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「 分離発注とハーフセルフビルドで」 バックナンバー

第20回 外壁の下地選び

2024.02.14

【執筆者プロフィール】

tiu さん

ある日、格安の土地を見つけて、新築計画をスタートしたところ、思わぬトラブルで一度断念することに。改めて始めた家づくりを支えてくれたのは、分離発注での契約を専門とする一級建築士事務所でした。

自由度も高く、すべてを建築業者に任せるより安くつくれるけれど、手間と時間がかかる「分離発注」と自分たちでできることはするという「ハーフセルフビルド」で、憧れの北欧風ハウスが完成しました。

ちょっと他とは違った家づくりのストーリーをこの連載で綴っていきます。

Blog https://myhomeblog.tiulabo.net/

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第20回 木工事外壁の下地選び

この度の石川県能登地方を震源とする地震により被害を受けられた皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。

前回の「上棟」に続き、工事工程の3話目ですが、主に外壁下地についての話になります。わが家は分離発注なので耐震性能も一から検討することになりました。この回では、外壁の下地の工事の様子とわが家が選んだ耐力壁の特徴についてご紹介します。

工事の流れ

わが家の工事の流れはこちら。今回は22日目「外壁の下地」の工程になります。

【18日目】基礎完成
【20日目】建方(1階部分)、足場組み
【21日目】上棟
【22日目】外壁の下地 ←今回のお話
【25日目】屋根工事
【27日目】床工事
【36日目】サッシ工事
【34日目】階段工事
【42日目】断熱工事/外壁工事

上棟の翌日、工事が始まる前に現場へ行ってみました。

現場が近づくと新しい木の香りがただよってきます。まだ上棟したばかりで柱と屋根しかない状態ですが下から見上げると壮観です。

実はこの状態が見られるのは人生でほんの数日しかなかったりします。貴重なタイミングなのでいろんな角度からたくさん写真を撮っておくのがおすすめです。

筋交いがない?

柱の構造を見ていると「筋交い」が少ないことに気がつきます。

筋交いは気密が取りにくく、断熱材の施工がしにくい理由もあり、高気密工断熱の家を建築する場合は採用されなくなってきているようです。

地震や台風などの横からの力に耐えられる壁を耐力壁といいますが、現在では筋交いの代わりに「耐力面材」が多く採用されています。耐力面材は気密をとりやすく、断熱材が施工しやすいのに加え、面で強度を保つため建物にかかる負荷を分散することができ地震や台風の揺れに強いメリットもあります。

以前、ハウスメーカーで契約していた時は耐力面材は構造用合板一択でしたが、今回は分離発注(建築士事務所)なので自由。

いろいろ調べると、安価な構造用合板から、建材メーカーが開発した耐力面材(モイス、ダイライト、ハイベストウッドなど)までさまざまな選択肢があることが分かってきました。

わが家は、費用を抑えたかったのもあり構造用合板が候補だったのですが、建築士さんのおすすめもあり「ダイライト」(大建工業)を採用することに。その理由は後ほどご紹介します。

構造用合板とダイライトの違い

構造用合板とダイライトの特徴をまとめてみました。

これを見比べると両者は耐震性は同じくらいですが、ダイライトは構造用合板のデメリットを補う仕様になっていることが分かります。

ダイライトを採用した一番の理由

では、耐震性はほぼ同じなのになぜコストをかけてでもダイライトを採用する必要があったのか?

それは「ダイライトに湿気を通す性質(透湿性)がある」のが理由でした。

わが家は、断熱材にこちらも透湿性のあるアイシネン(発泡ウレタン断熱のひとつ)を採用する予定だったので建築士さんから、

「断熱材にアイシネンを使うなら、ダイライトがおすすめです」

というご提案をいただいていました。

つまり、図のようにアイシネンのように透湿性を持っている断熱材と、透湿性を持たない構造用合板を組み合わせると、壁内に結露が発生してしまうリスクがあるということです(左図)

結露は柱を腐らせ、結果として家全体の耐震性が落ちることにつながるため、長期的な耐震性を考える場合、ダイライトがおすすめというわけです。

こうして、わが家はダイライトを採用することになりました。

ダイライトの工事の様子。

ダイライトの工事の様子。

外壁の下地が完成

その日の夕方、現場にいってみるとダイライトがすでに貼られていました。さすが仕事が速いですね!

あ、上棟の写真3枚しか撮ってない…。

外壁下地の完成。

外壁下地の完成。

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