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2023.07.04
【執筆者プロフィール】
文・写真:Kikorist
都内で暮らす30代の会社員。家族は妻と猫。2021年秋に住友林業で念願のマイホームを建てました。
【マイホームへようこそ28回】で登場した我が家のこだわりポイントや検討の過程を詳しくお伝えします。
住友林業との家づくりやライフスタイルに関するブログを運営中。 blog https://kikorist.com
キッチン間取りのこだわり1つ目
私たち夫婦はともに料理が好きなため、家づくりのなかでもキッチンは特にこだわった場所です。
キッチンのレイアウトは、片側が壁付けになったペニンシュラキッチンを採用しました。注文住宅らしさ溢れるアイランドキッチンにも憧れがあったのですが、アイランドキッチンはキッチンの両側が通路として必要で、スペースの関係で採用を諦めることに。
間取りでこだわったのは3点。
1つ目が、冷蔵庫を可能な限りリビングなどから見えない死角に配置すること。冷蔵庫は必要な家電でありながら、存在感もあり生活感を感じる家電でもあるので、配置には注意が必要です。ハウスメーカーの意匠にこだわったモデルハウスでも冷蔵庫を見えない場所に配置しています。
冷蔵庫は隠したい一方でキッチンから離れた場所では使い勝手が悪くなってしまうのが悩ましい点です。わが家の場合は、リビングから死角となるカップボードの隅に冷蔵庫を配置しました。
2つ目は大容量のカップボード
2つ目が大容量のキッチン収納。食品のストックを収納するパントリーは注文住宅で人気の間取りですが、わが家の場合はパントリーはスペースの都合上設けることができませんでした。そこで、カップボードの一部を食品の保管に利用することに。また、食品以外にも調理器具や食器も多かったために、できるだけ大容量の収納を希望しました。
その結果、収納豊富なキッチンとなりました。メインの収納となるカップボードは幅3450mm×奥行650mmです。多くのキッチンメーカーでは、カップボードの奥行きは450mmと650mm(600mm)が選択可能です。費用はかかりますが、奥行65cmにすることで収納量は約2倍になります。
また、カップボードの奥行を650mmにすることで冷蔵庫の奥行と近くなるため、冷蔵庫だけ前にはみ出るということもありません。
長めのカップボードは、複数のキッチン家電を無理なく置くことができます。
カップボードと冷蔵庫の上には吊戸棚を設置。吊戸棚には使用頻度の低い食器やキッチンペーパーやラップ・アルミホイル・紙食器といった消耗品のストックを収納。ホットプレートや卓上IHクッキングヒーターといった家電は冷蔵庫上に収納しています。
また、キッチンのダイニング側にも収納を追加。こちらは常備薬やグラスやカップ類を収納しています。
3つ目のこだわり、ロボット掃除機と猫のトイレスペース
キッチンのこだわり最後のひとつが、ロボット掃除機のスペースと猫用トイレのスペース。我が家には猫を1匹飼っていますが、猫が自由に行き来できるエリアを2階リビングと3階セカンドリビングに限定しています(ランドリールームやクローゼットは毛の問題があり、寝室は布団で粗相するため侵入禁止)。
猫用トイレはそれなりのスペースが必要となる一方、目立たせたいものではないため、どこに置くかは間取りの打ち合わせ段階でしっかり検討を行いました。わが家の場合は、冷蔵庫の向かいを猫用トイレのスペースにしました。猫用トイレは床から10cm程度浮かし、トイレの下はロボット掃除機の充電ステーションにしました。
そして、トイレの上は、キャットフードやトイレ砂などのペット関係、おむつなど赤ちゃん用品・掃除用品の収納スペースにしました。我が家はスペースが限られているため、高さ方向を積極的に活用する工夫を随所に盛り込んでいます。
猫トイレの背面には排気用の換気扇を設置し、トイレの匂いがこもらないようになっています。トイレ自体も匂いが漏れにくいドーム型にすることで、トイレの匂いはほとんど気になりません。
逆に、キッチンの間取りでこだわらなかったことが、キッチンと水回りを繋げた間取りにすることです。結果的にキッチンとランドリースペースは繋がっていますが、あくまで結果であり、私たちから希望していたわけではありません。
キッチンで諦めたことと優先したこと
私たちがアイランドキッチンやパントリーを諦めたように、何かスペースを増やすとその分別のスペースや費用が犠牲になるのが家づくりです。間取り検討の前に、自分たちの生活スタイルを改めて考え、希望に対する優先順位を明確にする、取捨選択できるようにすることが家づくりを通してのポイントだと思います。