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2021.05.19
【執筆者プロフィール】
やっこ さん
30代の主婦であり、エンジニアとして働く会社員でもある。2014年に、1階にご主人の両親、2階にやっこさんご家族(ご主人+男児2人)が暮らす二世帯住宅を建てる。
家づくりの完成までの記録にとどまらず、完成後には図面では解らなかった使い勝手・デザインへの感想、また使いやすくするための細やかな工夫等の情報を公開し、新築を検討中の人たちに人気のブロガーさんです。
11畳の子ども部屋
以前にもご紹介したように、同性の兄弟を育てるわが家の子供部屋は「大きくつくって後で区切る」というコンセプトでした。
ドアや照明を2カ所設置した約11畳の空間で、壁際に可動式の間仕切り収納を置き、最初は一続きの広い空間として、後に間仕切り収納を部屋の中央に移動して、2部屋に区切るというプランです。
入居当時は、子どもたちは未就学であったこともあり、なにもない空間からスタートし、兄弟それぞれの学習机や二段ベッド等が増えるたびに家具の配置を変更…と、子どもたちの成長に合わせて部屋も変化してきました。
中学校入学に合わせて個室化
そして、この春、上の子どもの中学校入学に合わせ、2部屋に区切って個室化した子ども部屋という最終形へ、とうとう到達しました。
ということで、今回は可動式の収納棚を使った個室化作業のレポ、次回は、個室化後の約5畳ずつの広さとなった子ども部屋をご紹介するとともに、「一続きの部屋を後から間仕切り収納で分ける」というプランの満足度について考察してみたいと思います。
2つに分けるための作業
部屋を分割するために、
① 二段ベッドを解体して部屋の外に出す
② 間仕切り収納の中身を全部出して移動させる×3台分
③ 兄弟の物が混在していた収納内の物を分類し、各部屋に収納しなおす
④ 解体したベッドや学習机をそれぞれの部屋に戻す
という手順を踏んだわけですが、やっぱり一番大変だったのは本丸である②の間仕切り収納の移動。
この可動式間仕切り収納は、内部天井面にある穴に付属のレバーを差し込んでクルクルと回すと、天井に突っ張っている板が下がって収納自体を動かせるようになるのですが、可動式とは言ってもやっぱり相当に重いのです。
私と夫、そして多少は戦力になる当時小6の長男の3人がかりでウンウン引っ張ってやっと動くという感じ。
その間、全出ししている収納内の荷物は隣接するLDKに溢れかえっている状態なので、「今日はここまでにしようか」と中途半端な状態で先延ばしというわけにもいかず…。
正直言って、個室化の作業は想像していた以上にとーっても大変でした。
とは言っても、全て完了するまでにかかった時間は、荷物の整理等の事前準備を含めても約1.5日。
この要した時間を考えると、やっぱり相当にお手軽だったなと思いますし、何よりかかったコストがゼロというのは大きいですね。
もしリフォームで壁を作るというプランだったら、事前打ち合わせなども含めてそれなりに時間・費用がかかったであろうと思います。
それに加えて、子どもたちも作業を手伝った分「自分の部屋を自分でつくった!」と部屋に対する愛着がより強くなったようにも感じますので、このプランを選択したのはわが家としては正解だったと思っています。
こういった可動式の間仕切り収納で区切るプランですが、前回の記事に「間仕切りをどのように移動させるのか知りたい」「自分たちだけで部屋を分けられる?」と、ご質問をくださったみなさまに、お伝えしたい。
「大変ですが、自分たちでできます!」
次回は、仕切った後のそれぞれの部屋の家具配置・収納、後から区切ることの満足・反省点について詳しくレポートします。