に、1階にご主人の両親、2階にやっこさんご家族(ご主人+男児2人)が暮らす二世帯住宅を建てる。
家づくりの完成までの記録にとどまらず、完成後には図面では解らなかった使い勝手・デザインへの感想、また使いやすくするための細やかな工夫等の情報を公開し、新築を検討中の人たちに人気のブロガーさんです。
今回は、ウッドデッキについてです。
以前の外構計画についての記事でも書きましたが、わが家のウッドデッキは、入居後にハウスメーカーとは別の外構業者に依頼して、設置してもらいました。
デッキの素材について
ウッドデッキを設置しよう!となったときにまず検討するポイントのひとつとして、デッキの素材があるかと思います。天然木のデッキか、樹脂や人工木のデッキか、天然木であれば何の木材かというところですね。
「掃き出し窓から直接出られるウッドデッキが欲しいな~」という程度の考えで、素材について何のこだわりもなかったわが家。
おまかせで見積もりを依頼した2社の業者は、1社が天然木のイタウバ製デッキで提案、もう1社が樹脂製デッキでの提案でした。なんとなく樹脂製の方が高そうなイメージがありましたが、お値段はほとんど変わらなかったように記憶しています。
(イタウバでの提案だった業者さん曰く、デッキ自体の値段は天然木でも樹脂製でもあまり変わらないけれど、手すりやステップ、細かい造作などは天然木の方が加工しやすいため費用は抑えられ、樹脂製だと高くつくとのことでした)
この両社の提案を受けて、それぞれのメリットデメリットを調べてみて…、イタウバは色の経年変化が気になってしまったこと(灰色っぽくなってしまうそうです)、そして天然木だと1~2年ごとに再塗装というメンテナンスが必要だということもあって、メンテナンスの容易さから樹脂製ウッドデッキに軍配が上がりました。
昇温抑制効果のある色
LIXILの樹ら木ステージという製品で、色は5色展開のラインナップの中で真ん中のものです(当時のカラー名は「クリエモカ」でしたが、今のラインナップではおそらく「ミディアムウッド」に該当すると思われます)。
もっとダークな色味の方が好みでしたが、樹脂製のウッドデッキは真夏かなり表面温度が上がってしまうということで、昇温抑制効果のある色味(明るい方から3色のみ)の中で一番濃いタイプを選びました。
(昇温抑制効果があると言っても真夏はそれなりに熱くはなりますが、素足で歩けないほどではないのでやっぱり効果はあると思います)
樹脂という言葉の響きから何となく「ゴム」っぽい質感なのかなと想像していましたが、思っていたより質感は木に近く、安っぽさなどもなくて見た目としては大満足。
また、こういった樹脂製のウッドデッキは、既製品の部材をその場でただ組み立てていくだけみたいなイメージがありましたが、雨どいや外壁の段差に添うように丁寧に加工してあったりして、意外と手間暇がかかっているんだな~と感心しました(DIYではとてもできないですね)。
ウッドデッキのサイズと費用
何の細かい造作もないシンプルなウッドデッキながら、奥行きは6尺(約1.8メートル)、幅は4.5間(約8メートル)とかなり思い切ったサイズのものとなりました。
当初右側の掃き出し窓(親世帯のリビング)の前部分だけにデッキをと考えていたのですが、外構業者の方と話しているうちにそれでは中途半端だな~と思い、左側の掃き出し窓(和室)前まで拡張することになったのです。
どうせ拡張するなら一部だけ張り出したり段差をつけたり、庭まで降りられるようなステップを設置したり等、もう少し凝った形状にしても良かったかなと後から思いましたが、当時はそこまで考え(とお金をかける勇気)が及びませんでした。
このサイズでかかった費用が、材料費+工事費で約43万円程度。なかなかのお値段ですね。
ちなみに、当初設置時は向かって右側短辺部分しか手すりを設置しなかったのですが、数か月後に不足を感じ、左側にもグルっと手すりを足しまして、そちらでまた追加費用が9万円ほどかかっています。
まとめてやってしまえばもう少しコストを抑えられたと思うので、ここは最初にもっと考えておけば良かったなという後悔ポイントですね。
とまぁ費用はそれなりにかかりましたが、広くしたことはやはり正解で、寝具を干すときもストレスがありませんし、大きめのビニールプールなどを置いても余裕があるため広々と遊べてとても快適です。2カ所の掃き出し窓のどちらからも出入りできることも、回遊性があって便利だったりします。
次回は、このウッドデッキ設置から5年後の経年劣化と、メンテナンスの様子をお見せします。