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2021.02.03
【執筆者プロフィール】
黒﨑友晴
兵庫県西宮市でガーデンづくりから住まいのリフォームまで設計・施工を手掛ける 「アテックスデザインワークス株式会社」の代表。
大切な住まいだからこそ、住まう人のライフスタイルに合った機能的で快適なプランニングを心がけています。
一級建築施工管理技士
二級造園施工管理技士
フラワーデザイナー
コロナ禍でまだまだ世界中が大変ですが、前を向いて頑張っていきましょう!! 今年もよろしくお願いいたします。
不要不急の外出を控える時、忙しい毎日だったから気が付かなかったお家の「こんなところ、あんなところ」…お家に居るものだから気になってしょうがない…私もです。この際だからできることからやっていきましょう!
今回は、ご質問のあった「住まいの外装・外構メンテナンス」について解説します。
どれぐらいでメンテナンスが必要?
■ご相談
新築から10年になります。外壁・外構が当初よりすっかり薄汚れてきました。一般的に、どれぐらいの年月でメンテナンスするものなのでしょうか?
■回答
建築物の外壁材の仕様により異なりますが、外壁塗装の場合、私は新築時から目安として13年から15年ぐらいでの第1回目のメンテナンス時期かと思います。
その後は、一般的な塗装で10年から12年が目安ではないでしょうか。しかし、新築時の塗装材や外壁材(例えばサイディング材等)が、比較的耐久性の高いフッ素系や光触媒等ではメンテナンスのタイミングは異なります。
ただ、窓まわりや外壁材ジョイント部分のシーリング材(コーキング類)は劣化が早いので難しいところです。
雨樋や庇・水切りなどの板金部分の劣化も早いです。屋根材に至っては素材と立地条件により大きく異なります。手遅れになるとメンテナンスできなくなり葺き替えとなり大きな出費が予想されます。
バルコニーの防水も工法や立地条件により大きく異なりますが、同様に10年程で劣化が始まります。
これらを考慮して、一般的にはお住まいの外装メンテナンス時期を10年~で推奨していることが多いです。修繕積立費が必要なのは、マンションだけではありませんね。
外構についても同様ですがテラスやガーデンルーム以外の製品では比較的「雨漏りなど」生活に直面する問題は少ないですね。
外構の目安としては、前述の外壁のメンテナンスと同時に、洗浄や塗装をおすすめします。高圧洗浄するだけでもスッキリしますし、その上で高耐久の撥水剤を施すこともオススメです。
表札やポストを交換して気分転換もいいですね。インターホンの子機も調子が悪くなる頃ですので一緒にインターホンカバーでイメージチェンジも。
大きくなりすぎた植物の大胆剪定で再生計画や、思い切ってお好きな植物に植替えもいいですね。
●10年後の外装・外構のメンテナンス例
□ 外壁塗装/外壁材(シーリング材)
□ 雨樋や庇・水切りなどの板金部分
□ 屋根材の劣化
□ バルコニーの防水
□ 外構の洗浄・塗装
□ インターホン
□ 大きくなった樹木の剪定 等