- 鉢植えがお勧め!レモンの木【素敵なお庭をつくりましょう!10…
- 暑いの平気!お日さま大好き!マンデビラ【素敵なお庭をつくりま…
- 室内で花を咲かせるハイビスカス!サニーシティー【素敵なお庭を…
- 待ちに待った3年目のRose Garden 園芸店が造るRo…
- コニファー(針葉樹)の魅力再発見!【素敵なお庭をつくりましょ…
- 大活躍のオステオスペルマム【素敵なお庭をつくりましょう!95…
- バラの冬仕事、3年目の春に向けて【素敵なお庭をつくりましょう…
- フィカス・ウンベラータと一緒に暮らそう【素敵なお庭をつくりま…
- シンビジューム・カスケードタイプを楽しむ【素敵なお庭をつくり…
- チューリップだけじゃない!人気の秋植え球根特集【素敵なお庭を…
- パンジー&ビオラと寄せ植え、一緒になに植える?【素敵なお庭を…
- 魅力いっぱい!コアラも大好き!お勧めのユーカリ【素敵なお庭を…
- 梅雨だからこそ楽しみたい!雨に似合う花木【素敵なお庭をつくり…
- シンボルツリーの下草には?【素敵なお庭をつくりましょう!】
2021.06.30
【執筆者プロフィール】
丁畑仁美
兵庫県西宮市にあるガーデン工事から花の販売まで行う中野農園のガーデンショップ「Orange Berry(オレンジベリー)」の店長。店内では植物の販売に、庭や玄関に飾るオリジナルの寄せ植えを作成。また、植え方、育て方などの相談に答える。人気のハンギングバスケットの講習会も園内にて開催中
・エクステリアプランナー
・造園施工管理技師
・ハンギングバスケットマスター
HP http://orangeberry.net
facebook
https://www.facebook.com/orangeberry8783
ハイビスカスを部屋で楽しみたいのですが、花があまり咲かないので日当たりに出したり、蕾が膨らんできたら室内に入れたりと忙しいです。室内だけで花を咲かせることは難しいのでしょうか。
関西地方の梅雨明け宣言はまだですが、梅雨の晴れ間といわれる晴天の日などは、真夏を思わせる日差しと気温。まだ暑さに慣れていない身体を調整するのも大変です。
今年は春先から気候が不安定で人間だけでなく、植物も戸惑っているようです。
でも間違いなく、間もなくやってくる盛夏。『暑い!暑い!』と思わず口にしてしまいますが、夏ならではの楽しみもいろいろあると思い直して、夏の花といえば【ハイビスカス】。
今回は、ご質問いただいた方にピッタリ!の北欧生まれのハイビスカスをご紹介したいと思います。
インドアハイビスカス【サニーシティー】
夏になるとファブリックや置物などでお部屋の雰囲気をリゾートっぽく変えてハワイ気分にしようと思ったりするんですよね。観葉植物はOK。あと、ハイビスカスがあったら完璧!で、ハイビスカスの鉢花を購入したけれど最初の花が終わるとずーっと緑一色…。結局ハイビスカスは外に出てもらってお部屋に花はナシ。
『お部屋でどんどん咲いてくれるハイビスカスがあったらいいのにな』という全世界?の声に、品種改良された(と思います)ハイビスカスが【サニーシティー】。
北欧で品種改良され、室内での開花を可能にした極めて多花性のハイビスカスが登場しました。常夏に憧れの強い北欧でのニーズが特に高かったのかもしれません。
室内でほんとに咲くの?
「インドアハイビスカス」とはいえ、より良く日光に当てた方が花付きはさらに良くなります。室内に置く場合は日当たりの良い窓辺など明るい場所に置きましょう。
花付きの良い植物は肥料も欠かせません。緩効性の置き肥であれば月に一度、液体肥料は1週間~10日に一度の目安で施肥をお忘れなく。
水やりの注意点
水切れと水のやり過ぎに注意してください。『じゃあどうすればいいのよ!』と叱られそうですが、これはどの植物にも共通して言えることなんです。
お水を与える時はたっぷりと。その植物が入っている鉢の容積の3倍分くらい与える感じでしっかりやります。そして乾かすのはもっと大事で、植物の反応をよく見て『今だ!』というタイミングで、またたっぷりの水やりです。
このタイミングが植物によってさまざまなので慣れが必要になってきます。ハイビスカスの場合は下のほうの葉が垂れたようになってきて、鉢土が乾いていたらベストタイミングです。
観葉植物などもタイミングが分かりにくいものが多く、葉が細い又は小さいものよりは葉の大きく広いもののほうが乾くタイミングは早いと思ってください。鉢の容積にもよりますので、一概には言えないのが辛いところですが、なにかしらのサインを植物が送ってきますので、それを見逃さずにたっぷり水やりすることがすくすく育てるコツです。
鉢土が乾いていないのに少量ずつ与えるのは、最もやってはいけない水やりです。
害虫対策
お部屋で害虫発見!なんてイヤに決まってますよね。ハイビスカスに付きやすい害虫はアブラムシとハダニです。アブラムシは鉢土の表面にオルトラン粒剤を月に1度規定量を撒くことで予防できます。
ハダニは冷房などの極端な乾燥で発生しやすくなります。時々葉水をするのが有効です。特に葉の裏面を重点的にスプレーしてあげましょう。表面はホコリを落とす意味でもスプレーするのがお勧めです。
今年の夏もお家時間が増えそうな予感です。お部屋で鑑賞できる【サニーシティー】でリゾート気分を盛り上げてみてはいかがでしょうか。