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2026.07.29
【執筆者プロフィール】
間取りの中で、家電に関するレイアウトをみなさんと一緒に考えていく連載です。レイアウト例、家電の成功と失敗の口コミ、コンセントの配置等、家電にまつわるトピックを取り上げていきます。
文・図:まっしんはやぶささん https://blog.kisekinomyhome.com//イエマガ編集部
間取り図:株式会社ホームプランニング1000 https://www.megasoft.co.jp/madori/
なぜ今、セカンド冷凍庫なのか?
最近、急激に製品のラインナップが増加している冷凍専用庫。量販店やネット上でも見かけることが増え、興味を持たれている方も多いのではないでしょうか?
今回から、「いつか必要になるかも」と気になっている方、「わが家には置く場所なんてないから関係ないかも」そう思っている方にも、ぜひ読んでみてほしい「セカンド冷凍庫」をテーマに、需要が高まっている理由や設置スペース、上手に無駄なく使いこなす方法を考察します。
もし、注文住宅・リフォームを検討中の方であれば、設置場所・コンセントの位置・放熱スペースなど、より最適にプランできますので、計画を立てるときのヒントにしていただければと思います。
最適な場所に冷凍庫を置くためには、設計段階で検討しておくことがおすすめです。
こんなに便利!冷凍庫のある生活
コロナ禍での食品のまとめ買い、ふるさと納税の返礼品の保存、物価高を背景とした食材ストック……セカンド冷凍庫の需要拡大は、複数の環境変化が重なって起きた現象と考えられます。
●まとめ買い・作り置き文化の定着
コロナ禍を経て、「週1〜2回のまとめ買い+作り置き」というライフスタイルが広く定着しました。共働きや在宅勤務の多い世帯にとって、買い物と調理時間の削減ができる冷凍ストックは、欠かせない生活インフラです。
「まとめ買い+作り置き」で節約・家事の時短をしたいという家庭も増えています。
●ふるさと納税の返礼品保管場所問題
寄付総額が増加し、制度の利用者の裾野が広がっている、ふるさと納税の返礼品では、肉・魚介・惣菜・デザートなど冷凍で届く食品がランキングの上位で人気を集めています。「返礼品が届いても冷凍室の空きが足りない」という悩みも、セカンド冷凍庫の需要を後押ししています。
魅力的な「ふるさと納税の返礼品」には、肉・魚介・惣菜・デザートなど冷凍品がたくさん…。一度にたくさんの量が届くものも。
●食品価格の高騰と備蓄意識
物価高を背景に、大容量で安くまとめて買って冷凍する「冷凍備蓄」の習慣が広まっています。また、台風や地震などの災害時に備えた食料ストックとして冷凍庫を活用する家庭も増えています。
安く買える「まとめ買い」も増えてきました。食材のストックがあると災害時にも安心です。
●省スペース製品の充実
以前は大型の業務用を連想させたセカンド冷凍庫ですが、現在は幅45cmのスリムタイプや、上開き・前開きのコンパクトモデルが充実しています。設置場所の制約がある家庭でも検討しやすくなっています。
スリムタイプやコンパクトモデル等、省スペースの冷凍庫の選択肢が増え、置き場所が確保しやすくなりました。
置き場所を考える
置き場所案①
レンジ台と置き換える
「キッチンはすでにパンパンで、新たに冷凍庫を置く場所がない」というのは、最もよく聞く声です。しかし実は、現在あるものを置き換えることで解決できるケースがあります。
そのひとつが「レンジ台との置き換え」というアイデアです。最近のセカンド冷凍庫には、天面が耐熱仕様になっており、上に電子レンジをそのまま載せられる機種が登場しています。
「どこかに新しくスペースを作る」のではなく、「今あるものと入れ替える」という発想で、設置のハードルがぐっと下がります。
ただし注意点があります。天面耐熱仕様かどうかは機種によって異なります。対応していない機種の上にレンジを置くと、冷凍庫の故障や発火の原因になる可能性があるため、購入前に必ず仕様を確認してください。
レンジ台の棚に収納していた保存食などを冷凍庫の中に移すことで、逆に収納に余裕が生まれる場合もあります
置き場所案②
キッチンに置かなくていい
「せっかくすっきりしたキッチンにしたのに、また家電が増えるのは嫌」という気持ちはよくわかります。しかし、セカンド冷凍庫は必ずしもキッチンに置く必要はありません。
セカンド冷凍庫に必要な設備は、基本的に家庭用の100Vコンセントと、アース端子だけです。これらさえ確保できれば、設置場所の自由度は非常に高くなります。※製品の設置方法に従って放熱スペースを確保してください。
パントリーの中にあるとほかの食材ストックと一緒に管理できて便利。コンセントとアース端子をの取り付けを計画しておきたいところです。
例えば
■玄関土間・シューズクローク:買い物帰りにそのまま収納できる。直射日光が当たりにくく温度が安定しやすい。
■パントリー:食品ストックをまとめて一か所に管理できる。キッチンの見た目を崩さない。
■ランドリールーム:デッドスペースを有効活用できる。キッチンと動線がつながっている家も多い。
■ガレージ・物置:アウトドアや釣り等の趣味用途に便利。生ゴミの一時保管の使い方も。
特に新築であれば、こうした場所にあらかじめコンセントとアース端子を設けておくことで、セカンド冷凍庫を自然に組み込めます。これが「設計段階で考えておく」最大のメリットです。
注意点として、延長コードやタコ足配線での接続は避けてください。冷凍庫は24時間稼働し続けるため消費電力が大きく、過熱による火災リスクがあります。壁のコンセントへの直接接続が基本です。
次回は、「セカンド冷凍庫」使いこなし術、気になる電気代やメンテナンスについて見ていきます。



























