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2023.09.08
【執筆者プロフィール】
文・写真:Kikorist
都内で暮らす30代の会社員。家族は妻と猫。2021年秋に住友林業で念願のマイホームを建てました。
【マイホームへようこそ28回】で登場した我が家のこだわりポイントや検討の過程を詳しくお伝えします。
住友林業との家づくりやライフスタイルに関するブログを運営中。 blog https://kikorist.com
完全室内干しのランドリールーム
わが家は、外干しは一切せず、全て室内干し。室内干しを採用した理由は、動線の短縮に加えて、天候や季節に左右されずに洗濯ができるためです。室内干しにすることで、バルコニーや庭に移動するひと手間がなくなり、干す→たたむ→しまうという作業が最短距離で済ませることができます。
洗濯機から乾太くんに入れたり、その場で干し、乾燥した衣類はたたんでファミクロへ。また、雨の日や夜間でも洗濯が可能で、花粉症や排気ガスの付着を気にする必要もありません。
リンナイのガス式乾燥機の乾太くんをメインに、乾燥機に掛けられない衣類のみランドリールームで室内干ししています。ドラム式洗濯乾燥機の乾燥機能を使うと3時間はかかかる衣類乾燥が、乾太くんはわずか50分と大幅な時短になります。また乾燥の仕上がりも、電気式よりもふわふわになる点も魅力。
乾太くんはガス式のためオール電化住宅では採用できませんが、まとめ洗いをすることの多い共働き世帯や、洗濯物が多い小さな子どものいる世帯の強い味方です。
総合的に見て室内干しにして大正解でした。
高さについての注意点
1つ後悔ポイントをあげるとすれば、ドラム式洗濯乾燥機と乾太くんの配置。わが家は高さ方向のスペースの有効活用のためドラム式洗濯乾燥機の上に乾太くんを設置していますが、身長150cmの妻はそのままでは乾太くんの出し入れが難しく、ステップが必要です。
十分なスペースが取れるのであれば、洗濯機と乾太くんが横並びだともっと使いやすかったと思います。
造作の作業カウンターとタオルラック
乾太くんの配置に限らず、わが家の場合はスペースの有効活用と配置にこだわりました。その1つが、洗濯機の隣に設けた造作の作業カウンターとタオルラックです。
作業カウンターでは、乾燥させた衣類をアイロンをかけたり、たたんだりしています。幅130cmほどのちょっとしたスペースですが、あると便利なスペースです。アイロン台は作業カウンターの底面に収納できるようにしています。
作業カウンター下には、ランドリーバスケットと掃除用品を納めたラック、除湿器を収納しています。ランドリーバスケットは、乾太くんを使用する衣類と、室内干しが必要な衣類で分けています。
また、除湿器で溜まった水は、ホースでそのまま洗濯パンの排水口に流すようにしているので、排水タンクを捨てる手間を省略できるようにしました。
作業台の上には、造作のタオルラック。美容室向けの家具を製作しているメーカーに依頼して、作成いただきました。もともとは、美容院用向けのためフェイスタオルを収納するサイズでしたが、それより大きなバスタタオルも収納できるようにしてもらい、洗剤やアイロンなどの収納スペースも設けました。
タオル収納部分は、ラックの底からタオルを取れるようになっています。タオルを収納するときは扉を開いて上に積んでいきますので、タオルを満遍なく使うことができるようになっているのが特徴です。
タオルラックの上には無印良品のファイルボックスで、洗剤類などの詰め替えストックを収納しています。
収納スペースの計画のポイント
わが家はそれぞれのスペースを広く取ることが難しかったため、高さ方向を収納として有効活用しています。
平面の間取り図だけ見ていると、こういった点は意識がしにくい点ですが、マイホームデザイナーのパース作成機能を使うことで、高さ方向もシミュレーションすることができます。限りあるスペースを効率的に使うためには、立体的に考えるようにするとよいでしょう。
わが家ではアイロンやタオル、洗剤類などのように我が家では使う場所の近くに収納場所を作るようにしました。使う場所をあらかじめ考えておくことで、使い勝手がよくなり、片付けもしやすい収納になります。また、収納する物の幅・高さ・奥行きを考えておくことで、サイズが合わないなどの後悔も減らすことができます。