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2026.07.08
【執筆者プロフィール】
はじめまして。さわおと申します。2022年に家を建てよう! と決意をし、紆余曲折を経て2024年の夏にようやく新居へ引っ越すことができました。引っ越す頃に息子も生まれ、家族3人で楽しく暮らしています。
長い家づくりの中で経験した失敗や大変だったこと、そしてそれをどうやって乗り越えたかについて、連載を通して家づくり中の方へ届けることで、誰かの悩みや問題を解決できると嬉しいなと思いながら、この記事を書いています。
Blog: https://xshmblog.com
第40回 造作建具の設計
自由度の高いハウスメーカーや工務店では、ドアや引き戸などの「建具」を造作できることがあります。
建具とは、ドア・窓・障子・ふすまなど、開口部を開け閉めするための部材のことです。外部に面する玄関ドアや窓を「外部建具」、家の中の空間を仕切る扉などを「内部建具」と呼びます。
わが家では、玄関ドアや窓の造作はコスト面から採用しませんでしたが、室内の扉は工務店さんの標準仕様として、すべて造作建具になりました。
青色:ガラス引き戸、オレンジ色:同じ仕様の引き戸、緑色:吹き抜けに面した窓は造作。
建具の種類
室内建具には、開き戸・引き戸・折れ戸などがあります。さらに引き戸にも、アウトセット、インセット、上吊り戸などの種類があります。
それぞれ特徴がありますが、開き戸は開閉スペースが必要になる一方、防音性を確保しやすいのがメリットです。
引き戸は省スペースで使いやすい反面、構造上すき間ができやすく、防音性は劣ります。また、アウトセットの引き戸であれば、構造用の壁等気にせずに、比較的自由に付けるできることができます。
引き戸には、インセット・アウトセット等、取付け方に種類があります。アウトセットは、壁の工事なしに設置できるタイプです。
すべてソフトクローズ付き上吊り引き戸に
わが家では、すべての室内建具にソフトクローズ付きの上吊り引き戸を採用しました。上吊り引き戸は、上部のレールから扉を吊るすタイプの引き戸です。
床にレールがないため、空間がすっきり見え、部屋同士のつながりも自然に感じられます。ほこりがたまりにくく、掃除がしやすい点も魅力です。また、床レールを扉が滑るわけではないため、開閉時の音や振動も比較的少なく感じます。
一方で、床と扉の間が密着しておらず、ドアラッチもないため、開き戸に比べると隙間があり防音性は劣ります。
また、ソフトクローズ金物の「カチッ」という音が、静かな家の中では意外と響きます。特に子どもが乳幼児期の頃の寝かしつけ後は気を使いました。
廊下から見たリビング扉。わが家はすべてインセットタイプの上吊り引き戸を採用しています。
2階にある子ども部屋。上吊り引き戸は、床にレールもなく、よりすっきりと広く感じる空間になります。
場所・目的に合った建具を
建具は見た目だけでなく、使う場所に合わせて選ぶことが大切です。リビング近くの書斎や寝室など、音を抑えたい場所には開き戸が向いています。一方で、廊下や脱衣室、収納まわりなど、開閉スペースを抑えたい場所には引き戸が便利です。
また、エアコン1台で家全体を空調したい場合など、扉を開け放して使うことが多い家では、引き戸との相性が良いと感じます。
建具は小さな部分に見えますが、毎日の開け閉めや音、掃除のしやすさに関わる大切な要素です。デザインだけでなく、暮らし方に合った選び方をすることで、住み始めてからの満足度も高くなると思います。
ちなみにリビングの庭に面した掃き出し窓には、引き違い窓は気密性能を緩和するために造作の障子を採用しました。



























