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2024.08.07
【執筆者プロフィール】
文・写真:Kikorist
都内で暮らす30代の会社員。家族は妻と双子の娘と猫。2021年秋に住友林業で念願のマイホームを建てました。
【マイホームへようこそ28回】で登場した我が家のこだわりポイントや検討の過程を詳しくお伝えします。
住友林業との家づくりやライフスタイルに関するブログを運営中。 blog https://kikorist.com
間取りが決まったらコンセントの配置へ
注文住宅の打ち合わせでは、間取りが決まると、コンセント・スイッチを決める流れになります(場合によっては照明も同時に決めます)。
コンセント・スイッチの高さを確認
コンセント・スイッチで意外と忘れがちなのが設置する高さです。特に何も指定しなければハウスメーカーや工務店の標準の標準の高さで設置されますが、もちろん自由に変更することができます。コンセント・スイッチの高さを確認した上で、必要であれば高さを変更しましょう。
私たちが建てたハウスメーカーの場合、コンセントは床から300mm、スイッチは1200mmが標準です(高さの基準は床からスイッチの上面まで)。
私たちの場合は、コンセントを床から180mmに変更。壁付けコンセントは、床付近で使用する機器(空気清浄機、ロボット掃除機、サーキュレーター、フロア照明など)で利用することが多い多いため、床に近い方が使いやすい上に、意匠的にもすっきりして見えます。
細かいことですが、誤って子どもがペンなどでコンセント接点を触ってしまわないようシャッター付きのコンセントもあります(Panasonicでは「扉付コンセント」と呼びます)。小さなお子さんがいる場合は検討の価値ありです。
また、床ではありませんが、カップボードやデスク上などのコンセントも天板に近い位置にコンセントを設置すると見た目も使い勝手もよくなります。
スイッチの高さは標準から変更しませんでしたが、建具の取っ手の高さに揃えると見た目がスッキリすると言われることもあります。スイッチの高さも検討してみてください。
コンセントの場所の決め方
使用する可能性のある機器と使う場所を書き出しておくと、「欲しい場所にコンセントがない」「数が足りない」という後悔を減らすことができます。
レコーダーやゲーム機、空気清浄機、電子レンジや炊飯器といった常設する家電はもちろん、ホットプレートやブレンダーなど使うときだけ出す家電、加湿器、除湿器、サーキュレーターといった季節家電、スマホやモバイルバッテリー、カメラといった持ち運びする機器で利用するコンセントも忘れずに。
付けて良かったコンセント
個人的に付けて良かったコンセントを紹介します。
①ベッドの枕元コンセント
寝室のベッドの枕もとには、照明のスイッチとあわせてコンセントも設置しています。スマートフォンやタブレットの充電のために設置しましたが、わが家で一番利用頻度が高いコンセントかもしれません。就寝時にスマートフォンが枕もとで充電しておけるので非常に便利です。
ちなみに、100VのUSB端子を埋め込むこともできますが、わが家は採用していません。USBの規格はUSB TypeAからUSB Type Cに主流が変わり、充電方式もUSB PowerDeliveryという規格が登場したように、将来より新しい規格が登場する可能性もあります。
見た目はスッキリするので採用してもいいとは思いますが、長期的な視点では通常の100Vコンセントが汎用性では勝ります。
②スタンドライト用のコンセント
玄関には間取り計画時からスタンドライトを設置しようと思っていたために、コンセントを設置していました。欲しい場所にコンセントを計画できるのは注文住宅ならでは。冬にはクリスマスツリーの電飾にも使えます。
③スマートリモコン用のコンセント
複数の赤外線リモコン対応の家電製品などを操作することができるスマートリモコン。わが家はSwitchbotハブミニを使用していますが、寝室やリビングなどにSwitchbotハブミニ用のコンセント設置しています。
赤外線はW-iFiと違って壁や扉で遮られると届きません。使いたい機器から見える場所に設置する必要があるため、設置場所を念入りに検討する必要があります。
④Wi-Fiルーター用のコンセント
Wi-Fiルーターを設置する場所にあわせてコンセントを設置して置く必要があります。わが家の場合、2階はファミリークローゼットの枕棚の上、1階は寝室押入れの枕棚の上がWi-Fiルーターの設置場所です。3階には情報分電盤と呼ばれる機器があり、その中にWi-Fiルーターを設置しています。
⑤キッチンコンセント
キッチンによってはキッチン本体にコンセントを設置することができます。キッチンでブレンダーや低温調理器などを使用する際に活用しています。カップボードや周辺コンセントから延長コードを繋ぐ必要がないため、付けて良かったコンセントです。
コンセントは後悔ポイントとしてもよく挙げられる項目です。つけ忘れがないよう、利用する家電機器とセットでよく検討するようにしましょう。
次回はスイッチについて紹介予定です。