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黒ア友晴
兵庫県西宮市でガーデンづくりから住まいのリフォームまで設計・施工を手掛ける 「アテックスデザインワークス株式会社」の代表。
大切な住まいだからこそ、住まう人のライフスタイルに合った機能的で快適なプランニングを心がけています。
一級建築施工管理技士
二級造園施工管理技士
フラワーデザイナー
前回に引き続き、「お庭に小道を造りたい」というご相談へのアドバイスです。今回は、植栽を使った小道の演出方法についてお話します。
せっかく造るなら、お庭の中を歩きたくなる・歩くのが楽しくなる小道にしたいものですね。まずは、森の一部や自然庭園風に演出するための植栽の植え方をご紹介します。
1)中高木で奥行を出す。もちろん、その樹木の生育に適した環境が一番です。樹形や葉形・葉色なども考慮して遠近感を演出する。
2)中低木でそれぞれの樹木をつなぎ一体感を演出する。
3)石や木材などなるべく自然素材を使用した小道をつくる。
4)下草・地被類・季節の草花で自然にのびのびと植栽する。苔やシダ類も演出効果抜群。
5)照明や小さなスポットライトで間接照明を演出。決して照明器具の存在感をさない。
チャレンジする前に、山歩きや自然公園に行き、気にいった自然の一部を脳裏に焼き付けておくといいですね。
次は、スタイリッシュ・人口的な庭園を演出するためのコツをご説明します。
1)樹木の種類は2〜3種類。1種類でも表現できます。
2)高木と低木のみ各1種類または、高木1〜2種類と足元をモダン色の自然の石ころで埋め尽くす。または低木密植1種類。
3)コンクリートや洗い出し仕上げなど、なるべく無機質にする。石ころのみでもよい。
4)照明は、建物や外構の金属素材が合う照明器具で演出。照明器具の存在感を上品に見せる。
リゾートホテルや近代アートの美術館、街中の店舗でもよく使われる手法ですね。
雑草との闘いは永遠のテーマですね。自然庭園の場合は、雑草も自然の摂理、それも植物として考えましょう。ただし、常に短くカットする、大きくしないなどのルールを決めて、見栄えを整えましょう。
芝生があれば同じタイミングですべて短くカットしてください。雑草だらけの広場も、短くカットしていれば原っぱになりますね。
スタイリッシュな庭園の場合は、一瞬の雑草もあってはいけません。防草シートやリアルな人工芝を使って抑制してください。石ころを敷き詰めるた場合も、雑草があってはいけません。
人気の高いスタイルですが、シンプルな庭を維持することは、「SIMPLE is 大変」です。
2回に渡って、素材と植栽について解説しました。ぜひこの機会に小道をつくって、眺めるだけのお庭から散策したくなるお庭へとグレードアップさてください。
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