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「 間取り・デザイン徹底シミュレーション!」 バックナンバー

6)リビング デザイン編 【徹底シミュレーション! PR記事】

2023.03.22

【執筆者プロフィール】

文・写真:Kikorist
都内で暮らす30代の会社員。家族は妻と猫。2021年秋に住友林業で念願のマイホームを建てました。

【マイホームへようこそ28回】で登場した我が家のこだわりポイントや検討の過程を詳しくお伝えします。

住友林業との家づくりやライフスタイルに関するブログを運営中。 blog https://kikorist.com

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リビングのデザインコンセプト

リビングのコンセプトは、「シックで落ち着ける空間」。わが家は都内の住宅密集地で隣家との距離も近いため、2階リビングとはいえ、窓から見える景色は隣家や向かいの家の壁になります。

そのため、開放感よりもプライベート空間としての居心地の良さを優先させました。

わが家のLDKの配置(2階)

わが家のLDKの配置(2階)

ウォルナットの挽板フローリング

床材は朝日ウッドテックの「ライブナチュラルプレミアム スタンダード」のブラックウォルナット。床暖房対応を優先させるために挽板フローリングにしましたが、挽板フローリングでも十分な高級感があります。

ウォルナットは、マホガニー、チークと並んで世界三大銘木と呼ばれ、高級家具などにも採用される樹種です。落ち着いた色合いと重厚感あふれる木目が、高級感のある空間にしたい場合に最適です。私たちが建てたハウスメーカーでも、ウォルナットはオークと並んで人気だそうです。

壁紙の色にもこだわりました。一般的には壁紙には白を選ぶことが多いと思いますが、思い切ってベージュの壁紙を天井を除く壁に採用しました。ウォルナットの床材との相性もよく、採用して良かったと思います

ウォルナットの床材にベージュの壁紙。希望したコンセプト通り落ち着いた雰囲気が演出できました。

ウォルナットの床材にベージュの壁紙。希望したコンセプト通り落ち着いた雰囲気が演出できました。

壁掛けテレビとエコカラット

テレビ背面にはエコカラットの「ストーングレース(チャコール)」を採用しました。テレビ背面とストーングレースの組み合わせは注文住宅では人気の組み合わせです。

天井部分にはユニバーサル「グレアレスダウンライト」を採用して、壁面を照らすようにしました。ダウンライトをあえて壁面に寄せることによってスポットライトのような演出効果が得られます。

テレビはスッキリさせるために壁掛けに。レコーダーやゲーム機を収納したテレビボードとは壁内に通したケーブルで繋がっています。壁掛けテレビにするためには、コンセントやテレビアンテナだけなく配管や配線計画も、打ち合わせ時に決めておく必要があります。

また、映画鑑賞が趣味のため、天井には6個のスピーカーを埋め込み、リビングホームシアターとしています。

テレビは75インチの液晶テレビを壁掛けに。その背面はチャコールグレイのエコカラットを。

テレビは75インチの液晶テレビを壁掛けに。その背面はチャコールグレイのエコカラットを。

折り下げ天井で居心地のいい空間に

天井には間接照明を採用したこともあり、担当インテリアコーディネーターのアドバイスで白系で不陸(=下地となる石膏ボードの継ぎ目などが浮き出る現象)が発生しにくい厚めの壁紙を選択しています。

リビングのソファーの真上に当たる部分は20cm折り下げています。天井を低くすることで居心地をよくすることができます。吹き抜けや勾配天井といった天井を高くすることで開放感を高める空間デザインも人気ですが、居心地の良さやくつろぐ空間という点では低い天井に軍配が上がります。

折り下げ天井には無垢材を採用することで、より落ち着ける空間にしています。採用したのはマルホンの「リブ天井材」。無垢板を使用しているため、リブの溝が深く、高級感がある意匠が特徴です。

ソファの上の天井を20㎝折り下げています。

ソファの上の天井を20㎝折り下げています。

折り下げた天井部分には、陰影のある無垢板を使った天井材を。

折り下げた天井部分には、陰影のある無垢板を使った天井材を。

インテリア選び

カウチ付きのソファと、円形のソファ、サイドテーブルはarflexで統一しています。

大手ハウスメーカーが共同で開催しているインテリアフェアにも参加して多数のメーカーを検討しましたが、一番座り心地がよく、またモダンなデザインがわが家に合っているということでarflexに。長期間にわたって使い続けるために、たとえ商品が廃番になってもカバーや中身のクッションを半永久的に提供するというメーカーの姿勢にも共感しました。

ソファは夏でも春でも快適に過ごせるグレージュのファブリックを選びました。レザーは高級感と耐久性、汚れにくさがある一方で、夏は汗でベタついたり、冬はひんやり感じるデメリットがあります。また、わが家は猫を飼っているため、タオルのような目の粗い張地を選んでしまうとあっという間に爪でボロボロにされてしまいます。その点を考慮して目の細かい張地を選びました。

円形のソファは、あえてカウチソファとは素材と色を変えてダークブラウンのレザーを採用。色と素材を変えることでアクセントにするコーディネートは、最近の流行しているそうです。

円形のソファは、あえてカウチソファとは素材と色を変えてダークブラウンのレザーを採用。色と素材を変えることでアクセントにするコーディネートは、最近の流行しているそうです。

ソファの張地は、猫の爪の入りにくい目の細かいものを選びました。

ソファの張地は、猫の爪の入りにくい目の細かいものを選びました。

テレビボードは造作の家具メーカーでオーダーメードで製作いただきました。収納する機器にあわせて設計してもらい、AVアンプやレコーダー、ゲーム機器以外にセンタースピーカーとサブウーファーも収納できるようになっています。

リモコンで操作できるよう正面部分をルーバーにしたり、サイドのキャビネットには内引き出しも設けるなど、機能性にも配慮しています。

テレビボードは造作家具。壁に固定させるフロートデザイン(床から浮いているデザイン)で発注しました。

テレビボードは造作家具。壁に固定させるフロートデザイン(床から浮いているデザイン)で発注しました。

中にはセンタースピーカーやサブウーファー、アンプ、レコーダー等を入れています。

中にはセンタースピーカーやサブウーファー、アンプ、レコーダー等を入れています。

空間づくりと素材にこだわり居心地のいいリビングに

リビングはもっとも長く滞在する空間であるため、タイル柄の壁紙ではなくエコカラット、木目シートではなく無垢材や突板というように、できるだけ質感の高い本物素材を採用しました。

下がり天井や間接照明、壁面を照らす間接照明などとあわせた空間づくりと、こだわって選んだ家具によって居心地のいいお気に入りの空間になりました。

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