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2026.09.30
【執筆者プロフィール】
間取りの中で、家電に関するレイアウトをみなさんと一緒に考えていく連載です。レイアウト例、家電の成功と失敗の口コミ、コンセントの配置等、家電にまつわるトピックを取り上げていきます。
文・図:まっしんはやぶささん https://blog.kisekinomyhome.com//イエマガ編集部
間取り図:株式会社ホームプランニング1000 https://www.megasoft.co.jp/madori/
ライフスタイルと設置場所にあった選び方
前回までは、セカンド冷凍庫の需要が高まっている背景と、「置けるスペースがない」「電気代が心配」「霜取りが面倒」などの様々な疑問にお答えしてきました。
今回は、タイプ・容量別に、特徴と適した使い方を考察します。
セカンド冷凍庫は、「大きければいい」「安ければいい」ではなく、ライフスタイルと設置場所を起点に選ぶことが、長く使える一台を見つけるコツです。
どのタイプを選ぶ? 利用シーンで変わるドアの開き方の違い
ここでは、セカンド冷凍庫のドアタイプを大きく3種類に分けて考えてみます。見た目の違いだけでなく、使い勝手・設置場所の条件・電気代にも影響するため、しっかり把握しておきましょう。
① 前開き式(縦型)
冷蔵庫と同じように、前面のドアが手前に開くタイプです。縦長のスリムな形状が多く、キッチンやパントリーの隙間にも設置しやすいのが特徴です。
●メリット
・毎日出し入れするものに向いており、アクセスしやすい。
・幅35cmから50cm前後のスリムな製品もあり、キッチンやパントリーの隙間にも置きやすいのが特徴
・引き出し式のトレイやドアポケット等収納方法が豊富で、整理しやすい
●デメリット
・ドアを開くための前面スペースが必要
・上開き式と比べると、開閉時に冷気が逃げやすい
① 前開き式(縦型)こんな方におすすめ:普段使いが多い方、少量ずつこまめに取り出す方、キッチンやパントリーに設置したい方。
② 上開き式(チェスト型)
上部のフタを開けて食品を出し入れするタイプです。「ストッカー」「冷凍ストッカー」とも呼ばれます。
メリット
・開閉時に冷気が流れ出にくい構造のため、省エネ性を重視する場合の選択肢になる。
・大容量モデルが多く、まとめ買いや大量ストックに向いている。
・ブロック肉や大きな魚など、サイズが不規則な食品も入れやすい。
デメリット
・上部にフタを開けるスペースが必要なため、棚の下や天井が低い場所には設置できない。
・深さがあるため、底に入れたものが取り出しにくい。長期保存品を下に、よく使うものを上に入れる使い方の工夫が必要。
こんな方におすすめ:大量ストック派の方、ふるさと納税をヘビーに活用する方、大容量を効率よく確保したい方。
③ 上開き式(スライド扉型)
上開き式に分類される製品の中には、フタを真上に開くのではなく、左右にスライドさせるタイプもあります。ガラス扉で上から中身を確認できる製品もあり、コンビニのアイスクリームケースを思い浮かべるとイメージしやすいでしょう。
●メリット
・上部スペースが少なくても設置できる(フタを真上に開ける必要がない)。
・扉の開閉が軽く楽に食材の出し入れができる。
・冷気が逃げにくく、チェスト型と同様に電気代を抑えやすい。
●デメリット
・チェスト型に比べて開口スペースが狭く大きな食品の出し入れに不向き。
・チェスト型に比べて製品の種類・流通量が少なく、選択肢が限られる。
・扉の閉め忘れ、半開きで冷気漏れが起きやすい。
こんな方におすすめ:上部スペースに棚がある場所へ設置したい場合、アイスクリームやロックアイスなど、決まった食品を冷凍したい場合等。
容量はどれくらい? 家族構成と使い方に合わせた目安
容量選びは「現在の使い方」だけでなく、「今後どう活用したいか」も含めて考えるのがポイントです。
少し余裕のあるサイズを選ぶと、食材のまとめ買いや急なストックにも対応できるので、活用の幅がより広がります。
■ 30〜60L(小型):少量のストックや、すぐ使いたい場所に
・パントリーや玄関など、隙間・デッドスペースに気軽に設置しやすいコンパクトサイズ。
・リビング・寝室・書斎など、必要な場所に置きやすい。
・ふるさと納税の返礼品を月1〜2回程度受け取る場合にも対応できる容量。
■ 100〜120L(中型):2〜4人世帯の融通の効く用途に
・まとめ買いやふるさと納税の返礼品もしっかり収まる、バランスの良いサイズ。
・スリムタイプが充実しており、キッチンやパントリーなど、限られた隙間でも高さを活かした収納力が得られる。
・家族4人のまとめ買いや、ふるさと納税などのストックにも対応しやすい容量。
■ 150L以上(大型):大家族・ヘビーユーザーに
・大量ストック派や、ふるさと納税を積極的に活用する家庭に向いた余裕の大容量。
・釣りや農作物など、特定の用途で大量に保存したい場合にも対応しやすい。
・設置スペースに余裕が必要なため、新築設計段階での計画が特に重要。
※カタログの容量は庫内の定格内容積です。引き出しやバスケット、食品同士のすき間も必要になるため、表示容量いっぱいまで収納できるとは限りません。
次回は設置場所の確認を行います。タイプ別・外形寸法の目安、必要なスペースと注意点、また、番外編として「ポータブル冷凍・冷蔵庫」の活用法もあわせてご紹介します。



























