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「 間取り・デザイン徹底シミュレーション!」 バックナンバー

30)外構業者をどうするか問題【徹底シミュレーション! PR記事】

2025.03.19

【執筆者プロフィール】

文・写真:Kikorist
都内で暮らす30代の会社員。家族は妻と双子の娘と猫。2021年秋に住友林業で念願のマイホームを建てました。

【マイホームへようこそ28回】で登場した我が家のこだわりポイントや検討の過程を詳しくお伝えします。

住友林業との家づくりやライフスタイルに関するブログを運営中。 blog https://kikorist.com

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わが家では、マイホームデザイナー(3D住宅デザインソフト)をフル活用して大手ハウスメーカーで注文住宅を建てました。前回に引き続き、マイホームデザイナー活用ポイントを解説します。

今回は折り上げ天井、それと組み合わせるあらわし梁、勾配天井を作成する方法をご紹介します。

天井のあしらい【折り上げ天井の作成方法】

天井の一部を高くして、開放感を演出する折上げ天井。どのような仕上がりになるか設計時に検討したいという人も多いのではないでしょうか。

ソフトでは、天井に高低差をつけたときのイメージを確認できます。折上げ天井のある/なしのリビングを比較したパース図をご覧ください。

折上げ天井あり

折上げ天井あり

折上げ天井なし

折上げ天井なし

「マイホームデザイナー14」では各部屋全体が設定した天井高になり、部屋の天井の一部を高くした折り上げ天井は作成する機能はありませんが(プロ版にはあり)、折り上げ天井をあしらいたい部屋を複数の部屋に分割することで、折り上げ天井を再現することができます。

【折上げ天井の作成手順】
手順①
 部屋を複数に分割
(今回のケースでは3分割しています)
手順② 分割した部屋の内側にできた壁を削除
手順③ 折り上げ天井の部分の天井の高さを変更

①折上げ天井になる部分に一部屋設置します❶。残りの部分は、四角い部屋を置いて、設計図に合せて「頂点」を追加・ドラッグで、部屋の形を変形できます❷❸。

①折上げ天井になる部分に一部屋設置します❶。残りの部分は、四角い部屋を置いて、設計図に合せて「頂点」を追加・ドラッグで、部屋の形を変形できます❷❸。

②「壁編集」パレットの中にある「壁削除」機能で壁を削除します(間取り画面で削除した壁は白く表示されます)。

②「壁編集」パレットの中にある「壁削除」機能で壁を削除します(間取り画面で削除した壁は白く表示されます)。

❸①で配置した折上げ部分となる部屋の天井高の数値を希望の高さに変更します。

❸①で配置した折上げ部分となる部屋の天井高の数値を希望の高さに変更します。

これで折り上げ天井を再現できました。

【あらわし梁の作成方法】

さらにあらわし梁を作成してみます。前回の記事で紹介した形状作成を利用することで、梁を再現することが可能です。

【折上げ天井の作成手順】
手順① 形状作成で直方体を作成
手順② 直方体をあらわし梁を設置したい場所に移動
手順③ テクスチャの設定

形状作成を使わず、間取り機能の「壁編集・柱・梁」機能から梁を配置する方法もあります(個人的には直感的にパース上で梁を移動させることができる形状作成が好みですが、自分にあったほうほうを選んでください)。

①形状作成で直方体を作成します。

①形状作成で直方体を作成します。

形状作成のどれかを選択すると自動的に4画面が開きますが、わたしは3画面が使いやすいと思います。

形状作成のどれかを選択すると自動的に4画面が開きますが、わたしは3画面が使いやすいと思います。

実際のあらわし梁も、壁紙で巻いたり、塗装をしたります。マイホームデザイナーでは木目調の壁紙が多数用意されているので、その中から梁の色柄もシミレーションしてみましょう

ちなみにですが、このパースの中のキッチン。最近データセンターに追加されたトクラスのキッチンなのですが、壁部分の収納はデータセンターに存在しないものです。

ハウスメーカーオリジナルの収納にあわせて、私が形状作成で作りました。このように直線で構成されたものであれば比較的簡単に再現が可能です。

カウンター収納は形状作成を使って自作しました。

カウンター収納は形状作成を使って自作しました。

【勾配天井の作成方法】

勾配天井を再現するには、小屋裏開口という部屋を、勾配天井にしたい部分の上のフロアに設置します。

たとえば、平屋の場合は1階には通常通りLDKを配置し、本来存在しない2階にもLDKを配置し、小屋裏開口を設置します。小屋裏開口の広さと位置は1階の勾配天井にしたい部分にあわせます。

これで、勾配天井が完成です。

もちろんあらわし梁との組み合わせも可能です。形状作成でも可能ですが、「壁編集・柱・梁」機能から梁を配置する方法であれば、勾配天井の勾配に沿って梁を配置することも出来ます。

小屋裏開口を2階のLDKに設置します。

小屋裏開口を2階のLDKに設置します。

勾配天井に梁を合せた壁の雰囲気もイメージで確認できます。

勾配天井に梁を合せた壁の雰囲気もイメージで確認できます。

今回は天井の一部の高さを変更するテクニックを紹介しましたが、床に応用すれば、床を一部分だけ下げたピットリビングや掘りごたつ、逆に一部をあげた小上がり和室といった間取りも再現可能です。

「マイホームデザイナー14」の機能を駆使することで、業務用の上位モデルを購入しなくてもある程度の間取りは再現可能です。ぜひマイホームデザイナーを使って、注文住宅の検討に役立ててみてください。

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