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2022.10.26
【執筆者プロフィール】
文・写真:Kikorist
都内で暮らす30代の会社員。家族は妻と猫。2021年秋に住友林業で念願のマイホームを建てました。
【マイホームへようこそ28回】で登場した我が家のこだわりポイントや検討の過程を詳しくお伝えします。
住友林業との家づくりやライフスタイルに関するブログを運営中。 blog https://kikorist.com
この連載では、Kikoristさんのご自宅をスペースごとに、「間取り」と「インテリア・デザイン」の2回に分けてご紹介していきます。今回は玄関まわりの間取り。収納、洗面台等の設備、動線等…暮らしやすくなるように考えられたアイデアが詰まったスペースです。
間取りへの要望①: ビルトインガレージ付きの3階建て
わが家は東京都内に建つ3階建てです。土地の広さは30坪弱。限られた敷地を有効活用するため、3階建てとビルトインガレージを採用することを決めていました。
3階建て各階の間取りは、ビルトインガレージのある1階に玄関と寝室、2階はリビングとダイニング+キッチン、3階は書斎と子ども部屋、セカンドリビングとなっています。
②:玄関の位置
1階の間取りで希望したことのひとつは、玄関の位置です。私たちの家は北側道路で東・南・西はそれぞれ隣家に囲まれています。そうした敷地状況で、あえて玄関は道路正面の北側に設けず、東側に設けました。
正面ではなく東側に設けた理由は3つあります。
第一に意匠面です。玄関ドアはハウスメーカーの標準品から選択しましたが、あえて見せたいと思う好みのデザインのものがありませんでした。また、正面から玄関ドアが見えないほうがファサード面がスッキリ綺麗に見えると考えたからです。
第二にアプローチを長く取るため。道路から玄関までのアプローチは短いほうがいいように思われるかもしれませんが、アプローチを長く取ることで、「公」と「私」の空間を分け、邸宅感を演出できます(邸宅というほどの土地と家ではないのであくまで「感」です…)。
第三が玄関を開けた際に道路から室内が丸見えになるのを避け、子どもの飛び出しを防ぐためです。
アプローチの突き当たりには、苔とイロハモミジを植えた坪庭を採用しました。アプローチの正面にあるのでアイストップになります。
③:玄関ホールを広く見せる
次は、玄関ホール。玄関ドアを開けると正面に階段があります。通常であれば、階段の下には収納スペースなどを設けることが多いと思いますが、わが家ではスケルトン階段を採用しました。
スケルトン階段にすることで階段部分も玄関ホールに組み込みことができ、一体的に広く見せることが可能です。階段スペースも含めて7畳の空間を確保できました。
④:3wayの玄関クローク
最近の注文住宅で人気なのが、2wayの玄関クローク。来客用の玄関に加えて、クロークからも玄関ホールに通り抜けができる間取りです。クロークに靴やベビーカーなどを置けるので、玄関を綺麗に保つことができます。
わが家は2wayではなく、3wayの玄関クロークになっています。通常の来客用の玄関、家族用のクロークに加えて、ビルトインガレージからそのまま玄関ホールにアクセスできるので3way。雨の日でも車から濡れることなく室内に入ることができるのは快適そのものです。
玄関クローク内にはハンガーパイプも設置して、コートやジャケットなどを掛けておくことができるようになっています。
⑤:なんでも収納できる土間収納
エントランスには通り抜けができるエントランスクロークに加えて0.5畳の土間収納を設けました。
工具や季節の雑貨、傘などとりあえず何でも放り込んでおけるのは便利です。ベビーカーをしまえるようにもう少し奥行きがあれば…とは思いますが、スペースとの兼ね合いもあるので現在の広さが限界でした(幅1137×奥行き910)。
⑥:ただいま手洗い
エントランスに上がった横のスペースには帰宅後すぐに手洗いができるように洗面台を設けました。1階には私たち夫婦の寝室もあるのですが、加湿器の水の補給や掃除用の雑巾を絞ったりなどもできるので手洗い以外でも便利です。実は3階には洗面台を設けなかったのですが、各階に洗面台があると便利だったと少し後悔しています。
1階の洗面台には、即湯器という設備を導入しています。洗面台の下の収納に設置した魔法瓶にお湯を貯めておくことで、蛇口をひねって1秒でお湯が出るというものです。入居後ハウスメーカーに追加で付けてもらった設備ですが、冬場は大活躍します。
玄関まわりのまとめ
入居から約1年になりますが、来客用玄関と家族用クロークに加えてビルトインガレージも繋がった3wayの動線は利便性の面でも、玄関を綺麗に保つ面でも採用して本当に良かったと思っています。
カバンやバッグ、ジャケットやコートを玄関クロークに置くことができるのは出掛ける際も帰宅の際も便利で、玄関ホールを綺麗に保つことができるので、2way動線が人気になるのも納得です。
また、アイストップとして設けた坪庭のイロハモミジも、春は新緑、夏は青紅葉、秋は紅葉と、季節を感じさせてくれる愛おしい存在です。
担当設計士さんが考えてくれた玄関ホールは、動線やスペース効率の面でもとても満足できる間取りになりました。