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「 土地探しのコツ」 バックナンバー

地盤の強さと基礎構造【土地探しのコツ 17】

2022.03.30

【執筆者プロフィール】

住宅proアドバイザーたのさん

30年地域ビルダーに勤務、現在住宅アドバイザーとして個人住宅のコンサルタントとして活動中。長年の経験を生かして、住宅購入を検討する方々に役立つこと、迷うところ、悩むところに寄り添った情報を発信していきます。

https://kura-labo.com/

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任せっきりで大丈夫?

地盤調査が終わると、たいていのお客様が試験結果の発表を待つ受験生のように、ドキドキしながら連絡を待つことになります。なぜドキドキするかといえば、地盤調査の結果によって地盤改良工事が「いる」「いらない」と大きな分岐点となるからです。

さらにその結果如何によって、地盤改良工事の費用が想定していた予算を上回り何百万となってしまうこともあります。資金計画を大きく狂わせてしまう可能性を秘めている工事が地盤改良工事なのです。

そもそも、地盤改良工事は義務なのでしょうか。

実は、『法律上の義務はありません』。建築基準法では、地盤調査は義務づけられていますが、地盤改良は必ずしも行わなくてはいけないと規定されている訳ではありません。土地の固さで、必要で無い場合もあるわけですから、必ず必要とはなっていません。

ただし、「住宅の品質確保の促進等に関する法律」によって、地盤調査の結果から、必要とされる対策を講じることが求められ結果、間接的に地盤改良が必要な土地の場合、地盤改良が必須となっています。

地盤改良が必要になる基準は?

一般的な木造2階建て住宅の場合、荷重は11~13kN/㎡で土地の固さ(支持力)が建物の荷重以上あれば沈下しないことにはなります。ところが地盤の強度は一定ではなく、地層ごとの評価、地下水位の有無、造成と元地盤の関係など総合的に判断され判定が行われます。

また、建物の基礎の構造は、「地盤の長期許容応力度が1㎡」につき

20kN/㎡未満…基礎杭を用いた構造としなければならない
20kN/㎡以上30kN/㎡未満…基礎杭を用いた構造またはべた基礎としなければならない
30kN/㎡以上…基礎杭を用いた構造、べた基礎または布基礎としなければならない

と規定されています。(平成12年5月23日建設省告示第1347号 参照)

【基礎杭】
基礎の底面からを堅い地盤まで届くコンクリートの杭を打ちます。

【べた基礎】
家を建てる地面全体に、鉄筋コンクリートを流し込み、コンクリートと鉄筋で、建物の沈下を防ぎます。建物の床下がすべてコンクリートで覆われるので、湿気やシロアリに強い基礎です。ただし、強度が増す分だけ、基礎工事の費用が高くなります。
※立上り部分の高さは地上部分で30cm以上と、立上り部分の厚さは12cm以上と、 基礎の底盤の厚さは12cm以上。

【布基礎】
逆T字状鉄筋コンクリート入りの基礎を柱や壁の下に奥深く(地面から深さには24cm以上)打つ工法で、柱と柱の間は、床下に土が見える部分があります。コストは、ベタ基礎より安く抑えられますが、湿気やシロアリについては対策が必要です。
※底盤の幅は、地盤の強度と建物の種類によって変わります。

それでは、地盤調査の結果で地盤改良が必要になった場合、どのような工事が行なわれるのでしょか。工事の種類と各々のメリット・デメリットや費用の目安。工事発注時の注意点を次回、解説します。

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