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黒ア友晴
兵庫県西宮市でガーデンづくりから住まいのリフォームまで設計・施工を手掛ける 「アテックスデザインワークス株式会社」の代表。
大切な住まいだからこそ、住まう人のライフスタイルに合った機能的で快適なプランニングを心がけています。
一級建築施工管理技士
二級造園施工管理技士
フラワーデザイナー
世界中を揺るがせた新型コロナウイルス。緊急事態宣言というこれまで、誰も経験したことのない事態に直面しましたね。この季節には、いつも賑わう事務所前の植物園も街中も閑散としていました。
唯一良かったことは、お家に居る時間が長くなったことで、大掃除・断捨離・DIY等について、よく聞くようになったことです。「やらなければ…」「変えないと…」と思っていたことに取り組む、ライフスタイルを見なおす時が来たように思います。 お庭についても例外ではありません。
ついつい、後回しにしていた倉庫や勝手口附近の要らないものの処分。ケルヒャーで洗浄。見て見ぬふりをしてきた草抜き。
樹木の剪定の仕方を勉強する。ガレージに棚をつくる。花を植える。野菜をつくる。中には、ウッドデッキやパーゴラをつくった!という強者の方もいました。
緊急事態宣言で、お庭という空間の意味や大切さを、感じた方も少なくないはずです。そんな中、「お庭に小道を造りたい」というご相談が寄せられました。
「小道」と聞いて、そんな大きな庭じゃないよ!と思われる方も多いと思います。
山道や植物園の通路のようなイメージを持たれるかもしれませんが、家のまわりを通るコンクリートの犬走りや、駐車場への通り道・エアコンの室外機前も、お庭の小道となります。
「小道」は大小に関わらず、植物をいろんな角度から観察できるようにつくることがポイントです。
お庭でよくあるのが、「あの木の奥へは、うっそうとして入っていけない」、「クモの巣や毛虫が気になる」など、せっかくのお庭を活用できていないケースです。
特に、境界塀のすぐ横に植えられた樹木たちはそうなりがちです。境界塀と樹木の間に人が通れる幅を確保することで、常に目の行き届く清潔なお庭を維持することもメリットです。
「小道」をつくることで、眺めるだけのお庭から散策したくなるお庭へと、グレードアップするのです。
■土のまま
よく歩くだけで、あぜ道っぽくなります。
■砂利を敷く
簡単に敷くだけです。将来下の土に埋もれて、無くなってしまうこともあります。砂利の下に、防草シートの設置がオススメです。
■石ころを並べる
その石のなるべく平らな部分を上にして並べて埋込みます。いい雰囲気がでます。
■乱張り石を置く
土を均して乱張り石を適当な間隔で置く。石と石の間から草花が生えるという演出も楽しいです。
■レンガを敷く
レンガが、少し浮くように埋め込む。デザインパターンはさまざまで、表現力がありますね。
■枕木を埋める
重いので加工しづらい素材ですが、存在感がありますね。防腐処理されていないタイプは、シロアリに要注意。
■土を固める
市販のもので、水をかけるだけや混錬するタイプがあります。将来、地割れのようになるところが、気になりますが…。
■丸太を埋める
丸太棒をハイキングコースのように埋めます。また、輪切りにして小口を上にして、ぎっしりならべるのも個性的。
■ウッドチップ敷き
いわゆるマルチングです。雰囲気がでますね。肥料として土に分解されるので、定期的に撒いてください。
素材は、お庭や外構・建築物のスタイルに合わせて選びたい放題です。デザインに悩む場合は、お近くのお寺や神社・植物園や美術館の庭などに行って足元を観察してみてください。
好きなタイプを見つけるヒントになると思います。
次回は、植栽を使って小道を演出する方法と、その実例をご覧いただきます。
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