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2025.01.22
【執筆者プロフィール】
文・写真:Kikorist
都内で暮らす30代の会社員。家族は妻と双子の娘と猫。2021年秋に住友林業で念願のマイホームを建てました。
【マイホームへようこそ28回】で登場した我が家のこだわりポイントや検討の過程を詳しくお伝えします。
住友林業との家づくりやライフスタイルに関するブログを運営中。 blog https://kikorist.com
子育てと家づくり
わが家は、子どもが生まれる前に家づくりを始めました。子どもはいない状態で始めた家づくりですが、将来2人の子どもが生まれることを前提に家づくりを行いました。
その後、マイホームが完成し、約2年が経過したところで双子の娘が誕生。
今回は子育てと家づくりについて振り返ってみます。
子どもが生まれる前に家づくりをして良かったこと
注文住宅の計画に十分な時間をかけることが出来たのは大きなメリットでした。
ハウスメーカーとの打ち合わせはほぼ毎週行っていましたが、時には長時間に及び、半日以上打ち合わせをしたことも。夫婦二人だからこそできたスケジュールだったと思います。
また、ハウスメーカーとの打ち合わせが入っていなければ、土日は建材メーカーや住設メーカーのショールームを訪問をしていました。土日をほぼ家づくりに費やすような状況ですが、1歳児となった双子の娘を連れて今同様の打ち合わせができるかと言えば、明らかに「ノー」です。
子どもが生まれたあとに家族計画が変更に
これは失敗というか私たちの想定外なのですが、家族計画が子どもが生まれてから変化しました。
当初の計画では子どもは2人の予定でしたが、第一子・第二子がまさかの双子。そこで、子どもの計画を3人に変更することに。今妻は第三子を妊娠しており、夏に男児が誕生予定です。
当初の予定では2人だったので、子ども部屋の用意は2つ。子ども部屋は当初は仕切っておらず、将来青のラインで仕切る予定でした。
子どもそれぞれに個室を与えようとすると足りません。
そこで、今の2つの個室を活かすなら女の子と男の子で部屋を分ける、リフォームして個室を3つ用意する2案を考えています。
子どもが思春期に入ったり、受験勉強を始める時期になれば個室は必須だと考えているので、後者が本命。
赤で示したのが構造上必要な柱です。リフォームにあたっては構造上必要な柱や窓、外壁には手が入れられません。
構造的に必要な柱が少ない住友林業のビッグフレーム構法であれば、このような大規模なスケルトン・フィルのリフォームプランでも対応でき、構造上必要な柱を変更せず、現在書斎を使っている部屋を個室に変更することが可能です。
柱や筋交いの多い在来工法や壁で支える2×4では対応が難しいことがあるかもしれません。
わが家の場合は子どもが増えるという形の想定外(計画変更)でしたが、ご夫婦によっては残念ながら計画通り子どもが得られない場合もあると思います。
注文住宅は大きな買い物であるため、個人的には何となくの計画はオススメできません。子どもがいない段階で注文住宅を計画し、子ども部屋を設けるのであれば、夫婦それぞれの不妊症のチェックなどを事前にしておくといいのではないかと思います。
その上で、子どもが計画通り行かなかったときの部屋の使い方をあらかじめ考えておく、柔軟な使い方ができる間取りにしておくといった工夫をしておくと想定外の事態でもスペースが無駄にならないのではないでしょうか。
子どもがいる生活の想像は難しいが気にしすぎもよくない
子どもがいない状態で家づくりをしていると、なかなか子どもが生まれてからの生活の想像がしにくいというのもデメリットではあります。
わが家の場合は、アプローチの階段の踏板部分がベビーカーの前後車輪の幅よりも狭いためにベビーカーの上げ下ろしがしにくいという点がありました。これについては、オーダーで踏板を延長する踏み台を作って解決。
また、鉄骨階段も子どもが小さいうちは危険かもしれないと感じます。とはいえ、子どもから目が離せないのもせいぜい小学校に入学するくらいまでのこと。
あまり子どものことばかりを優先して、夫婦がやりたいことを犠牲にするのもよくないかもしれませんね。夫婦で家族計画や、何を優先すべきかをよく話し合うことが大切だと考えます。