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黒ア友晴
兵庫県西宮市でガーデンづくりから住まいのリフォームまで設計・施工を手掛ける 「アテックスデザインワークス株式会社」の代表。
大切な住まいだからこそ、住まう人のライフスタイルに合った機能的で快適なプランニングを心がけています。
一級建築施工管理技士
二級造園施工管理技士
フラワーデザイナー
たくさんいただきましたご相談や感想の中で、今回は外機工事のハード材で最も多く使用され、エクステリアを完成させるうえで欠かせない【コンクリート】についてのご相談を基にお話しさせていただきます。
■ご相談
半年前の新築時に完成した駐車スペースのコンクリート土間の横にもう一台分のコンクリート土間を追加工事したく、施工業者さんに相談したところ、「仕上がりでコンクリート土間の色や質感が既存のコンクリート土間と異なる場合があります」と言われました。
■回答
一般的に「コンクリート」と言われるものには、よく耳にする「モルタル」や「セメントペースト」をはじめ、実際には多くの種類があります。これらは、混合される配合物の種類によって大まかに分類されます。
モルタルは、セメント(粉状の石灰石や石膏)と砂(細骨材)が水で混錬されたもの。セメントペーストはセメントと水。コンクリートは、モルタルに砂利・砕石(粗骨材)が混錬されたものです。その中で、施工用途によりセメントや水の量を変化させます。お料理と同じですね。
当然、夏と施工された半年前の冬ではコンクリートの硬化するスピードも異なります。天候によっても左官職人の仕上げるタイミングでが変わります。
また、同じ日に打設したコンクリートでもコンクリート工場(プラント)が異なれば骨材の産地やJIS規格内の配合誤差で仕上がりがまったく異なります。
グレー色なんだけどちょっと濃いとか白っぽいとか…使用して汚れてくると気にならなくなるのですが、気になる方は最初から2台分で注文しましょう!
■ご相談
ステンシルコンクリートは、補修というのはできるのでしょうか? わが家は、スロープとカーポートの一部に採用していますが、10年以上経って消耗が目立つようになってきました。
■回答
以前にもご紹介しましたコンクリートの化粧材でステンシル工法やスタンプ工法。ディズニーランドやUSJ、アウトレットモール等の商業施設の床にも多く使われています。
打設したてのコンクリートにカラーハードナーという骨材や硬化剤の入った(色の付いた粉)を散布し硬化前のコンクリート表面にすり込み、レンガやタイル・自然石調の色をその場所でつくります。
散布前にさまざまな柄のパターンをコンクリート表面に貼り、散布したカラーハードナーをすり込んだ後、そのパターンを剥がすとレンガなどの柄目地が出てくるステンシル工法。
また、カラーハードナーのすり込み後にレンガや石のテクスチャ-が付いたゴムマットを上からハンコを押すように押し込むと凹凸表現でレンガや岩肌が出てくるスタンプ工法。
どちらも職人技の商品です。これらは工法からわかるように、コンクリート表面に数ミリの色のパウダーをすり込んでいるので経年使用によって、部分的な剥がれや退色が見られるようになります。
基本的に補修は難しいので、そうなる前のメンテナンスが大切です。
建築時に塗布されてると思いますが、表面を保護する専用のコーティング材があるので、3年程度を目安に塗布すると、当初の鮮やかな色を長く保てます。
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